いつもグレーゾーンのわが子の子育てに疲れたと独り言のように言っていませんか?心の疲れはママの体の疲れに直結してきます。がんばっているママだからこそ、自分のために絵本を読んで心を癒してみませんか?心が軽くなる絵本を3つご紹介します。
【目次】
1.グレーゾーン子育てに疲れた私が立ち直れたキッカケは絵本だった。
2.1日1冊の絵本時間は自分を癒すリセットタイム
◆心の疲れと体の疲れの違いとは?
◆なぜ疲れには絵本が効くの?
3.グレーゾーン子育てに疲れたママにオススメしたい絵本3選
1.グレーゾーン子育てに疲れた私が立ち直れたキッカケは絵本だった。
グレーゾーン子育てに疲れて心に余裕のない皆さん。
わが子を叱りたくないのに、あれこれ問題ばかり子どもを叱り続けて自分の子育てに自信持てなくなっていませんか?
私もかつては皆さんと同じように発達特性がある息子の子育てに疲れ、右往左往しちょっとしたことで怒鳴り散らしていたママでした。
子育てがうまくできない、心が狭い自分のことも大嫌い…自分のメンタル状態も悪くそれがどんどん悪い方に影響していました。
そんな私が立ち直るきっかけになったのが絵本です。
この記事では、がんばりやさんのママに読んでほしい絵本を3つご紹介させていただきます。
肩の力が抜けて、お子さんのことをぎゅっと抱きしめたくなること間違いなしの絵本を3つ厳選しました。
ぜひ手に取って、絵本で自分を癒す時間を取ってほしいと思います。
2.1日1冊の絵本時間は自分を癒すリセットタイム
心の疲れと体の疲れの違い、なぜ心の疲れに絵本をおすすめしたいのか、具体的に解説していきますね。
◆心の疲れと体の疲れの違いとは?
まず、皆さんは心の疲れと体の疲れの違いは何かわかりますか?
体の疲れは肉体疲労と言います。疲れているときにすぐ眠くなってしまうというのが肉体疲労です。
心の疲れは精神疲労と言われます。精神疲労というのは脳を使いすぎて疲れてしまっている状態なんです。
精神疲労の時は脳が覚醒して考えすぎて休まらないためにうまく眠ることができなくなるなどの症状が現れます。
皆さんも心当たりがあるかもしれませんが、大勢の前で話をしたり、何か緊張する場面の前日にはいろいろ考えすぎて眠れなくなったりしますよね。
また、日常生活で心配事があり、そればかり考えていると心の疲れが溜まり、眠りが浅くなったりします。
特に私たちが育てているのは発達障害・グレーゾーンの子どもたち。
一筋縄ではいかないことだらけでママの心は常に疲労困憊状態ではないでしょうか?
子どもの発達の悩み、学校でのトラブル、お友達トラブルなどなど。
日々いろんなことが起こり脳みそフル回転で毎日のタスクを処理しているから心の疲れが溜まり寝れないし、寝ても疲れが取れない。
どんどん心が疲れていって、1人で悩んで考えすぎて、疲労を溜めるということなってしまうのです。
◆なぜ疲れには絵本が効くの?
心の疲れは脳の疲れであるということは先ほどお伝えしました。
実は心の疲れをとるために、普段しないことをすることが効果的なんです。
脳はずっと同じことをしていると疲労が溜まりますが、やることを変えるだけで、普段と違う部分の脳部位が働き、疲れを感じにくくなるという特性があります。
例えば、パソコン作業をしていて疲れてきたと思ったら、料理をしてみる。
という風に異なる行動をすることで脳の異なる部分を使うので、脳の疲れが溜まりにくくなるんです。
だからこそ、心の疲れを溜めがちなグレーゾーン子育てに頑張っているママに普段しない行動をして脳の疲れをリセットしてほしいんです。
そこで提案したいのが、子どものためではなく自分を癒すために絵本を読むこと。
絵本に書かれている絵はただの挿絵ではありません。 挿絵はひとつひとつが物語を形作るアート作品です。
絵本はお子さんだけのものではありません。大人だって誰よりも楽しんで絵本を読んでいいんです。
一番身近で手軽なアート鑑賞であり、読書タイムである絵本との時間で脳の疲れをケアして、笑顔でいれば子育てがうまくいくことも増えていきますよ。
それでは次の章では、子育てに疲れたがんばりやさんのママに響くこと間違いなしの思わず泣けちゃう絵本をご紹介しますね。
3.グレーゾーン子育てに疲れたママにオススメしたい絵本3選
◆あなたがだいすき/鈴木まもる作
男の子と動物たちとのイラストで大好きということをいろんな言葉で表現していく絵本です。
私が初めて絵本の魅力に心奪われ、癒された本でもあります。
子育てしているとついつい、できるようになってほしいことに目が行きがちでわが子を周りと比べて、できないところにがっかりし、余計にきつく当たってしまう時もあると思います。
しかし、その根底にあるのは「あなたがだいすき」という気持ちなんです。
だいすきが空回りしてしまうママこそ、この絵本を読めば本当に大事なことに気づくはず。
こんなに悩んでいるのは結局「あなたがだいすき」だからなんだと、こんなに大切に思っているんだと自分のきもちを再確認できますよ。
◆おかあさんだいすきだよ/宮西たつや作
主人公の男の子はお母さんが大好き。いつもお母さんのことをよーく見ています。
ママだって人間ですから、間違うことだって、イライラすることだってある。
ですが、子どもたちはそんなママもいつも受け入れてくれているということを実感する絵本です。
読んだらきっとお子さんをぎゅっと抱きしめたくなること間違いなし。
子どもはこんな風に声をかけてもらったらうれしいんだ!という新たな発見があるかもしれません。
発コミュの基本である肯定の声掛けや言い換えのテクニックの参考にもなる一冊です。
<作品紹介ページ>
◆おこだでませんように/くすのきしげのり:作・石井聖岳:絵
主人公の男の子は小学一年生。一生懸命に毎日頑張っているのに、なんだかうまくいかずいつも先生やお母さんに怒られてしまいます。
そんな主人公が七夕の短冊にお願いしたことは、本当にささやかな、でもその男の子の切実な思いが込められた願い事でした。
男の子の視点で描かれたストーリー展開に思わず涙がこぼれます。
くすのきしげのりさんの絵本はどれも子どものリアルな心情を丁寧に描写した作品ばかりです。
学校の先生として小学校で勤務していたご経験から作られた作品の数々は私たち大人に純粋な気持ちを思い出させてくれます。
子どもの気持ちに耳を傾けたくなる一冊です。
<作品紹介ページ>
今は絵本にハマる大人が増えてきて、自分の楽しみのために絵本を読む方も多くいらっしゃいます。
私のように子どもと絵本を楽しむ中で絵本の魅力の虜になる方も多くいるんです!
今回オススメした絵本が皆さんの心を癒し、また頑張ろうと思える存在になりますように。
発達障害・グレーゾーンの子育てをアップデートする情報をお届けしています!
執筆者:神保早苗
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)