大好きな電車にも乗れない!引きこもり小学生が外に出られるようになった2ステップ

 

私の息子は不登校になったことをきっかけに近くのスーパーにも行けなくなり、好きだった電車が苦手になり乗ることができなくなりました。そんな息子が1時間電車に乗りキャラクターカフェに行くことができました。苦手を克服した方法をお伝えします。
 

【目次】

1.好きだった電車が苦手になる
2.今までできたことができなくなる理由
3.苦手を克服した2ステップ

 
 

1.好きだった電車が苦手になる

 
 
我が家には現在小学校3年生の息子がいます。発達障害グレーゾーンで、人一倍敏感な子(HSC:Highly Sensitive Child)です。
 
 
小さいときから電車が好きで、毎日プラレールで遊んだり、おでかけも車と電車なら電車を選んだりするような息子が電車に乗れなくなってしまったのは、小学校1年生のときに不登校になったことがきっかけでした。
 
 
不登校になり、自宅に引きこもるようになったからです。
 
 
発達科学コミュニケーションを習ったことで徐々に回復し、自転車でなら出かけられるようになり、車で15分の距離で本人が安心できる場所であれば出かけられるようになりました。
 
 
それでも電車に乗ることは拒否し、「1駅だけでも乗ってみる?」と提案しても乗ることができず、すっかり電車が苦手になってしまったのです。
 
 
 
 
息子には不登校になる前から行きたいテーマパークがあり、その行きたい場所は我が家では新幹線か飛行機でないと行けない場所です。
 
 
息子が「行きたい」と言うことが度々あり、本人が行きたいと言うなら行けるかもしれないと予約をしようと準備を進めると、「やっぱり不安。無理」と言い出し中止することが何度もありました。
 
 
もっと自信をつけ、楽しく出かけられた成功体験を作る必要を感じました。
 
 
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2.今までできたことができなくなる理由

 
 
今までできていたことができなくなるのには理由があります。
 
 
・ネガティブな記憶を溜め込みやすく忘れにくい
 
・不安が強い
 
・扁桃体の過活動
 
・前頭前野の発達が未熟
 
・感覚過敏がある
 
 
ということが理由です。
 
 
発達の特性があると、ネガティブな記憶を溜め込みやすく忘れにくいです。
 
 
ネガティブな体験をしたことが忘れられず、また起こるかもしれないと不安になり、今までできていたことができなくなることがあります。
 
 
ここでいくら「大丈夫だよ」と言っても効果はありません。それは、扁桃体が過活動になっているからです。
 
 
扁桃体は感情を司り喜怒哀楽を生み出す脳の中心的な領域です。
 
 
そして、安心安全を最優先するため、怖いと感じるとSOSとして不安な気持ちが出てきます
 
 
扁桃体が過活動になると感情のコントロールも難しくなります
 
 
扁桃体の興奮を抑える働きをしているのが前頭前野ですが、子どもの脳の発達は後ろから前へと進むため、おでこ側にある前頭前野の発達は未熟なままです。
 
 
感覚過敏は、聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚が刺激を過剰に強く感じ苦痛や不快を感じることです。
 
 
感覚過敏は体調や気分、緊張や疲労が原因で出てきたり、強まったりすることもあります。
 
 
息子の場合、電車はさまざまな刺激が多く、乗ることを考えただけで不安を感じたと思います。
 
 
 
 
不安な気持ちが消えないうちは大丈夫と思うことができず行動できません。
 
 
これらが今までできていたことができなくなる理由です。
 
 
では、今までできていたことができるようになるにはどうすれば良いか、次でお伝えします。
 
 
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3.苦手を克服した2ステップ

 
 
不登校になってから、2年間全く乗れなかった電車に乗り、キャラクターカフェに行くことができたのは、息子に自信をつけスモールステップで進めたからです。
 
 

◆ステップ1:自信をつける

 
 
どのように自信をつけたかというと、当たり前に感じる行動でも家の中で行動をし始めたら褒め行動のあいだもこまめに褒めました
 
 
最後まで行動できれば褒めて終わります
 
 
実際に褒めた行動は、「おはよう」と言えたことや、ごはんを食べ始めたこと、遊んでいること、笑っていること、手を洗ったことなど当たり前にできるようになっていることも褒めます。
 
 
そうして息子は自信を貯めていきました。
 
 
すると、自信が貯まった息子は家の中で新しい行動をどんどんするようになっていき、更に自信をつけていきました。
 
 

◆ステップ2:スモールステップ

 
 
次にしたのは、行ったことがある場所、好きなものがある場所、近い場所などで、ここなら行けるかな?と思うお出かけに誘い、たくさんの成功体験を作り褒めていきました
 
 
このときに決して無理強いだけはしないでください。
 
 
あくまでも本人のペースでできるようになること楽しかった記憶が残ることが大切です。「行かない」と言われる日があっても大丈夫です。
 
 
お出かけの自信もつき、今なら電車に乗る挑戦ができそうと思った私は息子に「息子の大好きなキャラクターのカフェがあるから電車で行ってみない?電車で1時間くらいだよ」と誘うと「行きたい」という返事が聞けました。
 
 
これは大好きなキャラクターというのも大きなポイントです。
 
 
それと、1時間くらいで着くというのも息子が平気と思えたポイントでした。
 
 
キャラクターカフェに行く前は不安を口にすることもなく当日を迎え、電車の中でも「揺れるね。あと何分で着くの?」などと話しながら、楽しそうに乗っていました。
 
 
こうして電車が苦手になった息子でしたが、苦手を克服できました
 
 
 
 
今年は息子が不登校になる前から行きたがっていたテーマパークに2年半越しに行く予定です。
 
 
自信がついた息子は、早く行きたがり楽しみにしています。
 
 
苦手を克服するには時間がかかるかもしれませんが、私が行ったことを参考にしていただけたら嬉しいです。
 
 
 
 
これを参考にすれば肯定の声かけに迷いません!
 
 
 
 
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執筆者:安室ゆう
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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