行動が遅い発達障害・グレーゾーンの子どもがトイレに間に合うようになった対応

発達障害・グレーゾーンの子どもが、何度言ってもいつもトイレへ向かう行動が遅くてギリギリ、もしくは間に合わないお悩みはありませんか?この原因は、脳の特性が関係しています。対応を変えたことで、前もってトイレに行けるようになりましたので、お伝えします。
 
 

【目次】

 
 

1.発達障害・グレーゾーンの子どもがトイレへの行動が遅い理由

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもがなかなかトイレに行かないのは、感覚に対する脳の特性が関係しています。
 
 
これは、周囲の人と同じ感覚情報を受け取っていても、脳が異なる捉え方をすることがある、ということなんです。
 
 
刺激に対する感覚を脳が過敏に受け取ってしまうことで、些細な刺激であるにも関わらず、苦痛を感じることを「感覚過敏」と言います。
 
 
反対に、感覚に著しい鈍感さがあることを「感覚鈍麻」と言います。
 
 
発達障害・グレーゾーンの場合、この両方を併せ持っていることがよくあります。
 
 
 
 
トイレにギリギリになるまで行かない場合は、内蔵感覚の鈍さで、尿が膀胱に溜まったことが感じにくいことが考えられます。
 
 
そのため、トイレに行くのが遅れるのです。
 
 
また、好きな物事に没頭していて、切り替えれない、止めれない、ということも考えられます。
 
 
見ていて明らかにモジモジしていて、「行っておいで」と声をかけてもなかなか動けないのは、このためなのです。
 
 
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2.何度言ってもトイレへ行くのが遅れる息子にイライラ

 
 
我が家の息子は、幼い頃からトイレへ行くのをギリギリまで我慢するタイプでした。
 
 
そういう時はだいたい、テレビや本を読んでいる時でした。
 
 
「そろそろ行った方がいいんじゃない?」など何度言っても、明らかにもじもじしていても、動かない。
 
 
そして「行きなさい!」と私に声を荒げられて 慌ててトイレへダッシュするも、間に合わない…ということがよくありました。
 
 
子ども達は小学校に入学すると、授業は45分間続きます。
 
 
途中で先生に断ってトイレへ行くこともできますが、もし行けなかったなら、どうなるでしょうか。
 
 
そこで失敗体験をさせたくないですよね。
 
 
 
 
入学するまでに、体におしっこが溜まっている感覚を自覚できるようになって 自分でトイレに行けるようになること。
 
 
または、溜まっている感覚が自覚できなくても、時間をみて、タイミングで自分で行けるようになっていること。
 
 
これらが身についていると、学校でも安心して過ごせますね。
 
 
そのために、我が家では、家でトイレへ行くタイミングの練習をしました。
 
 
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3.発達障害・グレーゾーンの息子が遅れずにトイレへ行けるようになった対応

 
 
好きなTV番組が始まったなら、没頭してさらに行きにくくなります。
 
 
私はまずその状況から変えて、いきたいと考えました。
 
 
TV番組が始まる前に、
 
 
「もうすぐモゾモゾくん来るんじゃない?」
「途中でモゾモゾくんが来ないように、トイレ行っとこう」
 
 
こんな声かけで、おしっこに対する意識づけをします。
 
 
また、テレビ番組の最中で明らかに我慢してモゾモゾしている時には、
 
 
「モゾモゾくん来てるよ!モゾモゾくんにバイバイしておいで!」
 
 
こんな声かけで、これがおしっこが溜まっている感覚なんだな、と子どもに感覚を植え付けます
 
 
それでも、好きな番組を観ている最中では、なかなか止めることはできません。
 
 
そのため、我が家はトイレの壁に仮面ライダーなど、好きなキャラの切り抜きを貼ることで、対応しました。
 
 
その時には、「仮面ライダーに会いに行っとこうか」
 
「仮面ライダーが “○○君おいで〜” って言ってるよ」
 
こんな声かけをしました。
 
 
そして、成功したら、親子でライダーポーズをとって成功体験をしっかり記憶付けました。
 
 
「やったね〜!仮面ライダー ジオウ!」
 
 
これらのタイミングを測った声かけと、成功体験を記憶付けることで、息子は前もってトイレへ行けるようになりました。
 
 
学校でも自分で気にかけて、休み時間にトイレへ行っているようです。
 
 
子ども達は、特にTV番組や好きな遊びが始まると没頭してより行けなくなるので、それらの前に 子どもの喜ぶ声かけで行けることを習慣化できるようにしてあげたいですね。
 
 
 
 
感覚の特性は、その他に視覚・聴覚・嗅覚・触覚・痛覚など様々ありますが、どれも目には見えません。
 
 
そのため周囲に理解してもらいにくく、「甘えている、怠けている」「何度言われても分からない人」と捉えられてしまうことがよくあります。
 
 
そうやって自分の殻に閉じこもったり、学校に行けなくなったりする子どもが多いのです。
 
 
だからこそ、観察したり対話を重ねたりすることで、理解を深めたいのです。
 
 
その子に合った対応ができるようになり、子どもはのびのびと過ごすことができるようになりますよ!
 
 
 
 
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♡小冊子のご感想
子どもの行き渋りにどう対応するのが正解か分からず困っていました。こちらの本を読んで、行き渋りが悪化する対応をしていたことに気付き、はやめに知れて良かったと思いました。また、どう対応したらいいのか、具体的な対応と声かけが書かれていたので、ありがたいです。今日から取り組んでみます。
 
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執筆者:長野愛
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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