食べるのが遅く食べこぼしがひどい!発達障害・グレーゾーンで不器用な子の食事時間がスムーズになる遊び3選

 

食べるのが遅い発達障害・グレーゾーンキッズにイライラしていませんか?食事の食べこぼしが多いために時間がかかる不器用な子は脳の運動エリアが未熟なんです。そんな子の脳を伸ばし、行動がスムーズになる遊びと声かけをお伝えします。

【目次】

1.発達障害・グレーゾーンキッズ 行動が遅い脳の問題
2.運動の発達が遅い子は、今からの対応が必須!
3.発達障害・グレーゾーンキッズ、食事がスムーズになる遊び3選

 
 

1.発達障害・グレーゾーンキッズ 行動が遅いのは、脳の問題

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもの中には、食事をよくこぼしたり、うまく食べられずに食事に時間のかかる子がいます。
 
 
これは、生まれついて脳の運動をコントロールするエリアに未発達な部分があるからなんです。
 
 
そのため体の動きに不器用さが見られます。
 
 
ママの声かけと楽しい遊びで、不器用は改善できます!
 
 
 
 
これが極端な場合には、発達性協調運動障害(DCD)の傾向があると言われます。
 
 
このDCDは発達障害グレーゾーンの50〜80%に合併していると言われています。
 
 
この不器用さから、発達障害・グレーゾーンの子ども達は、日常のふとした様々な場面で自信を失っています。
 
 
でも大丈夫!
 
 
脳を伸ばすママの声かけと楽しい遊びで、不器用は改善していくことができるんです。
 
 
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2.運動の発達が遅い子は、今からの対応が必須!

 
 
家でお母さんから毎日、「早く食べなさい」「またこぼして」「遅刻するよ」と言われ続けたとしたら、子どもの自信はどんどん下がってしまいます。
 
 
お母さんとの関係も悪くなってしまいますね。
 
 
また、凸凹キッズは学校に行くこと自体、とても頑張っています。
 
 
 
 
そんな子にとって給食の時間は、安らげる、楽しい時間になっているのではないでしょうか。
 
 
それなのに、食べるのが遅いことで、先生や友達から「まだ食べてるの」という視線を送られたなら、劣等感をもち、さらに自己肯定感は育ちにくくなってしまいます。
 
 
でも、ママの声かけと遊びで、早くスムーズに食べられるようになりますよ。
 
 
食事がうまく食べられない原因は、手のスムーズな動き・自分と物との距離感を測るチカラ・体幹のチカラに、苦手があることが考えられます。
 
 
これらを上手にする遊びと声かけを事項でお伝えしますね。
 
 
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3.発達障害・グレーゾーンキッズ、食事がスムーズになる遊び3選

 
 
食事がうまく食べられるようになる遊びは、忍者ごっこ・カルタ取り・たこ焼き屋さんです。
 
 

忍者ごっこ

 
 
 新聞紙などを細く巻いた棒を、お母さんがゆっくり上下させます。
 
 
「さあ、棒に当たらないように通ってごらん!」
 
「忍者になったつもりでくぐったり、ジャンプしたりして素早く通ってね!」
 
 
子どもが色んな態勢で棒をクリアできるように、お母さんは棒をゆっくり上下し続けます。時折、様々な高さで止めるのもいいですね。
 
 
くぐる動作では、頭部をしっかり動かします。
 
 
すると、頭にある姿勢の変化を受け取る器官(三半規管)が働き、姿勢を調節する体幹のチカラが育つので、口で箸やスプーンの先を迎えに行きやすくなります。
 
 
くぐるか、ジャンプするか。くぐるならどれくらい身体をかがめたらいいのか。ジャンプするならどれくらいジャンプしたらクリアできるのか、などを素早く判断して動きを切り替える力も育ちます
 
 
「素早い忍者だね!」
 
「こんなに低い所もくぐれるなんて、なんてすばしっこい忍者!」
 
 
身体を起こしたり曲げたりジャンプしたり、と体をダイナミックに動かすことで、全身の筋力も楽しく上がります
 
 

カルタ取り

 
 
カルタを床に広げて、家族でカルタ大会をしましょう。
 
 
目的のカードを狙って手を伸ばすことで、素早く自分と距離感を測ることが上手になります。
 
 
「あんな遠くのカード、よく取れたね!」
 
「よく見つけたね!お母さんも探してたのにな〜」
 
 
こんな褒める声かけで、視るチカラと距離感が育ちます。
 
 
目と手の距離感を測れるようになると、お箸やスプーンの先と口との距離感もつかみやすくなりますよ。
 
 
 
 

たこ焼き屋さん

 
 
食事を皿から口に取り込むには、手首の返しをスムーズにする必要があります。
 
 
手首の動きをスムーズにするために、たこ焼き屋さんごっこをしましょう。
 
 
空の卵パックに、ピンポン玉を入れ、スプーンでひっくり返す遊びです。
 
 
ピンポン玉の下側に何かかわいいシールを貼っておき、ひっくり返ったことがわかるようにすると、達成感を味わえるでしょう。
 
 
「たこ焼き焼けたかな?」「おいしく焼いてね」「こっちこげてるみたいよ!ひっくり返して!」
 
 
楽しい声かけをしながら遊んで、手首のスムーズな動きを育てましょう。
 
 
また、確認したいのは、食卓と椅子の高さです。
 
 
ポイントは、机に両腕を付いた姿勢で、肘と膝がだいたい90度
 
 
そして、足の裏が床にしっかり付いていることです。
 
 
足の裏に体重をしっかり乗せることで、姿勢が安定しやすくなるからです。
 
 
お子さんの食事に食べぼしが気になる、食事に時間がかかる、とお悩みのお母さんは、ぜひお子さんと行ってみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:長野愛
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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