勉強が嫌いすぎる原因は親かも知れません。接し方を変えると勉強が嫌いな子が勉強好きになりますよ!発達障害の勉強しない子が自ら勉強をするようになった、お勧めの自主学習方法をお伝えしますね。
【目次】
1.勉強大嫌い!発達障害の勉強しない子にイライラ!
2.勉強が嫌いすぎる原因は親?
3.勉強嫌いな子が勉強好きになる!お勧めの自主学習方法
①好きなことをテーマにする
②親子で楽しむ
③たくさん褒める
1.勉強大嫌い!発達障害の勉強しない子にイライラ!
勉強しない子にイライラしませんか?
なんでこんなにも勉強が嫌いなの?と悩んでいませんか?
私も何度言っても勉強をしない娘にいつもイライラしていました。
当時小学2年生だった娘に、通信教材など、学校以外の勉強にも取り組んで欲しいと思っていました。
しかし学校の宿題すら終わらない状況に、
「せめて学校の宿題くらいはして!」
と思い、遊びに行く前に宿題をさせるか…先に遊んでから宿題をさせるか…
今となればどっちでもいいことに、頭を抱えて悩んでいました。
先に勉強させようとすると、反抗して癇癪を起こします。
結局なかなか宿題が終わらず、遊ぶ時間がなくなります。
先に遊んでから宿題をさせようとすると、些細なことで癇癪を起こし、結局疲れて寝てしまいます。
勉強をしない娘に、それでもなんとか宿題だけはさせたい!と思い、叱ってばかりいました。
その結果、「勉強なんて大嫌い!」と癇癪を起こし、教科書に落書きをしたり、筆記用具を投げるようになってしまいました。
勉強以外での癇癪も増え、娘は発達障害だと診断を受けました。
2.勉強が嫌いすぎる原因は親?
本来、子どもは好奇心旺盛でみんな、学びたい!できるようになりたい!知らないことを分かるようになりたい!と思っています。
それなのに、勉強になると勉強大嫌い!やりたくない!宿題しない!となるのはなぜでしょうか?
実は、勉強が嫌いになる原因の多くは、勉強に対するネガティブなイメージがあることです。
例えば、
・勉強したけどさっぱり分からなかった
・興味のない勉強を無理やりさせられた
・100点が取れなかった
・宿題をしなくて怒られた
・もっと遊びたいのに、勉強をさせられた
などです。
特に発達障害のお子さんは、
・漢字や計算が苦手
・興味のないことをするのが苦手
・ずっと座っているのが苦手
などの理由から、みんなと同じようにできずに怒られたりと、勉強での失敗体験を積んでしまうことが多いです。
その結果、どうせできない、楽しくない、面白くない、やる意味が分からない!
などと勉強に対するネガティブなイメージが残ってしまいます。
そして勉強という言葉を聞くだけで、やる気がなくなったり、機嫌が悪くなってしまうのです。
発達障害のお子さんはネガティブな記憶が残りやすいと言われています。
せっかく頑張っても、
「なんでそんなことも分からないの?」
「何回同じ間違いをするの?」
なんて言われたら、勉強嫌いになるのは目に見えていますよね。
無理やり勉強を強要され続けることで、勉強なんて大嫌い!となってしまうのも分かりますよね。
お子さんへの声かけはいかがでしょうか?
勉強嫌いになる原因をつくってはいませんか?
接し方を変えると勉強が嫌いすぎるという状況は解消されますよ。
次に、子どもがもっと学びたい!勉強したい!と思えるような自主学習方法をお伝えしますね。
3.勉強嫌いな子が勉強好きになる!お勧めの自主学習方法
私がぜひお勧めしたいのが、最近よく学校の宿題にも出る、自主学習です。
普段の宿題すらしないのに、無理無理!と思ったママ、大丈夫です。
実は自主学習は勉強嫌いを勉強好きにさせるチャンスです!
勉強といえば漢字や計算のイメージがあるかも知れませんが、自主学習は自分で課題を決めて、好きなことを好きなだけ学ぶことができます。
・決められた学習が苦手!
