九九を覚えられない小2発達障害の子が簡単に覚える方法

 

小2で九九が覚えられないとお困りのことありませんか?九九が覚えられないことには理由があります。発達障害やグレーゾーンの子どもや、覚えることが苦手な子どもでも簡単に覚えられる九九の覚え方があるのでお伝えしていきます。
 

【目次】

1.小2の発達障害の子どもが九九を覚えられない
2.九九が覚えられない理由
◆覚える力が弱い
◆九九やかけ算の仕組みが理解できない
3.簡単に覚えられる九九の覚え方!
◆九九の仕組みをおやつで覚える
◆子どもの好きなことを九九に絡める
◆効率の良い方法で覚える

 
 

1.小2の発達障害の子どもが九九を覚えられない

 
 
小学2年生のお子さんが九九を覚えられないとお困りのことありませんか?
 
 
九九は2年生の算数において最大の難関です。
 
 
九の段までそれぞれ9つの数式を暗記する必要があるので、つまづく子どもが多いところでもあります。
 
 
特に発達障害やグレーゾーンで、聞く力や覚える力に苦手さがあると、九九を覚えられないということがあります。
 
 
わが家の発達障害の注意欠如・多動症(ADHD)の傾向がある境界知能の息子も小学2年生の時は九九が覚えられなくて困っていたことがあります。
 
 
息子の学校では秋から九九の授業が始まることがわかっていたので、夏休みに九九を覚えられるようにサポートしました。
 
 
九九の音楽を流す、お風呂場に九九のポスターを貼るなど、九九に馴染めるような環境づくりから始めたのですが、九九に興味のない息子は全てスルーしていました。
 
 
音楽を流しても口ずさむこともなく、ポスターには見向きもしない状態でした。
 
 
九九の表を見せて、一の段から声に出すよう促しても、やる気もありません
 
 

 
 
ただ唱えているだけでは覚えることもできず、こんな状態で九九を覚えられるようになるのか不安しかありませんでした。
 
 
そんな私が発達障害の息子が覚えられるように、工夫して簡単に覚えられた方法があるのでお伝えします。
 
 
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2.九九が覚えられない理由

 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもや、九九が苦手な子どもが覚えられない理由には主に2つあります。
 
 

◆1.覚える力が弱い

 
 
発達障害やグレーゾーンの子ども、九九が苦手な子どもの場合、覚える力が弱いことがあります。
 
 
九九は81個の数式でできており覚える量が多いです。
 
 
さらに、いつもとは違う数字の読み方も出てきます。
 
 
例えば、3の段だと、通常の「さん」だけでなく「さ」「ざん」とも読むことがあり、それらの違いも覚える必要があります。
 
 
そのため覚えることが苦手な子どもの場合、覚える量の多さ読み方の複雑さから、なかなか九九を覚えられないことがあります。
 
 
聞いて覚えることが苦手だと、九九の歌を聞いても記憶に定着しなかったり、自分で声に出して唱えていてもただ唱えているだけで頭に入っていないことがあります。
 
 
また見て覚えることが苦手だと、九九表を見ても、その式と答えが記憶につながらないことがあります。
 
 
そして思い出す力が弱いと、一度九九を覚えられたとしても、すぐに忘れてしまい、時間が経つと思い出すことができないこともあります。
 
 
そのため覚える力が弱い子どもにとっては、九九を覚えることはかなり難関なのです。
 
 
 
 

◆2.九九やかけ算の仕組みが理解できない

 
 
九九を理解して覚えるためには、まず九九の仕組みを理解している必要があります。
 
 
九九は2×1=2、2×2=4、2×3=6…と順番にかけられる数(2)ずつ増えていきます。
 
 
一の段だと答えが1個ずつ増えていく、二の段だと答えが2個ずつ増えていくので、足し算を繰り返していけばその段の答えを出せるという九九の仕組みがあります。
 
 
しかし足し算が理解できていなかったり、数字が順番に増えていくという理解が難しい場合には、足し算を繰り返していくことができなかったり、増えていくことをイメージできないことがあります。
 
 
そしてもう一つ、かけ算には「1つあたりの量」×「いくつ分」=全体の量という仕組みがあります。
 
 
例えば2×3=6がりんご2個を3人ずつに渡して6個になるということです。
 
 
この式にある数字の量や答えの量をイメージできると、九九も覚えやすいのですが、イメージが難しい場合は、九九を覚える時にもただ唱えていくだけで、式と答えだけの丸暗記になってしまうことがあります。
 
 
このように九九やかけ算の仕組みが理解できないと、覚えることに苦戦してしまうことがあります。
 
 
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3.簡単に覚えられる九九の覚え方!

