子どもが夜眠れないから朝もなかなか起きられない。こんな負のスパイラルに陥っていませんか?睡眠不足になると脳の働きを低下させてしまうため、大人にも子どもにも睡眠はとても重要です。薬に頼らなくても子どもの睡眠障害はママとのコミュニケーションで治まっていきます。
【目次】
1.「眠りたいのに眠れない」子どものこんなお悩みありませんか?
2.小学生の子どもの睡眠障害に考えられること
3.子どもが睡眠障害になったらママがすべきことは3つ!
①ママの価値観を変える
②ありのままを受け入れ肯定する
③否定しない
1.「眠りたいのに眠れない」子どものこんなお悩みありませんか?
昼間は普通に生活しているのに、夜になると目が冴えてしまう。「眠りたいのに眠れない」という子どもの対応に困っていませんか?
子どもが夜中に「ママ眠れない」となると一緒にいるママもまた寝不足になってしまいますよね。
睡眠不足がもたらす子供への影響
・勉強に集中できない
・些細なことでイライラするなど気持ちが不安定になる
・成長が遅くなる
睡眠時間が少ない子どもほど、午前中のパフォーマンスが悪くなると言われています。
睡眠障害は、様々な原因によって引き起こされる病気の総称です、その中で最も多いのが不眠症だそうです。
不眠症とは、夜なかなか眠れず、日中に心身の不調を自覚して生活の質が低下することです。
子どもの不眠の原因にストレスがあげられます。
・進級・進学や引っ越しなどの環境の変化
・友達付き合いへの不安
・他人との違いが気になる
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これらの心理的な悩みを抱える子どもは少なくありません。
ましてや、発達障害・グレーゾーンの子どもは苦手なことが多く、感覚過敏や学習など日常的にストレスをためやすいです。
加えて、新たなストレスで心は満杯状態なのです。
子どもの「理由がはっきりわからないけど夜眠れない」には、特にママの対応に注意が必要です!
なぜなら、「眠りたいのに眠れない」パターンの子どもはストレスが大きく影響していることが考えられ、対応を間違えると不登校につながりやすいからです。
ここでは、ストレスなどからくる心理的原因の睡眠障害の場合に焦点をあてて、対応のコツをお話します。
2.小学生の子どもの睡眠障害に考えられること
私の娘は繊細気質な中学1年生です。小学6年生の夏に睡眠障害を引き起こしました。
今思えば、進級したクラスに馴染めず毎日鬱々とした日々だったのでしょう。
仲良しの友達とクラスが離れて、今あるグループに居場所を見つけることができませんでした。娘はだんだん元気がなくなっていきました。
そんなある日、「ママ、眠れない」と深夜に私を起こしに来ました。
2~3日続いたので、入眠・快眠方法を調べていろいろ試してみました。
・ぬるめの湯で入浴
・ゆったりした音楽を聴く
・寝る前の読み聞かせ
・アロマをたく
しかし、娘にはどれも効果はありませんでした。睡眠クリニックに行くことを提案しましたが、娘は「行きたくない」と拒みました。
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そんな時期に、私は発達科学コミュニケーション(発コミュ)に出会いました。
発コミュを始めて間もなく、娘が自ら「睡眠クリニックに行きたい」と言いました。
クリニックで処方された薬は2週間くらいで「もういらない」と薬の力を借りずに眠れるようになりました。
娘の睡眠障害が徐々に回復していくのがわかりました。
発コミュで教わる「親子のコミュニケーション」はとても効果があり、今までの自分に間違った認識があったことに気づかされました。
次章では、私が行った発コミュの「肯定の声かけ」についてお話します。
3.子どもが睡眠障害になったらママがすべきことは3つ!
◆①ママの価値観を変える
まず、最初にすることは、ママの今までの価値観を変えることです。
・規則正しい生活をしなければならない。
・宿題は必ずすること。
・学校は行かなければならない。
など、いままで当たり前だと思っていたことをすべて手放しました。
◆②ありのままを受け入れ肯定する
対応2つ目は、子どものできていることに注目して認めてあげることです。
・夜眠れない時はマンガをみている
→「マンガ読んでるんだね」
・昼前に起きてきてもいつも通り
→「おはよう、起きたんだね」
・朝食時
→「朝ごはん食べれたね」
と、見たままを実況中継するように口に出して伝えます。
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子どもは、認められたことに自信を付けていき次の行動がスムーズに進みます。
◆③否定しない
対応3つ目は、子どもに否定的なことを言わないことです。
今、既にストレスがいっぱいの子どもには安心する言葉だけをかけてストレスを取り除きます。
発達障害グレー・繊細な子どもは脳にかかってくるストレスに弱い特性があるからです。
娘「給食食べたら帰りたい」
私「わかった!そのころ迎えに行くね!」
娘「プリント全部できなかった」
私「少しできたんだね!頑張ったね。先生に伝えとくね!」
こんな風にできたことに注目して肯定的に声かけをしていきました。
そして、発コミュを始めて1か月くらい経ったころ、娘の睡眠障害は治まっていったのです。夜も眠れるようになりました。
何より嬉しかったのは、娘の表情が明るくなっていったことでした。
肯定的な声かけを続けたことで自信を取り戻した娘は、登校しぶりも遅刻早退もなくなりました。
ママは「眠りたいのに眠れない」という子どもの不眠に早く気づいてあげることが大切です。
そして、一刻も早く子どもの心にたまったストレスを解放してあげましょう。
・ママの価値観を変えること
・ありのままを受け入れ肯定すること
・否定しないこと
子どもとママの快適な睡眠を手に入れ、心も身体も元気でいてくださいね。
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執筆者:瑞上 ようこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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