感覚過敏の小学生が苦手な食べ物を克服できた!目からうろこの非常識な対応法

 

苦手な食べ物があるASD小学生に困っていませんか?その原因は舌の感覚過敏かもしれません。 この記事では感覚過敏の脳の特性を交えながら、苦手な食べ物克服術をご紹介します。
 

【目次】

1.苦手な食べ物がある我が子に困った過去
2.ASD小学生の食べ物の苦手と感覚過敏の関係
3.感覚過敏と食べ物の苦手克服術
➀大好きなことで食べることができた成功体験をつくる!
➁アルバム作りで、成功体験を記憶に残す!

 
 

1.苦手な食べ物がある我が子に困った過去

 
 
自閉症スペクトラム(ASD)の子どもは、不安が強く感覚過敏があることが多いですよね。
 
 
感覚過敏のお子さんの食べ物で悩みを抱えていませんか?
 
 
実は、ASDの子どもの食べ物の感覚過敏を改善するには、子どもの大好きなもので成功体験を作ることがポイントなんです。
 
 
つまり、子どもが大好きなことをしているときにワクワク「楽しい脳」の状態で成功体験をすることが重要になってきます。
 
 
我が家には不安がとても強く、舌の感覚過敏がある、ASD傾向の小学3年生の息子がいます。
 
 
息子は、ホカホカの白ごはんが大好き! 少しでも冷めた白ごはんは、舌にあたる感覚を嫌がって、食べることができませんでした。
 
 
そして「レンジで温めて!」とお茶碗を渡してきました。
 
 
そこで、私は、「そっか、冷めたら舌にあたる感覚が嫌なんだね。レンジで温めるね!」と息子の気持ちを受け入れて、温めていました。
 
 
しかし、温めたら食べることができるのですが、また少しでも冷めたら「レンジで温めて!」の繰り返しでした。食事中5回以上レンジで温めていて、困っていました。
 
 
そして、学校の給食でも、「白ごはんを、まったく食べないんです…」と先生から心配されていました。
 
 
先生には、感覚過敏のことを説明していたので、無理に食べさせたりせず、見守っていてくれました。
 
 
給食は毎日、白ごはんを食べないで帰ってくる状態でした。
 
 
 
 
ところが、そんな感覚過敏の子どもが、大好きなことで成功体験を作ることで、食べ物の感覚過敏を改善する方法を見つけることができました。
 
 
少しでも冷めたら食べられなかった白ごはんが、食事中一度も「レンジで温めて!」と言わずに、パクパクと白ごはんが冷めても食べています!
 
 
そして、今では苦手だった白ごはんを毎日おかわりしています!
 
 
この記事では、ASDの子どもの感覚過敏について、脳の特性を交えてお伝えしていきます。
 
 
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2.ASD小学生の食べ物の苦手と感覚過敏の関係

 
 
まず、人が感じる感覚は5つあります。
 
 
視覚(見る)、聴覚(聴く)、味覚(味わう)、嗅覚(におう)、触覚(皮膚で感じる)
 
 
この5つの感覚で受け取った刺激を、脳に伝えています。
 
 
感覚過敏とは、外部からの刺激を、とても強く不快に感じてしまうことです。
 
 
では、なぜ感覚過敏は起こるのでしょうか?
 
 
実は、感覚過敏を引き起こす原因は、ASDの子どもの脳の特性にあります。
 
 
・感覚の処理を行っている脳のエリアの発達が未熟
 
・不安がとても強い
 
・ネガティブな記憶が残りやすい
 
 
 
 
感覚の処理を行っている脳のエリアの発達が未熟なため、脳に送られてきた感覚刺激を上手に処理することができないのです。
 
 
そのため、感覚刺激をとても強く感じてしまいます。
 
 
さらに、不安がとても強い、ネガティブな記憶が残りやすいということが関係しています。
 
 
不安が強まると、ストレスで心の状態が不安定になるため、感覚刺激に対しても、過敏になってしまいます。
 
 
つまり、感覚過敏を改善するには、子どもの大好きなことで成功体験を作ることがポイントなんです。
 
 
脳は楽しいときにグングン伸びます!子どもの大好きなことで脳を伸ばす!ということが重要です。
 
 
ワクワク「楽しい脳」の状態で成功体験をすることで、感覚過敏は改善されるのです。
 
 
 
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3.感覚過敏と食べ物の苦手克服術

 
 
小学3年生の息子は、感覚過敏と食べ物の苦手を克服できました!
 
