話が通じない夫はアスペルガー?特性がある夫と穏やかに話ができる秘訣

 

一方的に言いたいことだけ話す、すぐに責めてくる。そんな話が通じない夫との会話に疲れていませんか?夫がアスペルガータイプで会話が成り立たないと夫婦喧嘩にも発展し子どもへの影響も気になります。今回は夫と穏やかに話ができる秘訣をお伝えします。
 

【目次】

1.いつも責められる…話が通じない夫
2.発達障害・アスペルガー傾向の特徴とは?
3.夫婦喧嘩は子どものためにも何とかしたい!
4.夫婦仲は子育ての土台!穏やかに会話する秘策

 
 

1.いつも責められる…話が通じない夫

 
 
夫との会話がうまくいかないと困っていることはありませんか?
 
 
例えば、
 
 
一方的に話をされている感じ
 
・言葉を選ばずにきつい言い方をされるときがある
 
・会話のキャッチボールが難しい
 
・気持ちが読めない、もしくは、気持ちをわかってくれない
 
声の抑揚がなく、目も合わない
 
 
 
これらは、発達障害・自閉スペクトラム症(ASD)のアスペルガー傾向の方の話し方の特徴です。
 
 
 
 
ただ、これらの特徴は個人差が大きく、すべての人に当てはまるわけではありません。
 
 
しかし、コミュニケーションの取り方は日常生活に支障をきたすことがあり、対人関係の難しさから、孤立しがちになることがあります。
 
 
夫が発達障害・アスペルガー傾向の場合は、感情や気持ちのやり取りができず、妻が孤独を感じることがあります。
 
 
会話のキャッチボールができずに、理解してもらえないと感じたりして、ストレスがたまると夫婦関係が常に緊張状態になります。
 
 
しかし、両親の不仲や夫婦喧嘩は、子どもの脳にも影響を与えることがわかっています。
 
 
子どもの健全な成長のためにも、安全で安心な環境で過ごしたいですね。
 
 
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2. 発達障害・アスペルガー傾向の特徴とは?

 
 
アスペルガーは現在、自閉スペクトラム症(ASD)にまとめられています。自閉スペクトラム症は以前、自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害などと呼ばれていました。
 
 
特徴が似ていたため、区別せずに1つにまとめて「自閉スペクトラム症(ASD)」と呼ばれるようになりました。
 
 
ここで、発達障害・ASDの3大特性は何かお伝えします。
 
 
① 社会的コミュニケーションの困難さ
 
 
② こだわりなど行動や興味が限局的
 
 
③ 感覚の過敏または鈍感
 
 
を挙げられることが多いです。
 
 
その中でアスペルガー症候群の特徴
 
 
知的発達の遅れがない
 →平均以上の知能を持つことが多く、少し関わるだけでは特性があると気づかれにくいです。
 
 
言語の発達に遅れがない
 →言葉の発達は通常通りまたはそれ以上で、語彙も多く饒舌な人もいます。
 
 
社会的相互作用の困難
 →一般的な当たり前、普通を認識しにくく、状況を適切に判断して行動することが難しいことがあります。
 
 
行動および興味の限局性
 →自分のこだわりに強く執着したり、繰り返しの行動やルーチンが固執することがあります。
 
 
 
 
知的に遅れがなく、むしろ頭の回転が速くて、言葉の発達が通常より進んでいる。
 
 
このことから、夫にアスペルガー傾向がある場合、妻は口喧嘩をしても夫に言い負かされ、だんだん「私が間違っているのかな」と思うようになり、孤独を感じやすくなります。
 
 

3. 夫婦喧嘩は子どものためにも何とかしたい!

 
 
わが家には小6の長女と小2の長男がいますが、夫の困りごとが顕著になってきたのは、息子が生まれてからでした。
 
 
発達障害の特性で、環境の変化が苦手な人は多いです。
 
 
今思えば、子どもが増えるということはそれまでの生活がガラリと変わる、とても大きな変化なので、息子が生まれた後に困りごとが顕著になったのには、納得がいきます。
 
 
しかし、当時は何も思わず、日々の喧嘩が増えていき、
 
 
「こんなに責められるような言い方をするのは何でだろう?」
 
「なんで普通に会話ができないんだろう?」
 
 
と、いつも不思議に思い、悔しい思いもしました。
 
 
そんな時にふと、“アスペルガー”が頭をよぎり、調べてみると、「まさしくうちの旦那だ!」となりました。
 
 
夫も、1つ言えば100返ってくるぐらいの勢いで話す人で、たくさん傷つきました。
 
 
私が、自分の意見や感情をうまく言葉で伝えられなかったり、伝えたところで、夫が感情の表現や他人の気持ちを理解するのが難しい特性から、孤独を感じることが多かったです。
 
 
ただ、どうしても譲れないことがありました。
 
 
それは、子どもの前で夫婦喧嘩をすること。
 
 
怖がって子どもが私と一緒に泣いてしまい、何度も夫に「やめてほしい」と言っても始まってしまえば止まりません。
 
 
そのうち、“話をしなければ喧嘩にならない”と、話すことを放棄しました。
 
 
しかし、ギスギスした様子も、夫の顔色を伺って気を遣って生活する様子も、子どもにとっては居心地のいい環境とは言えません。
 
 
 
