発達障害ADHDタイプのお子さんの暴言に悩んでいませんか?原因はストレスと脳の発達。冷静にスルーし、褒めることで信頼関係と成功体験を築きましょう。脳科学に基づくメソッドでのおうちでもできる支援方法を紹介しています。
【目次】
1.発達障害ADHDタイプのお子さんの暴言に困っていませんか?
2.子どもがすぐにイライラして暴言を吐く原因
3.脳科学に基づくおうちでもできる支援方法
1.発達障害ADHDタイプのお子さんの暴言に困っていませんか?
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)お子さんの 暴言で悩んでませんか?
バカ! 死ね!
うるさい! 消えろ!
と、子どもが幼稚園・学校で暴言を発したりママや家族に向かっても言い始めて、不安になったりしていませんか?
我が家の4・5歳のADHDタイプの兄弟たちも暴言が酷く悩んでいました。
そんなこと言っちゃダメ!
言われたらイヤじゃない!?
なんでそんなこと言うの!?
黙りなさい‼
と、何とか止めようとするも全然止まらず困っていました。
これ全部言ってしまいそうになりますが実は、全部NGワードなのです。
発達障害の有無にかかわらずママが子どもへの対応をいつもと別の対応に変えると、子どもがスッと落ち着くことがあるのです。
別の対応に置き換えるだけでママ自身も対応に迷わなくなり、疲れずにすむので、気持ちが落ち着きますよ!
2.子どもがすぐにイライラして暴言を吐く原因
ママもイライラするだけ!まずは暴言の原因を理解しましょう!
◆言葉が苦手
自分の感情や考えをうまく表現できないため、暴言で表現してしまいます。
◆衝動性が強い
我慢が難しく、思ったことをすぐに口に出してしまいます。
◆感情コントロールが苦手
感情をうまくコントロールできず、怒りやイライラが暴言として出てしまいます。
◆ストレスを受けている
環境や人間関係など、さまざまなストレスが暴言の原因になります。
怒られ続けた嫌な経験やストレスが引き金となり、もともと持っている特性が強く出てしまいます。
これらが、すぐ暴言が出てしまう原因なのです。
できないこと・暴力や困りごとを指摘したりしても効果がないどころか、むしろエスカレートしていきます。
良くなるどころか、より反発が強くなったり、元気がなくなったり、不登校になったりして、二次障害と言われる状態になってしまいます。
ここでは、暴言などのトラブルが起きてから対応するよりも前に、トラブルが起きていないときに目を向けます。脳の成長メカニズムに基づいた親子のコミュニケーションでのトラブルの根本解消を推奨しています。
まずは傷ついた脳と心のストレスを解消してあげないことには、いくらトラブルが起きた時に対応をしても根本の解消にはなりません。
しっかり脳の成長する順序に沿ってまずは土台から育て直していくことで、結果的に早く脳の発達を進めることができ、今起きているトラブルやこれから起こり得る問題を未然に防ぐことができるのです。
3.脳科学に基づくおうちでもできる支援方法
まずは暴言などが出ていないときの支援方法を見直してみましょう。
◆既にできていることを褒める
起きたんだね!
着替えたんだね!
ご飯食べたんだね!
日常の何気ないことでもOKです。
ママと子どもの信頼関係や成功体験が生まれると自然と暴言が減ってきます。
◆暴言はスルーし、落ち着いたら共感→作戦会議
思い通りにならないときに癇癪を起こすことを脳のクセにしないためにも「怒っても仕方がない」ということを学習してもらいましょう。
癇癪・暴言が出てきたら、ケガなど危険行為がない場合は、距離をとって落ち着くのを待ちましょう。
イライラするかもしれませんが、ママは家事ややりたいことに集中してなるべくイライラに巻き込まれないようにしましょう。
「悔しかったね」
「本当はこうしたかったんだよね」
共感する声かけをします。
子どもが興奮状態からおさまったタイミングでお子さんと作戦会議をしてください。
「また同じことがあったら、どうすればいいと思う?」
と、次に同じようなことが起こったときの対応策を子ども自身が決めておくことで、早く落ち着けるようになっていきます。子ども自身の問題解決のスキルの向上に繋がります。
ADHDタイプの子育てには周りの大人の考え方や捉え方を変えてあげることも大切です。
困りごとにも本当は強みが隠れているかもしれません。
親子ともに変化・成長していくことができます!
また、エジソンの卵であるADHDキッズの脳を楽しく伸ばしてあげてママも楽しくなれる方法をこちらの無料電子書籍でもお伝えしています。
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執筆者:多良 みのり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)