ADHDの感情のコントロールが苦手な小学生が怒りっぽい子にならなくなる対応

 

ADHDで感情のコントロールが苦手な子には叱らないことが一番効果的なんです!小学生なのに怒りっぽい、手が出るなどでこのままで大丈夫なの?と心配されているならば、叱らずに肯定して脳を発達させる対応をぜひ知っていただきたいです。
 

【目次】

1.ADHD小学生の1学期中盤はイライラ・怒りっぽくなりがち!?
2.感情のコントロールの苦手さからくる怒りの悪循環
3.叱るのをやめることが最短距離の対応
①肯定で子どもが動くカナダ式子育て
②脳が発達すると感情のコントロールができるようになる

 
 

1.ADHD小学生の1学期中盤はイライラ・怒りっぽくなりがち!?

 
 
1学期中盤、GWも終わり本格的な授業が始まり学校行事があったりの今、お子さんの様子はどうでしょうか?
 
 
4月は新学期スタートという期待や不安から緊張感を持って何とか過ごしていたけれど、少し慣れてきた今、子どもがやたらとイライラしているな、怒りっぽいなと感じているママもいらっしゃるかもしれません。
 
 
特に発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプは物珍しい目新しいことが大好きです。
 
 
1学期の最初は新しいクラスメイト、先生にウキウキしていた子も多いと思います。
 
 
が、そう見えて意外に環境の変化に弱いのも発達障害ADHDの特性を持つ子に見られがちなところなのです。
 
 
こんなことがありませんか?
 
 
楽しみにしていたお出掛け先に行く時はウキウキなのに旅先でゲームやYouTubeが見たいと怒り始めたり、病気か?と思うほど「疲れたぁ」を連発したり…
 
 
それは見知らぬ環境に疲れているということです。
 
 
これは学校生活でも同じことが言えます。
 
 
 
 
新学年になり新しい環境にウキウキしていたけれど、徐々に疲れが溜まっていき暴言や暴力が増してしまうことは十分考えれます。
 
 
加えて、行動面で悪目立ちしがちなADHDっ子は先生や周りの生徒から注意されることが多く、さらにストレスが増してしまう原因にもなります。
 
 
小学校で暴れるタイプは先生やお友達への態度が今よりも悪化してしまう。
 
 
家で暴れるタイプはストレスを小学校で溜めてくるので、お家での怒り問題が悪化してしまう。
 
 
お子さんがイライラしがち・怒りっぽいまま、あっという間に1学期が終わることを想像してみてください。
 
 
お母さんの試練とも言える夏休みに突入したら、親子バトルが毎日勃発!
 
 
そのまま2学期に入ったら、小学校で大きなトラブルに発展してしまうのでは?うちの子このままで大丈夫?と不安に思う方もいるでしょう。
 
 
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2.感情のコントロールの苦手さからくる怒りの悪循環

 
 
怒りっぽい子、イライラが目立つ子は感情のコントロールが難しいということが言えます。
 
 
具体的には
 
・思い通りにならないとすぐに怒ってしまう
・口より先に手が出る
・すぐに暴言を吐いてしまう
・兄弟を攻撃する
・言うことを聞いて動いてくれない
 
 
などの困った行動が見られがちです。
 
 
 
 
怒りで感情を暴走させる、泣きわめくなど感情のコントロールが苦手な原因は、前頭前野という脳部位の発達の偏りからくるものです。
 
 
前頭前野は感情のコントロールだけでなく、記憶や思考、発想、判断などをつかさどる大切な部位です。
 
 
幼い子どもはすぐに怒ったり泣いたりしますが、成長とともに前頭前野も発達していき、少しずつ周りの状況を見たり自分で気持ちを切り替えたりと感情のコントロールができるようになります。
 
 
しかし前頭前野の育ちが不十分だったり偏りがある脳だと、小学生になってもなかなか感情のコントロールが難しいことがあるのです。
 
 
怒りっぽく、暴言暴力が日常茶飯事だと、お母さんもイライラが止まらないし、叱ればさらに子どもも怒るので親子バトルに発展し、お母さんも子どもも疲れてしまいますよね。
 
 
まさに怒りが怒りを呼ぶ「怒りの悪循環」が起きてしまっています。
 
 
お母さんが叱ればお子さんの怒りが収まると思われますか?
 
