不安が強い子どもが“学校行きたくない…”と言い出す前に!親と先生の安心サポート術

 

不安が強い子どもは、新学期や人間関係の変化に敏感。朝だけの登校しぶりが続く前に、親の関わりと先生との連携で“安心できる学校生活”を整えることが大切です。この記事では、家庭と学校でできる対応を紹介します。
 

【目次】

1.不安が強い子ども・登校渋り朝だけのサインとは?
2.学校行きたくない理由がわからない子の不安と疲れの正体
3.親と担任の連携で支える、不安が強い子どもの安心サポート

 
 

1.不安が強い子ども・登校渋り朝だけのサインとは?

 
 
クラスにも慣れ少しずつ疲れが溜まってくるこの時期、子どもがいつもと違う様子を見せることはありませんか?
 
 
不安が強い子どもや登校渋りをする子は、朝のちょっとしたサインで心の状態を教えてくれています。
 
 
こんな朝のサインを見逃さず、家や学校での関わり方を少し変えるだけで子どもは落ち着きます。
 
 
我が家には発達障害グレーゾーンの息子がいます。
 
 
息子は不安が強く、新しい場所や人は苦手です。
 
 
もともと小学生の頃に登校渋りをしていたこともあり、中学生で環境がガラッと変わることでまた登校渋りを起してしまうのでは?と私自身も不安でいっぱいでした。
 
 
息子自身も新しい環境への疲れからか、すぐにイライラする様子や登校しぶりを朝だけ起こしたり気持ちが不安定な様子でした。
 
 
 
 
こんな環境の変化に不安を感じやすい子どもは、実は自分でも学校に行きたくない理由がわからずに苦しんでいることがあります。
 
 
子どもの様子がいつもと少しでも違うなと感じた時は、そのままにせず家と学校の関わり方を少し変えるだけでグッと落ち着くようになります。
 
 
 
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2.学校行きたくない理由がわからない子の不安と疲れの正体

 
 
どうして発達障害グレーゾーンの子は、この時期になると疲れがたまり、朝だけ登校しぶりが起きやすくなるのでしょうか?
 
 
それは、脳の特性として「変化への適応が苦手」「不安を感じやすい」という傾向があるからです。
 
 
新しい環境に馴染むには、
 
 
・「今どんな状況か」を理解して整理する力(=脳の地図づくり)
 
 
・「この場ではどう動けばいいか」を判断する力(=行動のナビゲーション)
 
 
この2つが必要です。
 
 
グレーゾーンの子どもはこれらが未熟なため、変化への対応がとても大変なのです。
 
 
しかも、外から見ると「なんとかできている」ように見えてしまうことが多く、「頑張ればできるでしょ」と受け取られがち。
 
 
でも実際は、「頑張ればできる」ではなく「苦痛に耐えればなんとかできる」というレベルなのです。
 
 
この状態が4月から3か月も続いているとしたら…子どもが疲れてしまうのも無理はありませんよね。
 
 
実際、我が家の息子もそうでした。
 
 
中学に入学して間もない頃、新しい教室、新しい先生、新しい友達と、毎日を必死にこなしている様子でした。
 
 
でも私は「まだ慣れていないだけだよね」と軽く考えてしまっていたんです。
 
 
そのうち、息子は些細なことで怒るようになったり、朝の準備にやたら時間がかかったり。
 
 
イライラして物にあたることも増えてきて…。
 
 
それでも私は、「反抗期かな?」くらいにしか思っていませんでした。
 
 
でも、あるときふと気づいたんです。
 
 
このイライラは「わからない不安」と「見えない疲れ」のサインだったのかも。
 
 
 
 
息子自身も、自分が何に困っていて、どうつらいのかをうまく言葉にできませんでした。
 
 
だから「行きたくない」と言うこともできず、ただ苦しさだけが積み重なっていたのです。
 
 
ようやくそのことに気づいてからは、息子の小さなサインを見逃さないように意識するようになりました。
 
 
たとえば、急に甘えてくる、すぐにキレる。
 
 
そんなときは、「がんばってるんだな」と心の中でそっと寄り添うようにしています。
 
 
無理に理由を聞き出さず、「新しいことするのって疲れるよね」と一言共感するだけでも、子どもの心はふっと緩むことがあるんです。
 
 
学校に行きたくない本当の理由は、「怠け」でも「甘え」でもなく、がんばっても説明できない不安と、言葉にならない疲れかもしれません。
 
 
だからこそ、親にできるのは「ちゃんと見てるよ」「大丈夫だよ」という、まなざしと安心の土台を築いてあげる手助けをすることが大切です。
 
 
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3.親と担任の連携で支える、不安が強い子どもの安心サポート

 
 
不安が強い子どもが登校しぶりを始める前に大切なのは、「家と学校がつながっている安心感」。
 
 
親と先生が連携するだけで、「自分はわかってもらえている」と子どもは感じやすくなります。
 
 
そのために大切な3つのstepをご紹介します。
 
 
 
 

◆① 家では「おかえり」「疲れたね」で安心のスイッチON

 
 
帰宅直後は“質問ゼロ”でOK。
 
 
「ほっとできる空気」が子どもの安心感を生みます。
 
 
例えば「今日もお疲れ様」「好きなおやつあるよ!」など何気ない会話をすることが大切です。
 
 

◆② 学校でのしんどさは“家庭の視点”から担任に伝える

 
 
例えば「朝、〇〇を嫌がってて…」「この教科は緊張が強いみたいです」と伝えます。
 
 
ポイントは「子どもが言えていない“気づき”を、ママが代弁する」こと。
 
 

◆③ 学校へのお願いは「ピンポイント」でシンプルに

 
 
例えばテスト前、「全範囲ではなく“この単元だけ”教えてもらえると助かります」と何をして欲しいかを具体的に伝えます。
 
 
先生も「具体的な支援の手がかり」がある方が動きやすい!
 
 
息子の場合は、補習全体がストレスだったので、担任の先生に「このページだけ教えて頂けますか」と伝えました。
 
 
すると、先生が快く引き受けてくださり、子どももその範囲は「できた」と自信につながりました。
 
 
ママが「家庭での様子」と「お願いしたい具体的な配慮」をセットで伝えることで、先生も動きやすくなり、子どもにとっての“理解者”が増えていきます。
 
 
不安が強い子どもにとっていちばん大切なのは、「ひとりじゃない」と思えること。
 
 
親が家庭で見守るだけでなく、学校とも小さくつながっていくことで、登校への一歩がグッと軽くなることもあるのです。
 
 
ぜひ先生との連携を密にして学校でも伸び伸び過ごせる環境を作ってあげてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:平野可奈子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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