マイルールが強く遊び方にこだわる発達障害の幼児が、友達と楽しく遊べるようになる秘訣

 

遊び方にマイルールがある発達障害の幼児は、自分の思い通りにならないと怒りやすいという特徴があります。そんな姿を見ると集団生活での様子が心配になりますよね。そこで、マイルールが強い子どもが友達と楽しく遊べるようになる秘訣をお伝えします。
 

【目次】

1.なんでも自分の思い通りに遊びたがる息子
2.こだわりが強い発達障害の幼児の特徴
3.マイルールこだわりが強い子がお友達と楽しく遊べるようになる秘訣
①白黒思考を和らげる
②褒めるタイミングがポイント

 
 

1.なんでも自分の思い通りに遊びたがる息子

 
 
我が家の発達障害グレーゾーンの息子は小さい頃から、自分の思い通りにならないとよく癇癪を起こしていました。
 
 
・車のおもちゃを並べていて、少しでもズレると怒る
・ブロックで遊んでいる途中で崩れると怒る
・キャッチボールをしていてうまくキャッチできないと怒る
 
 
とにかく自分の思った通りにいかないと「ぎゃー」とひっくり返って怒っていたので「楽しく遊べないなら、もう遊ばないよ!」といつも怒っていました。
 
 
 
 
また遊んでいる途中で「ママもやってみて」と言われるのでやってみると「違う!こうするんだよ!」と息子がやった通りのことと全く同じようにしないと指摘してくることがありました。
 
 
とにかく「このおもちゃはこうやって遊ぶもの、あれはこうやって遊ぶもの」という遊び方のマイルールが強く、分以外のみんなも同じようにして欲しいという思いが強かったんです。
 
 
母親である私は、息子の言う通りに行動することで癇癪を防げましたが、祖父母の家やお友達の家では、みんなが自分の思い通りに動いてくれるわけではないので、癇癪を起こすことが多々ありました。
 
 
そんな息子を見て、保育園や小学校で集団生活が始まった時に「お友達とうまくやっていけるのだろうか?」と心配が尽きませんでした。
 
 
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2.こだわりが強い発達障害の幼児の特徴

 
 
ではなぜ、発達障害の幼児は遊び方に細かいこだわりがあるのでしょうか?
 
 
こだわりが強さは発達障害・自閉スペクトラム症(ASD)の特徴の1つです。
 
 
ASDの幼児は、脳の発達の未熟さから先を見通すことが苦手という特徴があります。
 
 
私たち大人もそうですが、これから先何が起こるかわからない状況だと不安になりますよね。
 
 
不安だから自分でコントロール可能なもの(=マイルール)を作ることで、自分自身を安心させようとしているのです。
 
 
だから、このおもちゃはこうやって遊ぶもの、この遊びはこうやって遊ぶものが正解、それ以外はだめという考えにつながっています。
 
 
 
 
またこだわりが強い幼児の特徴としてもう一つ、完璧主義が挙げられます。
 
 
例えば
・ブロックは崩れずに最後まで作り上げなければいけない
・キャッチボールは落とさずにキャッチしなければならない
 
と思い込んでいるのです。
 
 
そのために、できない状況を受け入れられずにどう気持ちを発散したら良いのかもわからず癇癪を起こしてしまうのです。
 
 
このように、自分のやり方を強要したり、思い通りに遊べないと怒ってばかりいると集団生活でのトラブルに繋がってしまうので、もっと柔軟に対応できる力が必要になってきますね。
 
 
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3.マイルールこだわりが強い子がお友達と楽しく遊べるようになる秘訣

 
 
そこで、マイルールこだわりが強い子がお友達と楽しく遊べるようになるために必要な2つのポイントを紹介します。
 
 

◆①白黒思考を和らげる

 
 
例えばキャッチボールなら
 
 
・「今のとり方かっこよかったね」
・「ボールをよく見てたね」
・「グローブの出し方がよかったね」
・「よくボールに触れたね」
 
 
こんなふうに具体的によかったところを言葉にして伝えます。
 
 
キャッチできることだけが正解ではなく、キャッチボール一つにしてもいろんな考え方があるということを子どもの脳にインプットさせるイメージで、子どもに増やしてあげたい考え方を言葉にしていくのです。
 
 
コツコツ続けることで、子どもの遊びに対する捉え方が柔軟になっていきます。
 
うちの息子は「とれなかったけど、今の惜しかったよね!」とポジティブな発言ができるようになりました。
 
 
 
 

◆②褒めるタイミングを気をつける

 
 
そして、ポイントは伝えるタイミングなんです!
 
 
子どもが「うまくできない!」と癇癪を起こしている時に「ここもよかったよ」とか「こんな方法があるよ」と言っても怒って聞いてくれないと思います。
 
 
だから、いくら一生懸命説明しても記憶に残らないし、余計に子どもを怒らせてしまうなんてことにもなりかねません。
 
 
ポイントは、子どもが聞く耳を開いている時に伝えること。つまり、遊びがうまくいっていて機嫌のいい時に伝えてあげるということです。
 
 
人間の脳は褒め言葉はもっと聞きたいというふうに思うものなので、聞く耳が開いている時に褒めることでより記憶に残りやすいです。
 
 
脳の仕組みとベストなタイミングに沿った声かけで、お子さんの脳に遊びの良いイメージをたくさんインプットしてあげましょう。
 
 
すると、自分から「これもいいね!」「あれもいいね」と臨機応変な遊びを提案できるようになり、お友達とも楽しく遊べるようになりますよ。
 
 
 
 
自閉症キッズのマイルールが和らぐ秘訣とは

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執筆者:中井春菜
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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