生意気な小学生の対処法!反抗期の暴言が治まり素直になる対応

 

生意気な小学生が素直になる対処法をお伝えします。小学校低学年から中学年に迎える中間反抗期や感情コントロールの未熟さ、自信喪失等が生意気になる原因です。暴言を吐く子どもの心理を考えて周りが対応すると、反抗的な子どもが元の可愛い姿に戻りますよ。
 

【目次】

1.生意気な小学生!反抗的な子どもにイライラが止まらない!
2.暴言を吐く子どもの心理とは?反抗的になる原因
◆小学生にも反抗期がある!低学年から中学年にかけての中間反抗期
◆感情のコントロールができない
◆自分の気持ちを言葉にできない
3.生意気な小学生への対処法!暴言を吐く子どもが素直になる秘訣
◆自信を取り戻す肯定的な声かけ
◆暴言や好ましくない行動はスルー

 
 

1.生意気な小学生!反抗的な子どもにイライラが止まらない!

 
 
小学生になって生意気になり、口を開けば暴言を吐く子どもにイライラしていませんか?
 
 
実は、暴言を吐く子どもの心理や反抗的になる原因を理解し、正しい対処法を実践すると子どもは素直になるのです!
 
 
子どもが小学生になると「うちの子、口が悪くなって困る!」なんて話をよく聞きますよね。
 
 
いつのまにか子どもは生意気な小学生になり、毎日の暴言にイライラすることがどんどん増えていきますよね。
 
 
その中でも、それはさすが許せない!と思うようなひどい暴言を吐く子どももいるのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
私もひどい暴言を吐く子どもに大変困っていました。
 
 
私が話しかけると、「うるせぇな!クソババア」の一言…
 
 
小学生になってからの生意気な態度や暴言の数々に、私は常にイライラしていました。
 
 
ひどい時には、「生きる価値のないゴミが!」など、YouTubeで覚えた耳をふさぎたくなるような暴言を何度も繰り返していました。 
 
 
どれもこれも、我が子が言っているなんて思えない、信じたくない暴言ばかり…
 
 
しかし、どんな子も素直で可愛かった時期がありますよね。 最初から暴言を吐く子どもなんていません。
 
 
素直で甘えん坊だった我が子がひどい暴言を吐くようになり、私はイライラを通り越して、悲しくて仕方ありませんでした。
 
 
しかし、生意気な小学生への正しい対処法を学んで、しっかり実践したことで、元の素直な我が子に戻ったのです!
 
 
私が話かけると返ってきた「うるせぇな!クソババア」の暴言が、今では「ママ、なぁに?」と、素直な返事に変わりました。
 
 
素直になった息子から「ママ、だーいすき!」の言葉が聞けたときには、感動して涙が出ました。
 
 
ぜひ、みなさんにも子どもの変化を目の当たりにして、この感動を味わってほしいです。
 
 
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2.暴言を吐く子どもの心理とは?反抗的になる原因

 
 
素直だった子どもが小学生になって生意気になり、反抗的な暴言を吐くのはなぜでしょうか?
 
 
実は、小学生低学年頃から始まる中間反抗期であることや、脳の特性や発達状況に原因があります!
 
 
暴言を吐く子どもの心理を、脳科学的視点で紐解きましょう。
 
 

◆小学生にも反抗期がある!低学年から中学年にかけての中間反抗期

 
 
中間反抗期には子どもの自我が発達することによって、自分の存在や考えを表現したい気持ちが強くなり、それが親や周囲への反抗として表れることがあります。
 
 
そのため、小学校低学年から中学年になると、子どもが急に口答えをし始めたり、思い通りにならないと不機嫌な態度を取ったりします。
 
 
中間反抗期での変化を目の当たりにした親や周囲の大人は、子どもが小学生になって生意気になったと感じるのです。
 
 
そして、生意気な態度で暴言を吐く子どもを「きちんとしつけなくては!」と思いますよね。
 
 
しかし、この時期の子どもにとっては、自己主張の練習をしているともいえます。
 
 
自分の意見を主張することは、子どもの成長過程ではとても自然で、大人になるために必要なステップなのです。
 
 

◆感情のコントロールができない

 
 
暴言を吐く子どもは、まだ自分では情のコントロールができない場合があります。
 
 
自分で不安や怒りを落ち着けることが難しいのです。
 
 
自分の不安や怒りによって、脳の感情を司る扁桃体が暴れている時には、普段のような思考は働かなくなってしまいます。
 
 
 
 
 

◆自分の気持ちを言葉にできない

 
 
