小学生のお子さんの冬休みの宿題が多すぎて終わらない!とお困りのことありませんか?宿題をするための子どものやる気を引き出すには工夫が必要です。宿題を早く終わらせるための、3つのコツをお伝えします。
【目次】
1.小学生の冬休みの宿題が多すぎて終わらない
2.冬休みの宿題が終わらない理由
3.冬休みの宿題を早く終わらせるコツ3選
①宿題のやることを見える化する
②宿題の計画を立てる
③宿題をすると嬉しくなる仕組みを作る
1.小学生の冬休みの宿題が多すぎて終わらない
小学生のお子さんの冬休みの宿題が終わらないとお困りのことありませんか?
宿題をやろうとしない、進まない大きな理由は、宿題をやる気になれていないからです。
そのため、お子さんのやる気を引き出すサポートさえできれば、早く終わらせることができるのです。
こちらの記事では、わが家の息子の宿題が終わらなくて困った経験をもとに、冬休みの宿題が終わらない理由とやる気を引き出して宿題を早く終わらせるコツについてお伝えしていきます。
現在小学3年生の息子は、長期休みのたびに「まだ何日もあるから大丈夫」「今度やる」といいながら、宿題はランドセルにしまいっぱなし。
登校日間近になり「やばい」「そろそろやらなきゃ」と始めるものの、思っていた以上に宿題が多すぎて「もっと早くやっておけばよかった」と後悔することを繰り返していました。
休みの期間が長い夏休みと違って、冬休みは期間も短く、クリスマスやお正月などの楽しいイベントも目白押し。
期間が短いわりに宿題は多すぎるので、無計画にゆっくり過ごしていると、始業式間際に親子で慌てて困ることになりかねませんよね。
今年の冬休みは、早めに宿題を終わらせて、年末年始のイベントを思う存分楽しみたいですね。
2.冬休みの宿題が終わらない理由
冬休みの宿題が終わらない理由は、宿題をすることに意識が向かず、宿題をやる気持ちになれていないからです。
宿題をすることに意識が向かない理由は、毎日の学校生活から解放されて、長期休みを楽しむことに気持ちが向いているからです。
冬休みに入ると、待ちに待ったクリスマスや、帰省、お正月のイベントがあったりと、短い期間にたくさんの楽しい行事があります。
つい浮かれて、子どもの気持ちは楽しい方にいってしまい、宿題という意識がなくなってしまうことがあります。
また、頭の片隅に宿題というワードが思い浮かんだとしても、宿題をやろうという気持ちになれなかったり、宿題にかかる時間の見通しをもてないと 、つい先延ばしにしてしまいます。
もともと勉強の習慣がついていない子どもの場合、始業式が近づいて、必要に迫られるまで、目の前の楽しいことややりたいことを優先してしまう傾向があります。
そのため、子どもが宿題に意識を向け、やる気を引き出すことが、冬休みの宿題を早く終わらせるコツになります。
3.冬休みの宿題を早く終わらせるコツ3選
宿題を早く終わらせるために、子どものやる気を引き出すポイントは、宿題のやることを見える化して計画を立てることと、子どもにとって宿題をすると嬉しいことがあるということです。
そして宿題をするのは子どもなので、子どもが主役という意識を持って、子どもが自分で決めることが大切です。
ママは子どもが決めたこと・できたことを肯定しながら、子どもが宿題にポジティブなイメージを持てるようにしていきます。
それでは、具体的な方法についてお伝えします。
◆①宿題のやることを見える化する
宿題を終わらせるというゴールに向かうためには、宿題がどのくらいの量があるのか、その量をこなすためにはどのくらいの時間がかかるのか把握しておく必要があります。
そのため、冬休みの初日に子どもと一緒にまずは全ての宿題を机の上に出して、宿題の全体量を目で見て確認します。
そして、紙を用意して、それぞれの宿題にどのくらいの時間がかかりそうなのか、子どもに聞いてみます。
例えば
・絵日記:1時間
・漢字プリント表裏:表30分、裏30分=合計60分(1時間)
・算数ドリル10ページ:1ページにつき15分=合計150分(2時間半)
・リコーダーの練習:15分×6回=合計90分(1時間半)
・自由研究:テーマ決め30分、実験90分、紙にまとめる60分=合計180分(3時間)
