今、本人が語る!発達障害ではなくても大変な不登校体験!社会人になり大活躍するカイロプラクターの成長ストーリー 【前編】

不登校中に家庭内で暴れ、壮絶な中学生時代を過ごしたにも関わらず、 自ら高校受験を決め進学。そこには、不登校中のユニークな過ごし方や家族の接し方に、発達障害の有無に限らない大事なポイントがありました。インタビューを通して解き明かします!
 

【目次】

 

1.学校に登校できなくなった理由と家族の反応

 
 
現在、カイロプラクティックを開業し、カイロプラクターとして活躍しながら、不登校の子や、そのお母さんの体と心もサポートしている四方和貴さん。
 
 
とてもユニークで、四方さんが話し始めると、悩みを抱えるお母さんたちも、思わず笑ってしまいます。しかし実は、四方さんは壮絶な不登校時代を過ごした元不登校児
 
 
今は、「目の前の人を笑顔にしたい」と話す四方さんが、どんな不登校時代を過ごしたのか?また、なぜ、不登校の子にはママの笑顔が一番大事!」と力説するのか?
 
 
社会人になりカイロプラクターになるまでの軌跡と現在の思いをインタビューしました。
 
 

――いつから、不登校になりましたか?

 
 
「小学生3年の頃から頭痛が始まり、休みがちになりました。小学生の頃は、それでもなんとか卒業証書はもらうことができました。
 
 
母親に、『頭が痛いから休みたい』と言うと、決まって体温計を渡されるんですよ。でも、計っても熱はないから、『熱がないんだから、行きなさい』『ズルだ』と言われ、自分は悪いことをしているんだなぁと思うようになりました。
 
 
そして、中学生になり、友達たちが一斉に塾に通い始めたり、テストの点数がどうとか言い始めたりして、その変化についていけず、入学から1週間ほどで完全不登校になりました。」
 
 

――その時の、ご両親はどのような反応でしたか?

 
 
「小学生のうちは、まだ時々登校していたので、母親だけに『学校へ行きなさい』『休むなら、学校には自分で電話しなさいよ』と言われていました。
 
中学生になり本格的な不登校になると、いよいよ父親も介入してきました。父親から一度だけ蹴り飛ばされた覚えがありますね。
 
父親に見つかると怖かったので、とりあえず外へ出て学校へ行ったふりをするか、父親が出勤するまで、タンスの奥にパンと飲み物を持って隠れ、息を殺して隠れていました。
 
でも、靴を隠し忘れて、学校へ行ってないことがバレ、結局引っ張り出されて、怒られるんですけどね。」
 
 

――蹴られた時は、どんな感情だったのですか?

 
 
「ただ、痛いなぁ…と思ったかな。反抗的になると言うより、『学校に行けていない』と言う時点で、自分に非があると感じていたから、父親をこんな風にさせてしまったのは自分だな、と思って自分を責めていました
 
あとは、昔の考え方だった父親に、『子どもの教育は、母親の仕事だ』『学校へ行っていないのはお前の教育が悪いんだろう』と、母親が責められているのを見るのが、何よりも辛かったですね。
 
学校へ行かないのは自分のせいなのに、母親が責められる、って言うのは、自分にとって一番辛かった思い出です。」
 
 
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「学校へ行きなさい」と言われることで、「学校へ行ってない自分は悪いことをしている」「自分のせいで母親は責められている」と思い始めた四方さん。
 
 
少しずつ、家族との間に溝ができはじめます。どうなっていったのでしょうか?この後、四方さんの壮絶な不登校時代に迫ります!
 
 
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2.不登校初期:「自分なんていらない人間だ」と自分を傷つけた壮絶時代

 
 

――壮絶な不登校時代とお聞きしました。どのように壮絶だったのですか?

 
 
「自分が思うより、親にとって壮絶だったと思いますが、当時、殺人のニュースを見ながら、『僕もやりかねないな』と思って見ていました。
 
不登校で体を動かさない分、エネルギーが余っていたのか、家庭内ではちょっとしたことでキレて、制御できないほどに暴れて、家のありとあらゆるものを壊しました。ガラスも何枚割ったかわかりません。
 
キレて暴れることが悪いとは分かっていても、どうしても止められなくなるんです。 だから、暴れ終わった後に、壮絶に凹む。 この繰り返しでした。」
 
 

――キレて暴れるようになって、ご家族はどんな対応になりましたか?