 
今では、食事中一度も「レンジで温めて!」と言わずに、パクパクと白ごはんが冷めても食べています!
 
 
さらに生キャベツなど苦手だった食べ物も大好きになりました!
 
 
感覚過敏が改善した秘訣は、子どもが大好きなことで成功体験を作ることです。
 
 
では、目からうろこの非常識な克服術をご紹介します。
 
 

◆①大好きなことで食べることができた成功体験をつくる!

 
 
小3息子の大好きなことは、電車です!
 
 
その中でも、一番大好きな”ひのとり”という特急電車があります。 ”ひのとり”に乗るということで、脳がワクワク楽しい状態になりました。
 
 
「駅弁を食べたい!」という息子。 事前に、二人で駅弁を検索して、ひのとり弁当があることを発見!
 
 
「絶対、ひのとり弁当食べる!」とワクワクしていました。
 
 
駅弁なので、白ごはんは冷めています。一口でも食べたら、「食べることができたね!」と褒めるつもりでいました。
 
 
当日、まず電車に乗ると、かっこよくて快適な椅子で、親子でワクワク楽しい気持ちになりました。
 
 
早速、「ひのとり弁当食べる!」という息子。 ウキウキと窓の景色を見ながら、ニコニコお弁当を食べだしました。
 
 
なんと、キャベツが入ったおかずも白ごはんも全部、ピカピカに完食したのです! 「白ごはんにキャベツも全部食べたね!ピカピカ!」と褒めました。
 
 
すると、「ぼく、白ごはん全部食べたよ。キャベツも食べたよ!だって、ひのとりのお弁当だもん♡」と満面の笑みで伝えてくれました。
 
 
冷めた白ごはん、キャベツも食べることができた!という成功体験を作ることができました。
 
 
息子に、大きな自信がつきました!
 
 

◆②アルバム作りで、成功体験を記憶に残す!

 
 
成功体験は、しっかりと記憶に残すことが重要になります。
 
 
私は、いつも「ワクワクお出かけ」をした後は、必ず息子と一緒に写真のアルバムを作ることにしています。
 
 
お出かけの写真を息子と一緒に見ながら、振り返りをして、楽しくアルバムを作ります。
 
 
作り方は簡単です。
 
 
1.写真を一緒に選ぶ
 
2.色画用紙に写真をスティックのりではる
 
3.写真の横に簡単にコメントを書く
 
 
アルバムを作りながら、「ひのとり弁当美味しかったね~」「白ごはん、冷めてたけど、全部食べたんだよね!」と声かけをしながら作成しました。
 
 
息子も写真のコメントに、「ひのとり弁当おいしかった!」「全部食べたよ!」と書きました。
 
 
完成したアルバムを親子で、何度もみて、成功体験を記憶に残します。
 
 
さらに、じいじ、ばあばや、小学校の先生にもアルバムを見せて、「白ごはん、生キャベツ食べることできた!」ことをたくさん褒めてもらいました。
 
 
成功体験として、しっかりとインプットされ大きな自信となりました!
 
 
 
 
目からうろこの非常識な克服術はいかがでしたか?
 
 
息子は、白ごはんや生キャベツだけでなく、感覚が苦手だった、レタスや鳥の皮も、モグモグ食べられるようになったんです。
 
 
今では食事で、感覚が苦手なものはゼロになりました‼
 
 
学校の給食でも、「白ごはんを完食しています!」と先生も大喜びで報告してくださいました。
 
 
給食を完食したことを褒めると、「だって、ひのとり弁当で食べることできたんだもん!」と言いました。
 
 
楽しいこと、大好きなことでできた成功体験は、子どもの自信につながり、脳がグングン伸びることを実感しました。
 
 
息子の場合は、大好きなことは電車でしたが、皆さんのお子さんの大好きなことで、成功体験を作ってみてくださいね♡
 
 
たとえば、公園が大好きなお子さんの場合は、お弁当を持ってピクニックしてみるのもオススメです!
 
 
お子さんの大好きなものを見つけてくださいね♡
 
 
感覚過敏のお子さんの食べ物で悩みを抱えている方は、ぜひ、大好きなことで成功体験を作る方法にチャレンジしてみてください。
 
 
親子で楽しくワクワクしながら脳を伸ばすことができますよ。
 
 
 
 
 
 
感覚過敏の子への目からうろこの非常識な対応法をお伝えしています!
 

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執筆者:北島 由梨
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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