夏休み明け学校行きたくない!中学生新学期の不安をやわらげる親の対応法

 

夏休み明け「学校行きたくない!」の言葉にドキッとしますよね。新学期の不安は1学期の嫌な記憶が原因かも。ネガティブな記憶をポジティブに書き換え、小さな成功体験を積むことで「行ってきます!」が聞ける親の関わり方をご紹介します。
 

【目次】

1.夏休み明けの「学校行きたくない」に悩む親へ
2.中学生が2学期に不安を感じやすい理由
3.新学期の不安をやわらげる!親ができる2つの対応法

 
 

1.夏休み明けの「学校行きたくない」に悩む親へ

 
 
夏休みが終わり、2学期がスタート。
 
 
夏休み明け 「学校行きたくない!」という子どもの言葉に、不安や戸惑いを感じていませんか?
 
 
親としては「せっかく1学期を乗り切ったのに、また?」と思ってしまいますよね。
 
 
宿題をなんとか終わらせ、自由な夏休みを過ごしていた子ども。
 
 
親の期待とは裏腹に、2学期の始まりで再び行き渋りが出てしまうと「どうして?」と心配になってしまいます。
 
 
 
 
我が家の息子も同じでした。
 
 
1学期を何とかやり過ごし、夏休みはゲームとYouTube三昧。
 
 
2学期はまた頑張れるだろうと思っていた矢先、「学校行きたくない」と言われたときは動揺してしまいました。
 
 
問い詰めても返事はなく、結局「行きなさい!」と叱ってしまい、毎朝バトル…。
 
 
親としてどう向き合えばいいのか迷う日々でした。
 
 
だけど実は「学校に行きたくない」にはちゃんと理由があるんです。
 
 
 
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2.中学生が2学期に不安を感じやすい理由

 
 
夏休み明けに「学校行きたくない!」と言われると、親としては心配になりますよね。
 
 
実はこの不安な気持ちの背景には、自分への「自信の無さ」と「環境の変化への苦手さ」が大きく関係ています。
 
 

◆①自分に自信がない

 
 
2学期が始まると、1学期までの失敗体験や先生からの注意、勉強のつまずきがよみがえり、子どもは「自分はダメだ」と感じやすくなります。
 
 
こうして自信をなくすと、「自分もできる、大丈夫」と思える気持ち「自己肯定感」も下がってしまいます。
 
 
自己肯定感が低いと「頑張ろう」と思ってもブレーキがかかり、行動できずに「学校に行きたくない」となってしまうのです。
 
 
特に注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性をもつ子どもは、
 
 
・苦手なことが多く失敗しやすい
 
・毎日必死に頑張っても注意を受けることが多い
 
 
この積み重ねで自信もやる気も失ってしまいやすいのです。
 
 
 
 

◆②環境の変化への不安

 
 
もう一つの理由は、環境の変化に対する不安です。
 
 
ADHDの子どもは「先を見通す力」が弱いため、環境が変わると不安を強く感じることがあります。
 
 
2学期の始まりは、夏休みで生活リズムや学校感覚がリセットされる時期です。
 
 
1学期でやっと学校に慣れてきても、休み明けに「また一から頑張らないと…」という感覚が生まれ、負担が大きくなります。
 
 
さらに夏休みを挟むことで、友達関係やクラスの雰囲気も微妙に変化しやすく、中学生はその変化に敏感。
 
 
「うまくなじめるかな」という不安が強まるのも自然なことなのです。
 
 
また、2学期は授業の進度が一気に加速するタイミングでもあります。
 
 
教科ごとに先生が違い、それぞれのやり方に対応しなければならないため、適応が難しい子にとっては大きなストレスになりがち。
 
 
もし先生から注意を受けたり友達から指摘されることが増えると、「やっぱり自分はダメなんだ」と自信を失い、学校に行きたくない気持ちが強くなってしまいます。
 
 
2学期になぜ不安になるのか。
 
 
子どもの気持ちや特性を理解することができれば、「学校行きたくない」という心理にも納得できますよね。
 
 
大切なのは、やみくもに「学校へ行きなさい!」と言うことではありません。
 
 
「失敗しても大丈夫!」と思える安心感を届けることこそが、不安をやわらげる一番の近道です。
 
 
 
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3.新学期の不安をやわらげる!親ができる2つの対応法

 
 
夏休み明け「学校行きたくない」と不安が強い子どもには、ネガティブな記憶をポジティブな記憶に変換させ、小さな成功体験を積み自信をつけることが必要です。
 
 
2学期がスタートした今からでも不安をやわらげることができる親の対応法2つをご紹介します。
 
 

◆①記憶の書き換え

 
 
新学期に不安を感じている子どもは、1学期のネガティブな記憶をポジティブな記憶に書き換えることで自信を取り戻しやすくなります。
 
 
親は子どもがネガティブに捉えていることの中からうまくいったポイントを見つけて会話をすることでポジティブな記憶に書き換えられます。
 
 
息子の場合は、スイミング教室にまともに通ったことがなかったためプールが大の苦手。
 
 
2学期になってもまだプールの授業が続くことで「学校行きたくない」というほどでした。
 
 
しかし1学期の最後にできていたことを振り返り「友達の真似をしながら自分で息継ぎをマスタして25メートル泳げたの凄いね!」
 
 
「お母ちゃんは息継ぎできないから尊敬するわ」とプールに対するポジティブな会話を繰り返しました。
 
 
そうすることで「オレって凄いやろ!」と言えるほどにまでなり、プールがある日も「行ってきます」とスムーズに登校できるようになりました。
 
 
 
 

◆②小さな成功体験

 
 
小さな成功体験を積む親の対処法は、当たり前にできていることを褒めたり、感謝の言葉をかけたりすることです。
 
 
日常生活で「毎朝自分で起きることができた」「持ち物を前もって確認できた」など、今子どもが当たり前のようにやっている事を褒めてあげればOKです。
 
 
そうすることで普段の生活の中で小さな「できた!」を感じることができ、自分に自信を持つことができるようになります。
 
 
また人間関係においても、「おはよう」と挨拶したり「ありがとう」と感謝の言葉を伝えることで、相手に喜んでもらえたと実感することができます。
 
 
つまり自分の存在が誰かを幸せにすることができるという達成感を味わうことで、自分に自信をもつことができます。
 
 
日常生活の中での小さな成功体験を通してたくさんの自信をつけることで、難しいことにも挑戦してみようという前向きな考えを持つことができるようになります。
 
 
たとえ子どもが失敗することがあっても、親は「なんでそんなことするの!」と頭ごなしに叱る必要はありません。
 
 
失敗しても「じゃあ、次はどうしようか?」と親子で作戦会議をすることで失敗しても大丈夫なんだと感じ失敗にも前向きに取り組むことができるようになります。
 
 
 
 
1学期の不安を抱えつつ夏休みを過ごし、2学期に一気に「学校行きたくない」となるのは自然なことです。
 
 
だからこそ、親のポジティブな関わりと小さな成功体験の積み重ねが、子どもの新学期の不安をやわらげる一番の方法になります。
 
 
大きなことをする必要はありません。
 
 
今日から「できたね」「ありがとう」と声をかけるだけでも十分です。
 
 
今日からほんの少し親子の会話を変えてみませんか?
 
 
 
 
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執筆者:平野 可奈子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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