片付け苦手を親子で解消!ADHDキッズもできた『お片付けチーム作戦』の秘訣

 

ADHDの子どもが片付けが苦手で、つい叱ることが多くなっていませんか?お母さん自身も片付けが得意でない場合、どう教えれば良いのか悩むことも少なくありません。片付けが苦手な親子でも大丈夫!我が家で成功した「お片付けチーム作戦」を紹介します。
 

【目次】

1.「僕はダメな子…」片付けに苦しむADHDグレーゾーンの息子の一言
2.実は親子で片付けが苦手なんです
3.親子で「お片付けチーム」作戦!成功の秘訣とは
◆作戦1:チャレンジカードで片付けパトロール
◆作戦2:シールでご褒美!達成感を視覚化

 
 

1.「僕はダメな子…」片付けに苦しむADHDグレーゾーンの息子の一言

 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの子どもの中には片付けが苦手というお子さんが多いですよね。
 
 
片付けが苦手で悩む毎日…何度言っても片付かないお部屋にうんざりしていませんか?
 
 
我が家にも片付けが苦手なADHDグレーゾーンの息子がいます。
 
 
片付けをしようと声をかけても、なかなか始められない、片付けを始めてもすぐに別のことに気を取られてしまう…
 
 
部屋が片付かないことで、私だけでなく、主人や義母にまで怒られてしまい、息子はますますやる気を失ってしまっていました。
 
 
「また怒られた…」「パパに片付けしろって言われる」「おばあちゃんがうるさい」
 
 
そんな言葉が息子の口から増え、次第に「僕なんて何もできない」「僕はダメな子だ」という言葉が出るようになってきました。
 
 
 
 
このままでは、片付けができないことが原因で息子がさらに自己否定的になり、親子関係にも悪影響を及ぼしてしまうのではと不安を感じるようになりました。
 
 
この記事では、そんな片付けに悩む親子が一緒に成功できる片付け方法を具体的にお伝えします。
 
 
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2.実は親子で片付けが苦手なんです

 
 
片付けって本当に難しいですよね。私も片付けが苦手で悩んでいました。
 
 
特に子どもが生まれてからは、家の中に物であふれ、どこから手をつけていいのか、全く分からなくなってしまいました。
 
 
最初は自分の物だけで整理がついていたのに、家族が増えるとどうにもならない状況に。
 
 
夫から注意されるたびに心が痛み、片付けを後回しにしてしまう日々が続いていました。
 
 
実は、片付けが苦手な理由を振り返ってみると、子どもの頃からやり方がわからず、ずっと苦手意識を持っていたことが原因だったんです。
 
 
私の子ども時代を思い出すと、机の上はいつも散らかり、部屋には足の踏み場もなく、洗濯物は山積み。
 
 
そのたびに母から「まだ片付けてないの?」「ちゃんと片付けしなさい」と叱られていました。
 
 
姉は几帳面で綺麗好き、私はいつも姉と比べられて「どうしてあなたはできないの?」と言われることが多かったのです。
 
 
具体的にどう片付ければ良いのか教えてもらうこともなく、ただ叱られるだけの毎日でした。
 
 
片付けができない→怒られる→どうしたらいいやり方がかわからない→また怒られる
 
 
この悪循環の中で、私は「片付けができない子なんだ」というレッテルを自分に貼ってしまいました。
 
 
だからこそ、息子には私と同じ思いをさせたくない、夫に怒られることなく、家族みんなで心地よい空間を作りたい。
 
 
そんな思いから、私は片付けが苦手な親子を卒業しようと決意しました。
 
 
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3.親子で「お片付けチーム作戦」!成功の秘訣とは

 
 
親子で片付けができるようになって、もう誰からも怒られずにスムーズな生活ができるようになりたい!と決めてから親子での取り組みが始まりました。
 
 
取り組みを始めて2週間で親子で怒られずに片付けを成功することができたのです!
 
 
片付けが苦手な親子でも片付けが成功した我が家の「お片付けチーム作戦」についてその方法をご紹介します。
 
 
片付けスタートまでの準備として取り組んだことがあるのでご紹介しておきますね。
 
 
 
 

◆作戦1:チャレンジカードで片付けパトロール

 
 
片付けを効率的に進めるために、我が家では「チャレンジカード」を活用しました。
 
 
これは、片付けるべき場所をリスト化したカードで、達成するたびにチェックしていくゲーム感覚の取り組みです。
 
 
我が家のカードには以下の5つの場所を設定しました。
 
 
・リビング
・玄関
・机の上
・明日の準備棚
・洋服
 
 
これらのカードをリビングの壁に貼り、見える場所に置いておきます。
 
 
そして、毎日お風呂に入る前に親子片付けパトロールを行いました。
 
 
5つの場所に行き片付けをしていきます。片付けができたら「イエーイ!」とハイタッチし親子で達成感を共有しながら進めます。
 
 
片付けができた所はカードを「片付け完了」の場所に移動させます。
 
 
毎日繰り返していいくうちに息子は「玄関はもうできているよ」「机の上は終わったよ」と自発的に片付けをするようになり、片付けのスピードもぐんぐんアップしていきました。
 
 
 

◆作戦2:シールでご褒美!達成感を視覚化

 
 
すべての片付けが終わったら、カレンダーにご褒美シールを貼っていきます。
 
 
我が家では息子が大好きな車のシールを用意し、毎日楽しみながら貼っていきました。
 
 
シールを貼るのが楽しくて夕方になると自分から「パトロール行くよ」と言うようにもなりました。
 
 
シールを貼ることで目に見える形での成功体験を積み重ね、息子は片付けが楽しくなり、毎日続けることができました。
 
 
 
 
いかがでしたか?
 
 
「お片付けチーム」作戦を始めてから、「私は息子を怒ることなく、一緒に片付けを進めることができました。
 
 
親子でチームとして片付けに取り組むことで、モチベーションを保ちながら楽しく進めることができたのです。
 
 
そして、驚くことに、パパから一度も怒られることがなくなり、息子の息子はネガティブな発言もなくなりました。
 
 
正直なところ、こんなにスムーズに片付けができるとはビックリしましたが「お片付けチーム作戦」は大成功でした!
 
 
我が家の「お片づけチーム」作戦はいかがでしたか?
 
 
親子で片付けに悩んでいるお母さん、家族でスムーズな生活を送れるよう、ぜひ親子で片付けチーム作戦に挑戦してみてくださいね。
 
 
お片付けは全5回でお届けしました。これまでの記事はこちらです▼
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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