 
子どものためにこの生活を何とかしようと思ったきっかけがありました。
 
 
それは、夫と喧嘩ではなくただちょっと長めに話しているだけで、子どもが「喧嘩してない?」と聞いてきたことです。
 
 
何度も何度も確認のために様子を見に来るのです。
 
 
「こんなに心配かけてしまっているんだ」と、本当に子どものためにやめようと思いました。
 
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4.夫婦仲は子育ての土台!穏やかに会話する秘策

 
 
でも、どうしたらいいのかわからない。我慢だけでは解決しないと悩む日々。
 
 
その方法は、子どもの不登園をきっかけに学んだ発達科学コミュニケーション(発コミュ)の中にあったのです。
 
 
アスペルガー傾向の旦那さんと穏やかに会話する秘策2つお伝えします。
 
 

◆①ママが子育ての軸をもち子どもとの関係を良くすること

 
 
発コミュは脳科学×心理学×教育学に基づいて脳を発達させるコミュニケーション術です。
 
 
「科学」ということは根拠があります。
 
 
そして、子どもから大人の脳まで、脳は行動するから発達するんです。
 
 
このことを知って、教わったことを実践していくと、子どもに怒ることがぐーんと減りました。
 
 
子どもと穏やかに会話することができるようになりました。
 
 
それまでの私は、夫を不機嫌にさせないように、子どもに厳しくしていたんです。
 
 
・1人でできることもやろうとしない
 
・時間で動かない
 
・きょうだい喧嘩をすぐする
 
 
夫とのイライラをぶつけるように怒鳴ったことも、1回や2回ではありません。
 
 
そんな私が、発コミュを通して子育ての軸ができ、他と比べることも、どうすればわが子を成長させることができるかもわかり、笑顔が増えました。
 
 
それが、夫にもいい影響があったんです!
 
 
特性として、周囲の怒った声や緊張した状況に不安を感じたり、パニックになることがあります。
 
 
感情を意図することが難しいので、私が怒っている状況が理解できなかったり、怒っている声に過敏に反応したり、突発的な怒りは予測していないので不安やパニックになるのです。
 
 
「ママが子どもに怒ることがない」
 
 
それだけで、夫は穏やかに生活できるようになるのです。
 
 

◆②子どもと同じように大人の発達障害も正しく理解すること

 
 
本屋さんに行けば、大人の発達障害の本は多数あります。
 
 
その内容は、特徴や診断、就労について書いてあり、もちろん参考にはなりますが、具体例が少ないなと感じます。
 
 
また、専門用語も多い印象です。
 
 
子どもの発達障害は、子どもやその保護者向けに書かれているのでわかりやすい言葉で、具体的な例が多く使われています。
 
 
例えば、「感覚過敏」について。
 
 
本では大人になると、やわらぐ可能性があると書いてあります。
 
 
それを鵜呑みにすると、「何だこの人良くなってないんだ」と思いがちです。
 
 
聴覚過敏のある夫は毎晩何かを聞いていないと眠れない人です。
 
 
これが、以前は、「もう、電気代かかるのに」とか 「子どもが真似するじゃん」と思っていました。
 
 
聴覚過敏により、「夜はたくさんの音が余計に響いて聞こえるから」と、ただ聞いていたいわけではなく、夫なりに小さいころからの特性に対処してきた結果だとわかりました。
 
 
また、行動がパターン化されていることも特性を知る中で、「これもだ!」とわかり、私のイライラも軽減され、夫の見方が変わりました。
 
 
私はそれまで、大人の発達障害の本を読んで、知っただけで、行動に移すことができませんでした。
 
 
行動が変わらないから、夫婦関係も変わりませんでした。
 
 
まずは、子どもの内容を夫にも当てはめてみて、正しく理解することが大切だと感じます。
 
 
 
 
発達障害であるなしに関わらず、夫婦には何かと理解できないことがありますよね。
 
 
今、旦那さんのことがストレスになり、「理解しようと努力してきた」「それでもわかり合えないから諦めている
 
 
と思われているかもしれません。
 
 
私もそうでした。何度頭の中で存在を消したかわかりません。心身ともに辛く、カウンセリングや精神科に通ったこともあります。
 
 
けれども、「相手を変えることはできないなら自分が変わろう」そう思えて、初めて気持ちが楽になりました。
 
 
もっと知ろう!学んでみよう! そして、夫とも会話してみよう!と思いました。
 
 
アスペルガー傾向の夫には困りごとも多いかもしれないけれど、いつも同じ行動をしたり、突き詰めて調べたり、何かに深くのめり込む。
 
 
そんな様子に関心したり、尊敬することもあります。
 
 
子育てに関しても一生懸命さがあり、子どもが何か聞けば一緒に考えたり、カード集めを誰よりも楽しんだりする姿を見て、子どもたちもパパが好きです。
 
 
今、家族が笑って話せるようになり、夫婦仲が子どもに与える影響が大きいことを実感しています。
 
 
ここまで読んでくださったあなたは、家族想いのママであると思います。
 
 
家族関係が今より良くなるならと思えたら、ちょっとだけ知ろうとする「行動」へと移してみてください!
 
 
ご自身がアスペルガーかもとお悩みでしたらこちらの記事もご覧ください。
 
 
 
 
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執筆者:林 花寿美
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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