 
 
九九は小学3年生でやる割り算や掛け算の筆算にもつながる土台となる単元なので、ぜひ覚えられるようにしたいですよね。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもや、九九を覚えることが苦手な子どもが簡単に覚えられる覚え方をお伝えします。
 
 

◆1.九九の仕組みをおやつで覚える

 
 
九九やかけ算の仕組みが理解できていない子どもにおすすめな方法が、ズバリおやつで覚える作戦です。
 
 
おやつに限らず、お子さんの好きなものならなんでもOKです。
 
 
おやつの場合、食べる時に子どもと一緒に準備します。
 
 
例えば、チョコ3個ずつを4人で食べる場合、お皿を4枚準備します。
 
 
そして1枚のお皿にたくさんあるチョコの中からいち、に、さんと数えながらチョコを3個載せます。それをお皿4枚分繰り返します。
 
 
1、2、3と数字が順番に増えていくことが理解できますし、「1枚のお皿に3個載っているね」と伝えることで、量を理解することができます。
 
 
そして「チョコが3個載っているお皿が4枚あるね。全部でチョコが12個だね。3×4=12だね」と伝えていきます。
 
 
正しく理解することが目的ではなく、これがかけ算なんだということをなんとなく体験の中から理解していくことが大切です。
 
 
このような声かけをお母さんがしたり、お子さんと一緒にしていくことで、九九の仕組みを理解できるようになっていきます。
 
 
お子さんの好きなものだと楽しみながらできます
 
 
ワクワクしている時に入ってきた情報はより記憶しやすいので、ぜひお子さんと楽しみながらやってみてくださいね
 
 

 
 

◆2.子どもの好きなことを九九に絡める

 
 
仕組みを覚えたら、九九=楽しいとインプットしていきます。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもは、一度、九九は難しい、つまらないなどのネガティブな印象を持ってしまうと、九九を覚えることに拒絶反応を持ってしまいます。
 
 
そのため、九九ってなんだか楽しいなと感じてもらえるようにしましょう。
 
 
楽しいと感じられる方法として、子どもが好きなことと九九を絡めることです。
 
 
例えばゲームが好きな子どもの場合は、九九の学習ができるゲームアプリをダウンロードして、ゲームで遊びながら、九九にふれていきます。
 
 
歌を歌うことが好きなお子さんなら、好きなジャンルの九九の歌を探して、それを流していきます。
 
 
お母さんが楽しそうに歌うことで、一緒にお子さんも歌いながら九九の式のフレーズが耳に残っていくことがあります。
 
 
ダンスが好きな子どもなら、九九の歌を流しながら、身振り手振りを動かしたりしながら踊ることも良いですね。
 
 
子どもが楽しい!と感じられる好きなことで九九を身近なものにして、ポジティブなイメージを持ってもらいたいですね。
 
 

◆3.効率の良い方法で覚える

 
 
九九の仕組みが理解できて、九九は楽しいと感じてもらうことができたら、次は実際に九九を覚えていくことに取り掛かります。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもはできるだけ負担が少なく覚えられるようにしたいですよね。
 
 
そのためにはその子どもにとって最も覚えやすい効率の良い方法にします。
 
 
例えば耳から聞くと覚えやすい子どもの場合は、耳を使ったアプローチがおすすめです。
 
 
歌を一緒に歌ったり、語呂合わせを考えて声に出していきます。
 
 
自分の発した声が耳から入ってくるので、発声する、耳から聞くという二つの感覚器官を使うため、耳が得意な子どもの場合はより覚えやすくなります。
 
 
語呂合わせは、例えば9×9=81の場合、犬がクンクン(99)匂いを嗅ぎながら入っていく(81)など、子どもと一緒に考えても楽しいですね。
 
 
目で見たことだと覚えやすい子どもの場合、九九表を一緒に眺めて唱えていくことがおすすめです。
 
 
目で見たことを声に出すことで、視覚と発声すること、耳から聞くことという三つの感覚器官を同時に使うので、より覚えやすくなります。
 
 
一の段は比較的覚えやすいので、一の段だけ覚えられたらまずはハナマル。
 
 
「九九、簡単に覚えられたね。さすが。」と肯定して、九九を覚えると褒められると感じられるようにします。
 
 
息子の場合は、1日に1つの段だけを覚えることをしました。
 
 
方法は九九表を見ながら、1つの段だけを1回ずつ唱えながら紙に書き出すということを行いました。
 
 
目で見た九九の式を一時的に記憶し手を使って書くこと、自分の唱えた九九が耳から入ってくることで、視覚・触覚・聴覚を使用しながら覚えることができるので、より記憶に定着しやすくなります。
 
 
1つの段だけだと1分もかからずに書けます。
 
 
3日くらい一の段を書くことを繰り返したら、次の3日間は二の段などと時間をかけて子どものペースでゆっくり進めていきます。
 
 
記憶というのは、時間をおいて情報をインプットすることを繰り返すことで、脳に重要な情報だと認識されていきます。
 
 
1日1回でも3日間くらい続けると、よりインプットされて、長期記憶というずっと覚えておける記憶に移行していきます。
 
 
また覚える時間としては寝る前に行うことも、おすすめです。
 
 
なぜなら、寝ている間に記憶が整理されていくので、覚えたいものは寝る前に見たり聞いたりすることで、より記憶されやすくなります。
 
 
息子は発達障害・ADHDの傾向や境界知能で覚える力が弱いですが、この方法を行うことで夏休みには九九を全て覚えることができました
 
 
そして秋からの九九の学習にもスムーズに取り組むことができました
 
 
九九を覚えられない小2の発達障害の子や九九が苦手な子にはぜひ楽しく、効率よく覚えられる九九の覚え方を試してみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:菅野 美香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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