科学や乗り物、ロボット、ものづくり好きの発達障害・自閉症スペクトラムの小学生のお子さんを科学館に連れて行きたくなるお母さんは多いのではないでしょうか?外出することにハードルが高いお子さんでも行動を起こせるヒケツをお話しします! |
【目次】
1.科学や乗り物、ロボット、ものづくりが大好きだけど、外出は苦手というお子さんへ
2.興味があるのにでかけるのは苦手なのはどうして?
3.行動意欲をかき立てる、みなとみらいの魅力とは?
4.『三菱みなとみらい技術館』の魅力とは?
①未来調査船「SUPER SHINKAI」
②「シーメカニマル」をつくろう!
③その他の見どころ
④企画展も熱い!
1.科学や乗り物、ロボット、ものづくりが大好きだけど、外出は苦手というお子さんへ
科学や乗り物、ロボット、ものづくりには興味があるけれど、外出が苦手で行動範囲が広がらないお子さんに、モヤモヤしてしまうお母さんいませんか?
科学館に行ったらいろんなことを学べるよ、と伝えても「行かない」の一点張り。
お母さんとしては、せっかく科学や乗り物、ロボット、ものづくりに興味があるのだから、最新技術などに触れて学びを深めてほしいと思いますね。
また、不登校や行きしぶりがあるお子さんに対しては、学校に行けなくても自分の興味はどんどん深めてほしいし、興味から行動を広げてほしいと思いますね。
そんなときに無理やりや交換条件などで連れて行っても家族で楽しめないのはわかっている、でもどうしたら楽しくお出かけできるのかわからないと悩んでいませんか?
行動する、と決めるのはお子さんですが、行こうと思える工夫や対策はお母さんでもできるのです!
『三菱みなとみらい技術館』へのお出かけを例に、一緒に工夫や対策を考えてみましょう!
2.興味はあるのに、でかけるのは苦手なのはどうして?
発達障害・自閉症スペクトラムのお子さんは、初めての場所が不安、いつもと違うことが苦手、人が多い場所が苦手、見通しが持てないことは挑戦しづらい、などの特性があります。
いくら科学や乗り物、ロボット、ものづくりが大好きでも、外出すること、初めての場所に行くことはとてもハードルが高いことが多いです。
そのハードルを下げるのはなんでしょうか。
移動手段を最もストレスが少ないものにする、
技術館のホームページを見せて見通しを持たせる、
タイムスケジュールを書いてみせる、
技術館のホームページを見せて見通しを持たせる、
タイムスケジュールを書いてみせる、
などの対応もありますが、今回は行動へのモチベーションを上げることに注目して考えてみようと思います。
お子さんはどうしても欲しいもののためなら行動できるってことないですか?
そんなお子さんに、みなとみらいの立地は最適なのです!
3.行動意欲をかき立てる、みなとみらいの魅力とは?
なぜ、みなとみらいが最適なのでしょうか?
実は科学や乗り物、ロボット、ものづくりが好きなお子さんがハマるグッズのお店が、『三菱みなとみらい技術館』の隣に位置するランドマークタワーやクイーンズスクエアに盛りだくさんなのです!
例を挙げてみましょう。
ランドマークタワーには、レゴ(R)ストア、鉄道模型専門店カツミ、トミカ・プラレールショップがあります。
キャラクター好きにはクイーンズスクエアのスヌーピータウンショップ、ディズニーストア、サンリオ、クラフトホリックなどがあります。
売っているものがイメージできる+好きなものが売っている、
が分かると安心してワクワクできちゃいます!
が分かると安心してワクワクできちゃいます!
もちろん、技術館のミュージアムショップにもプログラミング教材、3Dパズル、科学キット、ロボット、宇宙食などワクワクするグッズが盛りだくさんです!
また、いつもと同じが安心するので、どこにでもあるマクドナルドをランチに設定することも有効です。
みなとみらいのオシャレなお店でランチができないのは、お母さんにとっては残念なのですが、そこはスモールステップで!!
マクドナルドはランドマークタワーにもクイーンズスクエアにもあり、両方ともオープンテラス席があるので、室内の混雑した雰囲気から解放されてリラックスできますよ。
好きなお店に顔を出せて、ランチはいつものマクドナルド、そんな提案で初めての『三菱みなとみらい技術館』へのハードルも少しは下がり、「行ってみようかな」と言ってきたら嬉しいですね!
