勉強のつまずきを防ぐためにフォローしてあげたい3つのポイントをご紹介します!
発達障害・グレーゾーンの子どもの勉強が心配なお母さんへ!1年生から勉強のつまずきを防ぐためにお母さんができるフォローとは?
レッスンスクリプト
勉強のつまずきを防ぐためにフォローしてあげたい3つのポイントをご紹介します!
発達科学コミュニケーション トレーナーの 岩下まいです。
お子さんは、小学校での勉強はどうですか?
この春に入学したばかりの1年生にとっては、これまでは、園で元気に遊ぶことが中心だったのに対して、小学校では、ほぼ1日中教室で机に向かって勉強をするという、ものすごく大きな環境の変化だったと思います。
この約半年の間で勉強につまずいている様子はありませんか?
『勉強』が中心の小学校で勉強につまずいてしまうと、お子さんは学校が一気に苦手になってしまう可能性があるので、注意が必要です。
小学1年生の学習内容は難しくはありませんが、国語なら、ひらがな・カタカナ・漢字学習のスタート。算数なら、数の概念・たし算・ひき算。と、勉強の根幹ともいえる授業が大半です。
お母さんが「まだ1年生だから大丈夫!」と思わずに、1年生だからこそ、『勉強のつまずき』を早めにお母さんが見つけてあげて、勉強に対する否定的なイメージを作らず、学習の習慣をつけていけるようにフォローすることがとても重要になります。
苦手なことに抵抗感を持ちやすい発達障害・グレーゾーンの子どもへは特に勉強面は気にかけてあげたいところですね。
勉強への苦手意識を軽減させるために大事なことがあります。それは、『勉強』が楽しい!「分かる」って楽しい!という感覚を大切にすることです。
勉強についていけないとき、「わからないもの」を延々と聞かされていることほど苦痛なことはありませんよね。
お母さん達に置き換えて想像してみましょう!お母さんが、勉強したことのない外国語の講演を1日中聞かされたらどうでしょうか?
最初は頑張っていても、やがてウトウトしてしまったり、他のことをやりだしたりしませんか?私だったらすぐに寝てしまうと思います。
反対に、「わかった!」という感覚になったときってなんだかスッキリした気分になり、もっと知りたくなりませんか?
実は人間の脳も「わかった!」というときに発達が加速しているんですよ。「わかった!」の連続だからこそ脳がフル回転して覚醒して、集中することができるんです。
その「わかった!」や「できた!」の感覚をお子さんから引き出すためにフォローをしてほしい3つのポイントがあります。
1つ目は、求めすぎず、スモールステップで。
例えば、ひらがなの練習で「あ」という字がお母さんはあまり上手くないなぁと感じたとします。
お母さんは、ちょっと指摘してあげるつもりで
「これ、ちょっと傾いてるよ」
「ここはみ出してるよ」
なんて軽く言いがちなんですが、お子さんはそれだけで否定されたように感じてしまい、勉強に対しての抵抗感が生まれてしまいます。
反対に、
「ここ!すごい上手に書けてるね!」
「どんどん上手くなってるね♪」
とできている箇所に注目した声かけにするだけで、認められた子どものやる気はUPします。
足し算であれば◯を書いて説明するなど、視覚的にわかるやり方で、お子さんのやれそうなこと、理解できそうなことから『褒め』の会話をベースにして少しずつ成功体験を積む方法で接していきましょう。
2つ目は集中できる時間で。
子どもの集中できる時間はとても短く、特に勉強に関しては集中力の続かないお子さんはとても多いです。
無理やりやらせるのではなくて、お子さんの様子を見ながら集中できる時間を見極めて、集中できる時間内でやっていきましょう。
3つ目は笑顔で終えられること。
1年生の勉強内容は簡単ですが、できていないことにイライラするのは禁物です!「楽しい!」という感覚を引き出すのも、親子の明るいコミュニケーションがあってこそですよね。
お母さんとのポジティブなやり取りはお子さんのやる気にもつながります。コミュニケーション向上を意識して接し、親子が笑顔で終えられるようなやりとりを心がけましょう!
いかがでしたか?次回の動画では、勉強のつまずきをなくすために備えておきたいスキルについてお伝えします!
講師:岩下まい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)