空気が読めない!喧嘩腰で論破してくるアスペルガータイプの旦那さんに疲れていませんか?アスペルガーの特徴を知り、対応を変えると夫婦円満になれますよ。アスペルガータイプの夫との付き合い方と喧嘩腰の夫が穏やかになる秘訣をお伝えしますね。
【目次】
1.すぐ喧嘩腰!論破してくる!空気が読めない夫に涙
2.夫がアスペルガーかもしれない?…気が付いた理由
3.アスペルガーの夫によくみられる特徴
4.アスペルガータイプの夫との付き合い方はコレ!夫が穏やかになった秘訣とは…
1.すぐ喧嘩腰!論破してくる!空気が読めない夫に涙
・すぐに喧嘩腰!
・容赦なく論破してくる!
・空気が読めない!
・気持ちを分かってくれない!
・一方的に話して、こちらの話を聞かない!
・無表情で抑揚がなく、何を考えているのか分からない!
このような旦那さんに、どう対応していいのか分からず悩んではいませんか?
私の夫は、普段はあまり話さず、大人しいのですが、 自分の考えと違うことが起きると、妻が「そこまで言う…!?」っていうくらい一方的に話すことがありました。
すぐに喧嘩腰になって、一方的に話すので、責められていると感じます。
言い返しても夫はさらに輪をかけて論破してくるので、結局何も言えないまま話しが終わってしまいます。
「自分だけ、なんでこんなことを言われなきゃいけないの…」と毎日悩んでいました。
そして、会話することを放棄したくなるほど、コミュニケーションに違和感を感じていました。
2.夫がアスペルガーかもしれない?…気が付いた理由
私の夫は、大人になってから発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)・注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断を受けました。
私が夫に違和感を持ち、夫に伝え、病院で検査してわかったのです。
私が感じた違和感はコミュニケーションの中で大きく3つありました。
◆①意見が違うとすぐに喧嘩腰・話が攻撃的
意見が違うとすぐに喧嘩腰になります。話が長く、こちらが話す間もないほど一方的に話をします。まくしたてるように論破してくるので逃げ場がなくなります。
◆②感情のやり取りができない
空気や感情が読めず、どれだけこちらが泣いても何も感じないどころか、「だから感情論で話すのは嫌なんだよ」って言われます。
◆③偏った思考と話し方
会話の先を勝手に読むことがあり、こちらが言ってもいないことや思ってもいないことを、想像で決めつけて話すことがあります。
言われ続けると、「私が間違っているのかな?私が我慢すればいいか…」と思うことも多々ありました。
ですので喧嘩が頻繁だったわけではありませんが、喧嘩にならないようにと気を遣い、言い合いになった時にはいつもぐったり…
こんな生活もうやってられない!!逃げ出したいと思うこともありました。
しかしそう思いつつも、何かおかしい…普通じゃない…
すぐにインターネットや本で調べてみると、アスペルガーの特徴に当てはまることが多く、すぐに夫はアスペルガーかもしれない!と気が付きました。
3.アスペルガーの夫によくみられる特徴
発達障害・アスペルガー症候群(ASD:自閉スペクトラム症の中に含まれる障害)は、脳の働きに生まれつき偏りがみられます。
特徴として「社会性やコミュニケーションの苦手さ」「物事へのこだわり」があります。
具体的な対人関係の困りごとは、
・細かいところにこだわるため、話が長い
・一方的に話すので、会話のキャッチボールができない
・こちらが意味を考え込むような難しい言葉を使う
・抑揚が乏しく、ロボット的に話をするため、お互いに感情が伝わらない
・相手の感情や場の空気が読めない
などがあります。
また、小さいときから周りの人とうまくコミュニケーションが取れず、相談する・頼るということをしてこなかったため、自分の正しさを主張しやすくなります。
それではいったい、どうすればいいのでしょうか?
自分のせいではなかったんだ!と安心するだけでは何も変わりません!
次に私が実践し、家族仲良く、夫と穏やかに会話できるようになった秘訣をお伝えしますね。
4.アスペルガーの夫との付き合い方はコレ!夫が穏やかになった秘訣
私がアスペルガーの夫と穏やかに会話できるようになった秘訣を2つお伝えしますね。
アスペルガータイプの夫との付き合い方に悩むママ、ぜひ試してみてくださいね。
家族で仲良く会話して、旦那さんが子育てにも協力的になってくれますよ!
◆①「やっぱりそうか」から一歩踏み込んで理解する
子どものためなら動けるママたちはたくさんいます。
それが、夫となるとちょっと…って思うママは多いですよね。
私も「大人なんだから自分で何とかしてよ!」って思っていました。しかし、
“何とかできる方法を知らずに、生きづらい環境でここまで育ってきて、独自の方法で何とか過ごしてこれる方法を身につけてきた“
と考えるとどうですか?
例えば、いつも同じ席に座りたがったり、いつもと同じものを食べたりするのは「変化への強い不安」や「イレギュラーなことへの不安」があるためです。
子どもなら「不安をなくしてあげよう」と思えるものも、大人だと「わがままだな」って思ってしまいがちです。
少しだけ、その背景や理由を小さい時からそうなのかと考えるだけで、お互いに生活がしやすくなります。
相手のこだわりの原因を知ることで、気持ちがずいぶん変わってきますよ。
子どもに当てはまるものを、大人=夫にも当てはめてみましょう。
◆②旦那さんに伝えてみる
お子さんの発達障害をきっかけに 「もしかしたら、夫も?」と思うママは少なくありません。
そして、治療がスムーズに行くためには本人に自覚があることが1番です。
しかし、どうやって伝えるの?とハードルが高く感じますよね。
伝えやすい方法として2つ提案します。
1つは、本を見せながら「あなたの言動に気になることがあって、一緒に考えたい。なんだか、これに当てはまっている気がするんだけど…」などと伝える方法です。
もう1つは、ポジティブな視点で、「実は、偉人たちの中には発達障害を持っている人が多いんだよ。もしかした、あなたもそんな部分があるんじゃない?」 と、伝える方法です。
2つをミックスした伝え方もいいでしょう。
旦那さんとの関係性にもよると思いますが、 私も本人に伝える前はドキドキしました。
私の場合は、読んでいた本をたまたま夫が見つけてしまって、 先にバレていたのですが、「話があるんだけど…」と誘って、伝えました。
論理的思考の夫には、本に書かれているならと納得する部分が多かったようです。
相手の感情や受け入れ準備を考えて、優しく理解を示し、 話し合いの中で、共に解決策を見つけて行くことが大切です。
わが家もいろいろありましたが、今は、穏やかにを会話することができるようになりました。
小2の息子もASDの診断がついていますが、 まだ気持ちをうまく言葉で表せないこともあります。
しかしその気持ちを夫が代弁してくれたり、こうして欲しいと思っているんじゃないかな?ということを教えてくれてるようになりました。
子育ても相談し合うことができるようになりました。
家族が穏やかに過ごせるのなら…と見方をちょっと変えて、行動に移してみませんか?
旦那さんが発達障害・アスペルガーかも?と悩んでいるママのお役に立てると幸いです。
▼旦那さんへの伝え方はこちらも参考にしてみてくださいね。▼
家族の困りごとが解決するヒントがたくさんあります!
執筆者:林 花寿美
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)