夏休みにゲームばかり、YouTubeばかりで宿題もせずにダラダラと過ごす息子の姿にイライラしていました。ですが、発想の転換をすることでイライラせずに過ごすことができました。その方法をお伝えします。
【目次】
1.夏休みにゲームばかりで親子でストレス
2.夏休みは何のためにあるのか?
3.夏休みにイライラせずに過ごせる方法
1.夏休みにゲームばかりで親子でストレス
私には2人の子どもがいます。上の子は現在小学校3年生です。小学校2年生の夏休みのときの話をしたいと思います。
小学生と言えば、夏休みの宿題がありますよね。ですが、息子は夏休みの宿題もせずにゲームばかり、YouTubeばかりしていました。
その姿を見るとモヤモヤした気持ちになり、イライラしてしまっていました。
子どもたちがいることで家事などが増えて私ばかりが忙しく、自分時間も減って息抜きもできずにストレスが溜まっていく感覚がありました。
ストレスが溜まると子どものできていないことに更に目がいき、小言が増えてしまい、子どもも嫌な気持ちになってできることもやらなくなるという悪循環でした。
私も子どももストレスを溜めていました。
2.夏休みは何のためにあるのか?
夏休みは何のためにあるのでしょうか?3つの目的が考えられます。
◆暑さ回避
1つ目は、「暑さ回避」です。暑い中では集中して勉強したり、活動をしたりすることができません。
猛暑の中での活動は熱中症も危険です。
◆心身の休養
2つ目は、「心身の休養」です。子ども達ほど長い休みでなくても大人も休みに、仕事や家事から離れたことでリフレッシュできた経験があると思います。
発達途中の子どもなら尚さら必要です。心と体をゆっくりと休め、心身ともにリフレッシュすることで、またがんばろうというやる気が出てきます。
◆体験や研究
3つ目は、「体験や探究」です。夏にしかできない体験、長期休みだからできる探究活動があります。
キャンプや海水浴、旅行などの体験や、好きなことに夢中になって取り組む探究活動をしやすいのが夏休みです。
以上のような理由と日本古来の「盆休み」の考えから、夏休みはあるようです。
3.夏休みにイライラせずに過ごせる方法
せっかくの夏休み、大人も子どももイライラせずに過ごしたいですよね。イライラを生んでいるのは、大人と子どもの当たり前が違うからです。
そこで大人の当たり前を変える非常識な提案をしたいと思います!
夏休みの宿題をイヤイヤやるより、好きなことややりたいことをしましょう!
脳は嫌だと思いながらやることより、楽しいと思いながらやることのほうが成長します。
夏休みの宿題は絶対にしないといけない…全部やらないとダメ…
これらは大人側が決めた当たり前です。
それを子どもに強制してやらせてもお母さんは満足するかもしれませんが、残念ながら好きなことをしたときより脳は成長していません。
無理やり宿題をやらせることで、宿題をより嫌いになる可能性もあります。
好きなことややりたいことが得意なことに発展し、将来得意なことがあることが強みになると思います。
この発想の転換をしたことで、私がイライラせずに過ごすことができた具体的な方法を紹介します。
◆ゲームをする
ゲームばかりすることを受け入れました。
そして、息子の大好きなゲームを一緒にやって楽しみました。息子の友達を誘ってゲームをすることもありました。
ゲームで会話力が伸びるように様々な会話をすることも意識しました。
「上手だね」「強いね」と褒めたり、「このキャラはどんな特性があるの?」と質問。
「ここのやり方教えて」と頼ったり、「もう少しでクリアできそうだね」と励ましたり、「面白かったね」「このキャラかわいいね」と感情表現するようにしました。
◆ゲーム以外に誘う
ゲーム以外にも興味を広げる為、何でも誘ってみました。
旅行や海など断られたものもありましたが、夏祭り、花火、プール、水遊び、水風船、有料施設、スイカ割り、友達とおでかけ、ショッピングモール、外食、プログラミング、お手伝いなどができました。
◆子どものやりたい宿題だけする
夏休みの宿題をするもしないもお子さんの責任です。
そうは言ってもまだ小学校低学年だと1人で計画を立ててやることが難しい、終わらなくて癇癪を起こしてしまうようであれば、夏休みが始まるときにお子さんと一緒に無理のない計画を立ててあげましょう。
計画を立てたあとは、「今日やるって言ったよね!」と強制するのではなく、「そういえば今日は◯◯をするって言っていたね」などと提案をして見守ります。
手伝うことでできるなら手伝ってあげるのも良いと思います。私の場合、息子に夏休みの宿題でやりたいものを聞き、それだけは終わるように目標を立て一緒にやりました。
息子が選ばなかった宿題はやりませんでした。
◆お母さんも好きなことをする
お母さんも好きなことをして過ごしましょう。そんな姿にお子さんもリラックスして過ごすことができると思います。
お子さんから離れて大丈夫であれば別の部屋で少しだけでも過ごすことも良いと思います。
私は「何時まで別の部屋にいるね」や「ドラマ1本見るね」など子どもに宣言して自分時間を持ったり、「お昼は外食にしよう」と言い家事の負担を減らしたりしていました。
親子で素敵な夏休みになるように参考にしていただけたら嬉しいです。
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執筆者:安室ゆう
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)