不登校の子どもが外出嫌いで困っていませんか?ずっと家にいてゲームばかりしていると、このままひきこもりになってしまうのではと心配ですよね。ゲームのように子どもがわくわくする方法で外出が楽しくなる秘策をお伝えします。
【目次】
1.不登校の息子が家から一歩も出ない
不登校の子どもがずっとゲームばかりで外出しなくて困っていませんか?
特に寒くなってくると、ますます外出しなくなり、外に出ることのハードルが高くなってきますよね。
そんな時期だからこそ、外出するときのモチベーションを上げることがポイントになります。
我が家には不登校の中学生の息子がいます。
PCゲームにハマってからは外出が大嫌い!
1日中、ゲーム三昧の日々。
週に1回通っていたフリースクールにも行けなくなり、気づけば、家から一歩もでない日が続くようになっていました。
オンラインゲームをしながら友達と楽しそうに会話していたため、ゲーム=コミュニケーションと思い、しばらく見守っていました。
しかし、一日中家にいることで、夜になると機嫌が悪くなることが増えてきたり、トイレや食事以外は動かず、ずっと座っている状態になっていたのです。
みるみる痩せていき、足もヒョロヒョロで筋肉がなくなり、体力がなくなっていました。
家が安心安全な場所ということや無理に外に連れ出すのはよくないことは分かっているけれど、このままの状態で本当に大丈夫?と心配でたまりませんでした。
ずっと家にいることでイライラがたまっていることに危機感を感じて、
「さっとおやつを買いに行くのはどう?」などと誘ってみても、「行かないから!」とイライラしながら返事が返ってくるだけで、全然うまくいきませんでした。
そんな中、外出嫌いな子どもが外に出かけたくなるモチベーションがアップする必殺ワザを見つけたのです。
誘っても家から一歩も出なかった息子が、今では週5日も出かけられるようになりました。
自分から買い物に行ったり、雨の日でも出かけることができるようになったのです。
この記事では、外出大嫌いな不登校の子どもの心理と、モチベーションがあがる外出の誘い方をお伝えしますね。
5年かかっても見つからなかった
悩みの解決方法がわかる!
世界一シンプルなおうち発達支援
↓↓↓
悩みの解決方法がわかる!
世界一シンプルなおうち発達支援
↓↓↓
2.外出を嫌がるのは「楽しくない」から
外出を嫌がるのは「楽しくない」ことが原因です。
不登校の子どもが外出を嫌がる理由には、
・友達や知り合いに道ばたなどで会いたくない
・学校に行っていないので、周りの目が怖い
・人混みやガヤガヤしたところが嫌い
・天気や気温によって出かけたくない
といったことが考えられます。
「学校に行けなくなったこと」や感覚の過敏さがあり、外に出ることに対してマイナスイメージがあり、楽しそう!という感情にならないのです。
では、家でゲームをしているときはどうでしょうか?
ゲームをしていると楽しいから、「もっとやりたい!」となって、なかなかやめることができませんよね。
「ゲームが楽しい!」という感じるのは、ゲームをクリアした時にポイントやアイテムを獲得できることで、子どもは満足感を感じているからなのです。
ゲームによってはスキルや知識が向上し、達成感を感じることもできます。
繰り返し成功を経験することで、不登校で自信を失っている子どもが自信を取り戻すという効果もあります。
このような楽しいという記憶があればモチベーションになっていくのです。
つまり、ゲームのように楽しい!となればモチベーションがあがり自信もついて、楽しく外出できるようになるのです。
【期間限定 12月末まで】
新常識!
繊細すぎる子のトリセツがわかります
↓↓↓
繊細すぎる子のトリセツがわかります
↓↓↓
3.外出嫌いな子のモチベーションをアップさせる歩数ポイント
外出に抵抗を感じている不登校の子どもにあの手この手で外出を誘ってみても、なかなか上手くいきませんよね。
そんな外出が嫌いな子どものモチベーションをアップさせる方法が、歩けば歩くだけポイントがゲットできる『歩数ポイント』です。
歩くとポイントが貯まって、自分の好きなものがゲットできると思うと、外に行くのも楽しくなります。
でも、ポイントで釣って無理に外に行かせるのは逆効果じゃないのか…と心配になりますよね。
始めはポイントが目的で外出しても、お母さんが褒めることを続ければ、「外に出て楽しい」という気持ちが湧いてきて歩くことがプラスのイメージに変わっていくのです。
外に出たときは必ずお母さんの褒め言葉をプラスすることを忘れないようにしましょう!
歩数ポイントを使って、我が家が実践した方法を3ステップでお伝えしますね。
◆①まずは玄関から一歩だけ
不登校の子どもは外に出かけることにマイナスイメージがあるため、始めは玄関から一歩だけ出て、外の空気を吸うということでOK。
「外の空気吸って、すっきりしたね。」と声をかけることで、外に一歩でも出られたことを成功体験にしていきます。
「外にいかない!」と行った場合は「そっか、行きたくないんだね。」と気持ちを否定せず、受け止めてあげましょう。
◆②楽しみをプラス
外出するように誘っても「行かない!」となってしまうこともありますよね。
そんな時は、子どもの好きなことをプラスすると行ってもいいかなという気持ちになります。
美味しいものが大好きな息子の場合はおやつや夕飯の買い物など、自分で好きなものを選んでいいということでスッと動き出すことができます。
歩数ポイントだけでは動かない場合、お子さんの好きなものを観察して、いろいろ誘ってみてください。
外出できたときは
「一緒に買い物に行けて、嬉しかったよ。たくさん歩けたね。」
「時間作って外に出られたね。夕焼け、きれいだったね!」
など、必ず肯定しましょう。
◆③歩数ポイントの活用
1000歩あるいたら、〇ポイントゲットといったようにお家のルールを決めます。
歩けば歩くほどポイントが貯まって、ポイントを換金することで、欲しいものがゲットできるという仕組みです。
歩数をカウントするために、我が家では腕時計についた歩数計を使っています。
万歩計や携帯電話の歩数アプリなども活用できますね。
我が家の場合は、毎回外出したときの歩数を子どもが見えるようにカレンダーに記入し、毎月貯まったポイントを計算して、換金しています。
息子の場合、歩くことでポイントが貯まり、お小遣いだけでは買えないものが手に入るという達成感に繋がっています。
「今月は〇〇歩も歩いたね!頑張ったね。」
「たくさん歩いたから、〇〇買えたね。」
と外出できて楽しい!というポジティブな記憶を残せるように声をかけてあげて下さい。
このように、歩数ポイントを利用することで
・ポイントで好きなものが買えた
・お母さんの褒め言葉
・外出できたという達成感
3つのプラスのイメージがついていきます。
歩数ポイントを使って外出することで、歩くと楽しい!という記憶が増えていきます。
今では自分から「買い物にいく!」と言って出かけたり、「旅行にいきたいなぁ」と話したりするなど、だんだんと遠くに出かけたいという前向きな気持ちも出てくるようになりました。
子どもが家から一歩も出られなくて悩んでいるママは一度「歩数ポイント」を活かした誘い方を試してみてくださいね。
一歩外に出れた自信で世界がどんどん広がっていきますよ。
子どもの癇癪に困り果てているママ!対応策をご紹介しています!
執筆者:倉本 紗衣
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)