 
恐らく心のどこかでは叱っても怒っても効果がない、とお気づきのお母さんが多いと思います。
 
 
残念ながら叱ることは、効果がないどころか脳にとってネガティブな効果をもたらしてしまうのです。
 
 
それは脳を萎縮させてしまうというマイナスの効果です。
 
 
子どもたちの脳を萎縮させたいお母さんなんていないですよね。
 
 
ではどうやったら脳を良い方向に発達させていけるのか、次にお伝えしますね。
 
 
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3.叱るのをやめることが最短距離の対応

 
 
ADHDの怒りっぽさからくる怒りの悪循環から抜け出す簡単な方法はズバリ、叱るのをやめること!です。
 
 
シンプルですが、驚くほど効果的なんです。
 
 
理由はたった一つ、脳が良い方向に発達するのに必要なのはポジティブな感情だからです。
 
 
お母さんはみんな子どもの脳を発達させたい、だから叱るのをやめる!のです。
 
 

◆①肯定で子どもが動くカナダ式子育て

 
 
私が暮らすカナダでは叱る子育ては全く推奨されていません。
 
 
前向き子育てが政府から推奨されているくらいです。
 
 
カナダは科学的根拠に基づいて色々なシステムをサッと変えていく国です。
 
 
ですので、多くのことが最新の情報に基づいて進められています。
 
 
つまり、叱らない肯定的な声かけで子どもの行動を促す子育てはある意味最新なんです!
 
 
肯定的な声かけとは、必ずしも良いことをしたときに褒めることばかりではありません。
 
 
子どものしている行動を実況中継することも肯定になります。
 
 
例えば着替えの場面で、パジャマは脱ぎっぱなしで着替えは中途半端な状態を想像してみてください。
 
 
日本のしつけの子育てだと、「脱ぎっぱなしだよ!洗濯カゴに入れて早く着替えなさい!」
 
 
なんて声かけをしてしまうかもしれまんせん。
 
 
これが肯定的な声かけだと、「パジャマ脱いだんだね、肌着まで着たんだね。じゃ次はズボン履こうか」となります。
 
 
どちらが子どもにとって気持ちよくスムーズに行動できるか一目瞭然です。
 
 
カナダのママ達は私と同じで子育てでイライラを抱えている人は少ないです。 
 
 
実際にそのような統計も出ています。 
 
 
 その理由は子どもたちを叱らず肯定だけでうまく動かしているから。
 
 
だからカナダの子たちは自立も早いんです!
 
 
 
 

◆②脳が発達すると感情のコントロールができるようになる

 
 
このように叱らずに肯定的な声かけで子どもの行動を促すと、驚くことに子どもたちは行動を自分でコントロールし始め、感情のコントロールもできるようになっていきます!
 
 
肯定の声かけと指示出しで子どもが動き、好ましい行動が出るたびに褒めていくと、さらにその好ましい行動をするようになり習慣化されていきます。
 
 
そうすると脳が発達する好循環に入っていくので、子どもの発達が進んでいきます!
 
 
怒りが怒りを呼ぶ悪循環があるならばその反対も存在するんです。
 
 
それが怒りではない褒めによって穏やかさが生まれる好循環です。 
 
 
脳が発達していけば思考力がついてくるので、思ったことと違うことが起きる頻度が減っていきます。
 
 
たとえ予想と違うことが起きても、次はこうして、その次はこうすれば大丈夫だと考える力がついてくるので、パニックになったり怒ったりすることがなくなっていきます。
 
 
つまり、感情がコントロールできるようになってくるということです。
 
 
そして、怒ったとしても自分で落ち着かせる方法を子ども自身が身につけるようになっていきます。
 
 
自分でクールダウンできる力がついてくるんですね。
 
 
小学校でのひどい暴言暴力が減った、お友達に手を出すことがなくなったなど、肯定からの指示出しを徹底的にやっていくとだいたい3ヶ月ほどで変化が見られます。
 
 
こうして、子ども達の行動面が落ち着いて感情コントロールができるようになればさらに困りごとがなくなっていきます。
 
 
そして、子ども達が考えて自分で行動するようになっていき、自立が進むというわけです。
 
 
自立が進めばそこまで肯定しなくても子ども達が自分で動くようになるから 、お母さんが色々と指示出しをしなくてもよい穏やかな生活になっていきます。
 
 
元イライラ・ガミガミママだった私ですが、今は日常生活でそれほど問題がないのでイライラすることもましてや叱ることもなく、子ども達はぐんぐんと自立していっています
 
 
お子さんに感情のコントロールができるようになってほしい!と思っているならば、まず叱るのをやめる、そして肯定をしてみることから始めてみてくださいね。
 
 
 
 
 
 
 
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♡小冊子のご感想
子どもの行き渋りにどう対応するのが正解か分からず困っていました。こちらの本を読んで、行き渋りが悪化する対応をしていたことに気付き、はやめに知れて良かったと思いました。また、どう対応したらいいのか、具体的な対応と声かけが書かれていたので、ありがたいです。今日から取り組んでみます。
 
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執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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