4.『三菱みなとみらい技術館』の魅力とは?
横浜ランドマークタワーの目の前にある『三菱みなとみらい技術館』。
実物大模型や体験型展示を通して、科学技術を楽しく学べる施設です。
実物大模型や体験型展示を通して、科学技術を楽しく学べる施設です。
館内は「陸」・「海」・「空」・「宇宙」のテーマ別ゾーンで、ものづくりの発展の歴史と最先端技術が学べます。
サイエンスプラザや、キッズグラウンドという未就学のお子さんが大型ブロックを使ってものづくりを体感できるスペースがあるので、小さなごきょうだいも一緒に楽しめますよ。
ここでは「海」ゾーンを取り上げて、技術館の楽しさをお伝えします!
◆①未来調査船「SUPER SHINKAI」
海ゾーンの見どころの一つは、未来調査船「SUPER SHINKAI」。
超深海に潜って未知の鉱石探しなどのミッションに挑んでみてはいかがでしょうか。
5分弱のシミュレーションゲームで、並んで順番にトライします。
5分弱のシミュレーションゲームで、並んで順番にトライします。
そのため、“他の人に邪魔されることなく集中して取り組める”、“並んでいる時に前の人がやっているゲームをチラ見でき、心の準備ができる”のでオススメです。
◆②「シーメカニマル」をつくろう!
タッチパネルで部品や色を選択し、自分でつくった深海生物メカが隣の巨大スクリーンで泳ぎます。
タッチパネルは4台、2台は100cm未満の小さなお子さんでも届く高さなので、ごきょうだいで一緒に楽しめます!
タッチパネルは4台、2台は100cm未満の小さなお子さんでも届く高さなので、ごきょうだいで一緒に楽しめます!
自分でつくったものが目の前で形となり、動く姿が見られる、こんな一連の流れに心動かされる自閉症スペクトラムのお子さんは多いはずです
◆③その他の見どころ
大人気なのは「空」ゾーンの国産ジェット旅客機MRJの実物大模型!
なんと操縦体験ができます。
飛行機好きにはたまりませんね!
飛行機好きにはたまりませんね!
◆④企画展も熱い!
『三菱みなとみらい技術館』ではその時々の話題の技術をテーマに企画展を開催しています。
2019年11月1日より2020年1月までの現在開催中の企画展は、「スポーツを科学する」です。
10m走るだけで100mのタイムが分かっちゃうコーナーやバスケットゴールにシュートをチャレンジするコーナーなどがあります。
10m走るだけで100mのタイムが分かっちゃうコーナーやバスケットゴールにシュートをチャレンジするコーナーなどがあります。
注目が苦手、不安が強いなどの自閉症スペクトラムの特性を持つお子さんでも、ついチャレンジしたくなる2つの要素があるので安心です。
1つはクイズラリーのうちの1つのイベントなので、攻略したくなる気持ちが後押ししてくれます。
もう一つはタイム計測や制限時間があり、数字ではっきり分かることを好む自閉症スペクトラムのお子さんもやる気になりやすいのです!
そんな楽しめる工夫が満載の企画展もオススメです!
参考までに、2018年12月からの企画は「ロケット×人工衛星ー最新宇宙ミッションを追えー」、2019年3月からの企画は「科学捜査の秘密 3」、2019年7月からの企画は「ものづくりしようよ!〜科学のチカラでラジオから宇宙ロケットまで〜」でした。
これからの企画も楽しみですよね!ぜひチェックしてみてくださいね!!
――施設詳細――
【名前】三菱みなとみらい技術館
【住所】神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目3番1号 三菱重工横浜ビル
【営業時間】10:00〜17:00 (入館 16:30まで)
【休館日】毎週火曜日・年末年始
【公式サイト】https://www.mhi.com/jp/expertise/museum/minatomirai/
【名前】三菱みなとみらい技術館
【住所】神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目3番1号 三菱重工横浜ビル
【営業時間】10:00〜17:00 (入館 16:30まで)
【休館日】毎週火曜日・年末年始
【公式サイト】https://www.mhi.com/jp/expertise/museum/minatomirai/
※この記事の情報は2019年11月時点のものです。おでかけの際には公式サイトで最新の情報をご確認ください。
執筆者:川本みかん
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)