お子さんの集中力をアップさせる、ドキドキドリルの使い方について解説します！
発達科学コミュニケーショントレーナーの岩下まいです。
ドキドキドリルでタイムレース！発達障害の子どもの集中力をアップする教材の使い方を解説します！
レッスンスクリプト
手先を使った細かい作業が苦手！
力加減がうまく調整できない！
とにかく不器用な発達障害のお子さんに困っている、というお母さんはいらっしゃいませんか？
実は、不器用である要因は１つではないんです。
目で見て、手で触って「これは柔らかいかな？かたいかな？どれぐらいの力で持ったらいいのかな？」と判断する機能、そして実際に手を動かす運動機能は連携しています。
目で見て・手で触って情報を得る力、正確に手を動かす力。この３つの力が育てば不器用さは改善されるんです。
十分な情報を得るためには、しっかり見る、しっかり触ることも大切です。発達障害のお子さんには、ついついいろいろなものに目移りしてしまって、集中して情報を得ることができないお子さんもいます。
集中力を伸ばすことも、とても大切なことなんです。
今回、パステル総研では、不器用なお子さんの見る力と正確に手を動かす力、そして集中力が育つ教材、「ドキドキドリル」を作成しました！
まずはスタートからゴールまでを目で確認してください。このとき、道がまっすぐなのか、くねくねしているのかチェックします。ちょっと難しそうなおかしやこうもりのエリアもありますね。
確認が終わったら、実際にえんぴつで線を引いていきましょう！まずはゆっくりゆっくり、しっかり見ながら線を引きます。
しっかり見ているのであれば、壁やおかしやこうもりに触ってしまっても大丈夫です。最初はしっかり見ることを意識しましょう！
しっかり見ることで集中力も上がってきます。
このドキドキドリルの使い方の大きな特徴は、１回やったらおしまい！ではなく何度も何度も繰り返してやるということです。
何度も繰り返すことで、手を動かすスピードがどんどん上がってきます。ここでさらにポイント！毎日時間を計りながら実施して、タイムレースをしましょう。
３級で１分、２級で45秒、１級で30秒と設定して、１級を目指しましょう！ゲーム感覚で楽しくやるのがコツです。クリアしたら、「がんばったね！カード」にシールを貼ったり、色を塗ったりして進めてください。
「今日は何秒でいけるかな？」「昨日よりも早くゴールできたよ！」など、ポジティブに声かけしながら進めてください。お母さんは時計係になって、結果をお子さんに伝えてあげてくださいね。
ここでさらに発達を加速させるプラスポイントです！
「昨日は何秒でゴールできたよ。今日は何秒でゴールしようか!?」とお子さんに目標を決めさせてみてください。
もしかしたら「１秒！」とか、それはどうやっても無理でしょう…という答えが返ってくるかもしれません。
そんなときは、否定するのではなく、「OK！じゃあ１秒でやってみよう！」と促してみてください。
当然１秒ではできないですよね。でもこうして経験をすることで、１秒の短さを実感することができます。じゃあ次は５秒、10秒…と試行錯誤していくことで時間感覚を身に着けることもできますよ！
ただし、急かされるのが苦手なお子さんや、絶対に昨日よりも早くゴールしないと気が済まない！というこだわりがあるお子さん、自分の失敗や間違いが許せないというお子さんには、タイムのことは伝えなくてかまいません。
「今日も上手にできたね！」と伝えながら、お母さんがお子さんの上達具合を把握しておけばOKです！
壁やおかし・こうもりにぶつからずに30秒でゴールできるようになったらこのステージはクリアです！ クリアしたら別の教材にトライしてみてくださいね。
毎日でなくてもいいので、子どもが楽しんでやれる頻度で繰り返して挑戦してください！
こちらの教材は、iPadでiBooksというアプリを使えば、タブレット上でもご利用いただけますので、詳しい使い方はご自身でお調べくださいね。
普段からタブレット学習をしているお子さんは、タブレットの方が取り組みやすいかもしれませんね。
ドキドキドリルはこちらの記事からダウンロードできます。
今日からぜひ始めましょう！
講師：岩下まい
（発達科学コミュニケーショントレーナー）
（発達科学コミュニケーショントレーナー）
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