 
 
「暴れ続けた結果、家族から無視され、腫れ物を触るような扱いになり、『家族からもいらない人間なんだ』と思うようになりました。
 
また、『自分の存在のせいで、周りが迷惑している』と感じて、生きる価値がわからなくなりました。その頃から、自分の命を絶つことを考え始めました。
 
でも簡単には死ねないんだな、と気づいたと同時に、生きている自分にホッとして、自分はまだ生きたいんだな、とも分かりました。」
 
 
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不登校が始まったときは、それを受け入れないご両親と四方さんの間で摩擦が生じ、どんどん溝は深まるばかりだったようです。
 
 
しかし、その生活も続くと、人間は慣れるもので、家族との関係も変化が見られるようになりました。どのように変化したのでしょう?
 
 

3.不登校安定期:ユニークな不登校中の過ごし方

 
 

――ご両親からの「学校へ行きなさい」というプレッシャーは常に感じながらも、ご両親は何も言わなくなったのですか?

 
 
「はい、途中から言わなくなりました。『諦めたのかな、僕のこと』と思っていましたけどね(笑)」
 
 

――ご両親が言わなくなったのは、何かきっかけがあったのですか?

 
 
「きっかけはないです。 学校へ引きずって連れて行っても、自分で学校へ欠席連絡しろと言っても、何をしても、僕が行かなかったから、諦めたんだと思います。
 
あと、忙しかったんじゃないかな。兄弟もいたから。 母親は、中学から働き始めたので、日中はひとりきりで、ゲームし放題でした。」
 
 

――ゲームをしていることを許されたというより、ご両親がいなかったから、ゲームができた、と言う感じですか?

 
 
「はい。 行動に対しては、制限がありませんでした。
 
ひとりの時間が多かったから、ある意味、自分で色々考えることもできました。
 
時間があると、マイナス思考にもなってしまうこともありますが、自分で考えて、何かできたということは、結果的によかったんだと思います。」
 
 

――他の過ごし方で何かありますか?

 
 
「ゲームにも飽きると、色々やり始めましたよ。なんてったって、時間があるから!
 
庭に出て、木を切ってみたり、蜂や毛虫と戦ってみたりしました。みかんの木の成長をひたすら観察していたこともあります。とにかく穴を掘ってみたりしたこともありました。あとは、野球が好きで、一人で壁にボールを投げていました。
 
でも、近所の人が通ったら、すごい勢いで家に入っていましたけど(笑)」
 
 

――庭での過ごし方が、ユニークですね!すぐに家に入るのは、近所の人から何か言われるからですか?

 
 
「自分が何か言われると言うより、近所の人に、学校に行っていないのは親のせいだと親が責められるのが、とにかく嫌だったんです。」
 
 
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不登校初期に比べて、家族も四方さんの不登校に慣れて、四方さん自身が少し安定して過ごせるようになったようです。
 
 
ご両親によって、行動の制限をされなかったことで、自分で考えて行動でき、庭に出てカラダを動かすことにもつながったのですね。
 
 
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4.発達障害の有無に限らず、子どもに「行動の制限」をせず、信じてみる、目をつむってみることの大切さ

 
 
四方さんのご両親は、根本的に不登校を受け入れることはありませんでした。しかし、四方さんに「行動の制限」はしませんでした
 
 
そのおかげで、ゲームもし放題、庭の木を切ってみる、蜂と戦うなどというユニークな過ごし方になったのだと思います。
 
 
当時、家族みんなで一つの部屋で寝ていた四方家でしたが、深夜番組を見たいがために、四方さんは夜中にそっと部屋を抜け出していたそうです。
 
 
「今思えば、両親は、きっと気づいていたはず」と、四方さんは笑っていました。きっと昼夜逆転は心配だったはずですが、ご両親は目をつむっていてくれたのですね。
 
 
また、大人になって不登校中の頃を家族と振り返ったとき、父親から「俺はお前のことを信じていたよ」と言われたそうです。
 
 
四方さんは、その当時にそれを言ってくれよ!と言い返したそうですが、この行動の制限なしや、目をつむっていたご両親の行動こそ、「信じていた」行動なのかもしれません。
 
 
 
 
さて、不登校も安定し、この後、再登校、高校進学につながる転機が訪れます。それは、庭であることをしていたときに、ふと舞い降りた転機。
 
 
あんなに学校を拒否していた四方さんが、自分から「学校へ行く」と言い出したのは、なぜだったのでしょう?
 
 
後編では、四方さんが、再登校、高校受験を決めたきっかけや、社会人になってからの過ごし方を中心に、母親の笑顔がいちばん大事だと力説するに至った経緯もインタビューします。お楽しみに。
 
 
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執筆者:松尾まりか
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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