この場合、全ての宿題にかかる時間はおおよそ9時間ということがわかります。
冬休みが約10日間だとすると、1日に約1時間ずつ宿題に取り組むと、最終日までには終わる計算になります。
年内に終わらせることを目標にするなら、1日約2時間する必要があります。
このように、やることを見える化することで、子どもはどのくらいの時間が必要なのかを把握することができます。
◆②宿題の計画を立てる
宿題のやる量を把握できたら、その次はカレンダーを見ながら
・いつまでに終わることを目標にするか
・どの日にちに何の宿題をするのか
ということを子どもに聞いて、具体的な宿題の予定を決めて、書き込んでいきます。
ポイントとしては
・得意なもの・簡単なものを先にやること
・毎日必ずやる行動とセットにすること
・予備日を決めておくこと
を提案すると良いです。
どういうことかというと、簡単なものを先にやることで、エンジンに火がつきやすくなり、その後の課題にも取り組みやすくなります。
また朝食の後にやる、などと毎日の行動とセットにして具体的な、やるタイミングまで決めておくと、行動にうつしやすくなります。
予定通りに進まないことや体調を崩すこともあるかもしれないので、あらかじめ予備日があると安心です。
ここでは、子どもが自分で決めるということが大切です。
誰かに決められたことではやる気にならなくても、自分で決めたことなら、やろう!という気持ちにもなりやすくなります。
そのため、子どもが決めたことを「いいね!」「自分で決められたね!」と笑顔で肯定していきましょう。
◆③宿題をすると嬉しくなる仕組みを作る
宿題にやる気にならない原因として、宿題がつまらないからということが大きいです。
それを解決するためには、少しでも宿題をすると嬉しい!楽しい!と思える仕組みをママが作ることです。
子どもにとって嬉しいことは、ご褒美です。
ご褒美は2種類に分けられます。
・ママに笑顔で褒めてもらうこと
・物でご褒美がもらえること
この二つをうまく活用していくことで、子どもの宿題へのやる気をアップさせることができます。
まず、笑顔で褒めてもらうということは、子どもが宿題に関する行動をしたときに、その行動を「宿題出せたね」「集中しているね」「半分もできたね!」など、肯定していくことです。
子どもはママの笑顔や肯定の言葉が嬉しいので、モチベーションをキープできるようになりますし、宿題に対してポジティブなイメージを持つことができます。
物でご褒美がもらえるということでは、わが家では
・宿題をしている時にあげるご褒美
・宿題が終わった後にあげるご褒美
があります。
宿題をしている時のご褒美は、まず宿題を始めると、息子の好きなガムや小粒のチョコをあげています。
息子も宿題はあんまりしたくないけれど、チョコをもらえるし頑張ろうか、みたいな感覚で宿題をはじめています。
宿題の半分が終わったらもう一つ、そして最後にもう一つあげることで、最後までやり続ける原動力になっています。
また宿題が終わった後にもらえるご褒美としては
例えば、算数ドリルが10ページだとしたら、1ページ終わるごとに1枚ずつシールを貼ることができて、10枚たまったら、息子の欲しいポケモンカード(約180円)が買ってもらえる仕組みです。
最後の1枚を貼れた時は、「ついにコンプリートできたね!」と親子で大喜びでした。
そして息子はやりきったことに達成感を感じ、ママにも肯定してもらえて、かつ欲しかったポケモンカードも手にいれて、とても満足そうにしていました。
このような関わりで、宿題の時間も親子で楽しく過ごすことができて、息子は余裕を持って宿題を終わらせることができて、安心して始業式をむかえることができました。
冬休みの宿題の量を見える化して計画を立てておくこと、宿題をすると嬉しいことがあるという仕組みで、子どもの宿題へのやる気を引き出し、早く終わらせて、充実した冬休みをお過ごしくださいね。
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執筆者:菅野 美香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)