暴言を吐く子どもは、思い通りにならない時や悔しい時、悲しい時など、自分の気持ちを言葉にできないことがあります。
 
 
自分の感情を伝えたくても、まだ語彙力が乏しく、どう表現していいのかもわからないこともあるのです。
 
 
このような脳の特性(発達がまだ未熟である)などの原因から、その場の状況や自分の気持ちにあった適切な言葉で表現することが難しく、「バカ」「死ね」などの、短くて使いやすい暴言で表現してしまうのです。
 
 
また、今までに叱られてきた経験が多く、ストレスが溜まっていたり、自信がなくなっていることも多いのです。
 
 
自信がない子どもは、常に周りから否定されるのではないかと考え、自分を守るための暴言も出やすくなります。
 
 
暴言を吐く子どもの心理を知ったら、我が子を暴言を吐かなくて済むような状態にしてあげたいですよね。
 
 
次に、すっかり生意気になってしまった子どもでも、自信を取り戻し、脳を伸ばして、素直にするための具体的な対処法をお話します。
 
 
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3.生意気な小学生への対処法!暴言を吐く子どもが素直になる秘訣

 
 

◆自信を取り戻す肯定的な声かけ

 
 
まず、何よりも自信を取り戻してあげることが大切です!
 
 
自信が付けば、行動力が上がり、行動することで、どんどん脳も発達していきます。
 
 
そのためには、日々の肯定的な声かけが重要になってきます。
 
 
「褒める育児が良い」と、良く耳にするとは思いますが、実際には暴言を吐く子どもには、褒められることが少ない、褒めても素直に喜んでくれないと感じることが多いのではないでしょうか。
 
 
そんな自信をなくしてしまった生意気な小学生にも、おすすめの声かけを3つご紹介します。
 
 

① 実況中継

 
 
「自分で起きれたね」、「もう食べたんだね」等、今やっていること(事実)を言うだけで、あなたのことをお母さんはちゃんと見ているよと伝える肯定になります。
 
 
子どもは意外と、自分のできているところに気付かないことも多いのです。 
 
 
ですから、お母さんが実況中継してあげることで、子どもに自分ができていることを気付かせるという効果もあります。
 
 

② 興味・関心を示す

 
 
「楽しそうだね!お母さんにも見せて?」「どれが好きなの?お母さんにも教えて」等、子どもの好きなことや子どもがやっていることに、興味関心を持つ姿を見せると、子どもはとても喜びます。
 
 
自分の好きなことなら、いつもよりたくさんお話してくれるかもしれませんね。
 
 

③ 感謝を伝える

 
 
「ゴミを拾ってくれてありがとう」「荷物を持ってくれて助かったよ」等、当たり前のことにも感謝を伝えてあげましょう。
 
 
「誰かのために役に立ちたい」という貢献欲求を満たしてあげると、自信に繋がります。
 
 
以上の3つの肯定は、とても使いやすい方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
 
 
また、「大好き」「あなたが居てくれて嬉しい」とお母さんの気持ちを伝えることもとてもおすすめです。
 
 
 
 
 

◆暴言や好ましくない行動はスルー

 
 
子どもの暴言や好ましくない行動は、基本的にスルーしましょう!
 
 
叱っても、子どもにストレスを与え、自信がなくなるだけで、良くなるどころか悪化してしまいます。
 
 
こちらも度重なる暴言にはイライラしてしまうこともあると思いますが、これ以上の悪化を防ぐため、そこはグッとこらえて、聞こえないふり、気にしていないふりで対応していきましょう。
 
 
しかし、スルーの仕方で、気を付けなければならないことがあります。
 
 
それは、子どもが何かを要求している時の暴言です。
 
 
子どもが「おい!水持ってこい」と言ったとします。 言い方が悪いからと、その要求自体をスルーしてしまうと、子どもは当然怒り出し、さらに暴言を吐きますよね。
 
 
ここでスルーしてほしいのは、要求ではなく暴言であることです。
 
 
「言い方が悪いこと」にはスルーして、水を持ってきてという「要求」には対応してあげましょう。
 
 
これらはとても忍耐が必要な対応ですが、この対応を続けていくと、暴言だけでなく好ましくない行動自体が減ってきます
 
 
想像してみてください!
 
 
私たちだって普段から、「お母さんまた買ってくるの忘れたの?」「早くご飯作ってよ!」等、常にできていないところを指摘されるとつらいですよね。
 
 
「いつも洗濯してくれてありがとう」「お母さんが作るご飯がおいしい」と、常にできているところを認めてもらっていたら、必要以上に頑張れたりもします。
 
 
それは子どもたちも全く一緒です。
 
 
まず、私たちから肯定的な声かけに変えることで、本来の素直な我が子を取り戻しましょう!
 
 
 
 
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執筆者:なかむらあゆみ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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