・興味のないことが苦手!
と感じやすい発達障害の子にはもってこいです。
次に我が家で実践している、おすすめの自主学習方法をお伝えしますね。
◆①好きなことをテーマにする
人の脳は好きなことをしている時に一番発達します。
ですから自主学習は苦手克服にせず、子どもが好きなこと、興味があることにしましょう。
例えば、クジラが好きなのであれば、クジラの絵を描いてもいいですし、クジラのどこが好きなのかを書いても良いですし、クジラの特徴やクジラとシャチの違いなど…
とても書きやすいですね。
思いつかないときは、今日楽しかった出来事や美味しかった物について書いてもオッケーです。
字を書くのが苦手であれば、写真を貼ってコメントを書くと文字数も減らせるうえに、見栄えも良くなります。
好きなことであれば、書くのが苦手でも、頑張って書いたり、好きなジャンルの本なら苦手な字を読もうとするなど、モチベーションも上がりやすいですよ。
繰り返しますが、脳は楽しいことをしている時に発達します。
まずテーマは好きなこと、子どもがやりたいことを選んでくださいね。
◆②親子で楽しむ
次に、親子で楽しむことです!会話を通して、学びを深められます。
ママが質問したり、答えを導いたり、分からないことは一緒に調べることもできます。
漢字や計算だけが勉強ではありません。
好きなことを調べて分かるようになること、それも勉強なんだと子ども自身が感じられることが大切です。
勉強が嫌い!勉強は面白くない!という思いから、勉強は楽しい!というポジティブな記憶に変えてあげましょう!
勉強の取りかかりに時間がかかる子も多いので、始めるときは優しく誘い、親子でご機嫌でスタートできるように気をつけてくださいね。
また、書くのが苦手な子は、記録が少なくなったとしても大丈夫です。
たくさん書いてくれることを期待してしまいがちですが、書くのが苦手な子に書かせることを強要すると楽しくなくなってしまいます。
会話でアウトプットするだけでも、立派な学びです。
◆③たくさん褒める!
最後にとても大切なこと、それはたくさん褒めることです。
字が汚くても、書く量が少なくても、最後までまとめられなかったとしても、できたところまで必ず褒めることです。
全く書けなかったとしても、「楽しそうなテーマを見つけられたね!」とテーマを決められたことを褒めてあげてくださいね。
「なんでそのテーマにしたの?」
「ママには思いつかなかったな~!」
「ママも気になるな~!」
など、ママが興味を示し肯定することで、書けなかったという記憶ではなく、書いてはいないけど取り組めた!できた!と感じることができます。
すると子どもの自信とやる気がアップします。
自分は勉強ができる!勉強って楽しい!という記憶を残してあげることが何よりも大切です。
自主学習で好きなことをテーマにすることで、先生からも、こんなこと知ってるんだね!と、自分のことを知ってもらったり、褒めてもらえる機会が増えます。
このことは、普段は怒られがちな子や、勉強が苦手な子の自信つけることにもつながります。
いかがでしたでしょうか?
私は、「早く宿題しなさい!」と叱ってばかりの接し方を改めて、好きなことを一緒に学ぶことから始めました。
その結果、今では自主学習も宿題も一人でサッと終わらせるようになりました。
そして、好きな生き物のことをもっと学べる学校に行きたいと言い出し、中学受験をすると言い、自ら塾に通い、勉強をするようになりました。
あんなに勉強が嫌いだった娘は、「国語や算数も意外と楽しいと思えるようになったよ!」
などと話せるくらいに成長しました。
学ぶことは楽しい!意味がある!と理解できるようになったからだと思います。
学び続ける土台ができ、学びの本質を伝えることができたのではないかと感じています。
自主学習は、勉強嫌いな子を勉強好きにさせるチャンスです!
勉強が嫌いな子にお悩みのママ、ぜひ試してみてくださいね。
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学校嫌いな子への対応をお伝えしています。
執筆者:優木はるこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)