発達障害で中学生の反抗期も怖くない!親の言葉が子どもにスッと届く親の対応方

 

発達障害の子どもはもともと感情のコントロールが苦手。そのうえ中学生で思春期となるとさらに気持ちが不安的になり反抗期がひどくなりがちです。でもどんな反抗期の子どもでも、親の言葉がスッと届く夢のような方法がありますので、ご紹介しますね !
 

【目次】

 
 

1.思春期中学生の子どもが言う事を聞かず、反抗期の子どもに困っていませんか?

 
 
中学生になると勉強が難しくなり遊んでばかりいる子どもをみると、「勉強しなさい!」と言いたくなりますよね。
 
 
親の心配とはうらはらに子どもは全く勉強せず、親の言うことを聞かない子どもにイライラしてしまいます。
 
 
そのライラを子どもにぶつけて子どもと親子バトルになることも多いですよね。
 
 
 
 
子どもは毎日ゲーム、You tube三昧で、親のいう事も聞かない毎日。
 
 
それに加え思春期にさしかかり精神的にも不安定で、親とも距離をとろうとする時期でもあります。
 
 
我が家の息子も中学生となり、どんどんゲーム時間が伸びていく様子を見て正直心配になりました。
 
 
「ちゃんと勉強しなさい」と注意すればするほど息子は「うるさい!黙れ!」と反抗してくるようになりました。
 
 
そんな息子を見て私はゲームを取り上げたり、制限をして強制的に言う事を聞かせようと必死になっていました。
 
 
家で勉強をせずゲームばかりしている息子に家庭教師をつけたり、私が立てた勉強のスケジュールを毎日やらせたり子どもが嫌がることばかりしていました。
 
 
その結果、子どもは勉強をするどころかゲームにどんどん没頭していき、ついに学校にも行かなくなりました。
 
 
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2.発達障害の子どもが親のいう事をきかない理由

 
 
小さいころは注意すれば言うことを聞いていた子どもが、中学生ともなると自分の意思がはっきりしてくるため親のいう事をどんどん聞かなくなってきます。
 
 
その理由は脳の成長に関係します。
 
 
脳の成長には順番があり、まずは聴覚が最初に発達します。
 
 
その次に聞いた言葉を「理解」し、それを「記憶」して「行動」するという順番で脳は成長していきます。
 
 
「聞く(聴覚)」というのは脳の成長の最初の段階です。
 
 
もともと子どもは大人に比べ脳の成長が未熟です。
 
 
さらに発達障害の特性を持つ子どもはその成長もゆっくりなため聞いているようで実際には聞いていないということが起こります。
 
 

 
 
親はこの状況を理解していないため、子どもにできていないことをダメ出ししたり注意をし続けます。
 
 
「聞く力」が未熟な子どもにとっては聞くことが苦手なうえに、イヤな事ばかり言い続けてくる親のいう事は聞く気になれません。
 
 
親が子どものためと思いダメ出しをしたり注意する声かけをすればするほど、子どもは耳を塞いでいきます。
 
 
この親の間違った対応が、子どもが親のいう事を聞かない理由です。
 
 
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3.親がやるべきことは1つ!「褒める」ことで子どもの行動する力をひきだせる

 
 
「聞く力」が未熟な子どもでも「聞きたい」と思える接し方を親がすることで、子どもの「聞く力」は成長します。
 
 
「聞きたい」と思える接し方とは、どんな接し方でしょう。
 
 
子どものできてないことを見つけて口出しするのではなく、それは子どもが喜ぶことを伝える。
 
 
つまり子どもに興味を示し、できていることを「褒める」ことが必要です。
 
 
大人でも子どもでも、できていないことばかり指摘してくる人か、できている事を褒めてくれる人かどちらの人の話を聞きたいと思うか。
 
 
当然褒めてくれる人の話を聞きたいですよね。
 
 
ただ思春期中学生は小さい子のように単純に「凄いね!出来たね!」と褒めても「うざい!」と言われてしまいます。
 
 
思春期中学生の子どもには、「ありがとう」「〇〇してくれて嬉しい!」と感謝の気持ちを伝える。
 
 
「そんなことできるの?」と声をかける、OKサインを出す、背中に軽く触れる、などの方法で「褒め」を伝える方が素直に受け取ってもらえます。
 
 
 
 
息子の場合はゲームが好きなので、まず子どもの好きなことを話題にしてコミュニケーションをとりました。
 
 
友達と大会に出て本選に出場することを目指して日々頑張っている姿を見て「予選を突破した?惜しかったね」と会話をしていきました。
 
 

次に、何時に起きても「おはよう」と笑顔で言うようにしたり、「ご飯美味しそうに食べてくれて嬉しいな~」という褒めの声かけをするようにしました。

 
 
すると、自然とこちらの声も耳に届くようになり、部屋にこもる事が多かった息子が、次第に息子の方からゲームの話をするようになってきました。
 
 
最近では少し私の話を聞いてくれるようになり、私から「〇〇やっておいてくれない?」というと「わかった」とお手伝いしてくれることも増えてきました。
 
 
親は子どもの「聞く力」を育てる土台作りをするために、子どもに興味を示し「褒め」を続けていくことが何よりも大切です。
 
 
ぜひ色々な「褒め」をお子さんにたくさんして素敵な親子関係を築いてくださいね!
 
 
 
 
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執筆者:平野 可奈子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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