朝起きない子どもには「低覚醒」という脳の特性が隠れていることがあります。怠けでも、ママの起こし方が悪いのでもなく、脳の仕組みが原因です。小学生の子どもを叱らずにスッと起こす方法を、脳科学の視点と体験談から紹介します。
【目次】
1.小学生の子どもがなかなか起きないのはなぜ?
2.ますます起きられなくなるNGな起こし方
3.【体験談】朝起きない子どもにストレスMAX
4.【すっきり子どもを起こす方法】ポイントは脳に届く声かけ
①同じセリフを、同じトーンでくり返す
②ポジティブな記憶を呼び起こす声かけ
③ごっこ遊びやキャラ設定で遊びにする
2.ますます起きられなくなるNGな起こし方
3.【体験談】朝起きない子どもにストレスMAX
4.【すっきり子どもを起こす方法】ポイントは脳に届く声かけ
①同じセリフを、同じトーンでくり返す
②ポジティブな記憶を呼び起こす声かけ
③ごっこ遊びやキャラ設定で遊びにする
1.小学生の子どもがなかなか起きないのはなぜ?
朝、何度声をかけても子どもが起きてこないと、「だらしない!」「怠けてる!」とイライラしませんか?
実は、これは「やる気」の問題ではありません。
子どもの脳が、まだ「覚醒モード」に切り替わっていないだけなんです。
朝起きない子どもには、「低覚醒」という脳の特性が隠れていることがあります。
脳がまだ「起動準備中」で、ママの声や音が届いていない状態です。

人が目覚めるとき、脳は次の順番で動きます。
①脳が覚醒す
②体に「起きるよ!」と信号を出す
③体が動き始める
「低覚醒」の子は①のスイッチが入りにくいので、いくら「早く!」と言っても、脳に音が届かないのです。
「怠けてる」でも「反抗」でもなく、ただ、脳がゆっくり目覚めているだけなんです。
ではどうするか?
子どもの脳に届く声かけに変えることで、朝の目覚めがスムーズになるんです!
Q:朝、何回声をかけても起きないのは、やる気がないから?
A:いいえ。やる気ではなく、脳がまだ低覚醒のままだからです。脳のスイッチが入るまでは、声や音が届きにくいのが特徴。焦らず、脳に届く声かけに変えることで、子どもは自然に起きられるようになります。
2.ますます起きられなくなるNGな起こし方
何度声をかけても起きないと、つい「いいかげんにしなさい!」と怒鳴りたくなりますよね。
ですが、その子どもを起こす方法が脳にとって不快になっているので、一番逆効果なんです。
なぜなら、子どもの脳がようやく目覚めたタイミングで、最初に届くママの声が「怒り声」になるから!
ママからしてみれば、最初は優しく声をかけていて、全然起きないから声を荒げたつもりかもしれません。
ですが、子どもからしたら、少しずつ覚醒が進んだ脳に初めて届いたママの声が「怒り声」なんです。
「起きたらいきなりママが怒っていた」という記憶が残ると、 脳は「起きる=イヤなこと」と学習してしまいます。

また、脳はネガティブな記憶を強く残す性質があります。
「朝=怒られる時間」というイメージがつくと、 ますます起きづらくなるのです。
Q: 朝起きないのは、発達障害やグレーゾーンと関係がありますか?
A:「起きられない=発達障害」とは限りません。ただし、発達グレーゾーンの子には「低覚醒」という脳の特性が見られることがあります。この仕組みを理解するだけで、朝のイライラを減らし、親子の関係がぐっと楽になります。
3.【体験談】朝起きない子どもにストレスMAX
私には小学2年の息子がいます。
起きられない息子にはイライラするし、朝から声を荒げてしまった自分に落ち込むし、毎朝ストレスMAXでした。
でも、「子どもの脳の仕組み」に合わせた声かけに変えたら、スッと起きる日が増えてきたんです。

平日の朝、とにかく起きられない息子。目覚まし時計が鳴っても身じろぎひとつせずに深く眠っています。
ようやく目を開けても、そのままベッドでウトウトしたり、「うー」と不機嫌に唸ったりして、ベッドから起き出すまでに1時間以上かかっていました。
息子は勉強が苦手なので、学校に行くこと自体も億劫。
そこに遅刻という状況が発生すると教室に入りづらくなるので、さらに学校に行きたくなくなってしまいます。
なので、私としても「遅刻させてはいけない」という思いが常にありました。
刻々と過ぎる時間に焦りが募り、息子を起こすわたしの声はどんどん大きくなります。
「もう声かけるのやめるからね!」
「遅刻しても知らないから!」
など、すごい勢いで言い捨てるわたしの剣幕にビクッとした息子は、ようやく身体を起こしてノロノロと動き始めます。
そんな私たち親子でしたが、「脳に届く声かけ」に変えるだけで、子どもは自分から起きるようになりました!
ママが変われば、子どもが変わります。
次の章では、そんな朝のイライラを解消できた声かけのコツを紹介します。
4.【すっきり子どもを起こす方法】ポイントは脳に届く声かけ
「脳を起こす声かけ」にするだけで、子どもが自分でスッと起き出す朝に変わります!
◆①同じセリフを、同じトーンでくり返す
脳は「安心」を感じたときにスイッチが入ります。
「○○ちゃん、おはよう!」
「起きる時間だよ〜」
毎朝この「おはようリズム」をくり返すだけで、脳が覚醒しやすくなります。
◆②ポジティブな記憶を呼び起こす声かけ
「今日の朝ごはんはパンケーキだよ♪」
「〇〇のDVDの続き、一緒に見ようね!」
「帰ったら〇〇くんと公園行けるね!」
子どもが「うれしい」「楽しみ」と感じる言葉をかけると、脳の中でポジティブな記憶がよみがえり、目覚めがラクになります。

◆③ごっこ遊びやキャラ設定で遊びにする
お気に入りのキャラになりきって声をかけると、子どもの脳が「遊びモード」になって自然と覚醒が進みます。
わが家ではこれが息子にヒット!
「〇〇く〜ん、朝だよ~。今日も〇〇くんと遊ぶの楽しみだな♪まずは一緒に起きようよ♪」
とキャラの声色で同じセリフ、同じトーンで声をかけ続けます。
するといつもより早い段階でピクっと反応するようになり、ニコっとしながら身体を起こすことができました!
朝起きないのは、子どものやる気でも性格でもありません。
脳がまだ眠っているだけ。
ママの声かけひとつで、イライラの朝は「笑顔の時間」に変えられます!
ママの意識を少し変えて、穏やかな朝を迎えてみませんか?
Q:怒らずに起こすだけで、子どもの脳は本当に目覚めるんですか?
A. はい、目覚めます。優しい声かけは、脳の“覚醒スイッチ”をオンにする合図です。 一方で、怒り声や焦りの言葉は、脳を“防御モード”にして動きを止めてしまいます。 つまり、叱らない朝は「脳を目覚めやすくする環境づくり」なんです。
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執筆者:はた まゆ子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)




