受験生なのにスマホがやめられない!好きを生かしてやる気にさせる親のサポート術

 

受験生なのにスマホがやめられないのは、スマホが自分の好きが詰まった宝箱だからです。受験生の楽しいと思えない勉強に取り組むためのやる気を引き出すためには、親のサポートが大切です。この記事ではそんな親のサポート術をご紹介します。
 

【目次】

 
 

1.受験生なのにスマホが手放せない子どもにガミガミ怒っていませんか?

 
 
高校受験を目前に控えているのにスホマが手放せなくてガミガミ叱っていませんか?
 
 
子どものやる気を引き出すには叱るのではなく、今できている事を褒め子どもの好きを引き出す会話をすることが大切です。
 
 
好きなことがわかれば「もっとやってみたい!」という気持ちが自然とでてきて「やる気」が湧いてきます。
 
 
我が家の息子は中学2年生の夏休みから不登校となり中3になっても毎日スマホ、ゲームに没頭する姿をみて不安になりガミガミ叱っていました。
 
 
こんな不安を感じているころに、追い打ちが!
 
 
ママ友や学校から、「高校受験には1年生の成績も関係する。部活にも入ってしっかり活動してないと内申点に響く」という話を耳にしたんです。
 
 
息子は不登校で部活もほとんど参加できていない。
 
 
このままではヤバい!スマホ、ゲームをやめさせて勉強だけでもさせないと!
 
 
そんな気持ちから「勉強しないとゲームは捨てるよ !」「早く勉強しなさい!塾に行きなさい!」と息子の顔を見ればガミガミ怒っていました。
 
 
 
 
ところが、私が怒っても息子はゲームをやめることはありません。
 
 
それどころか、どんどんゲーム時間も増え反抗してくることも多くなり、私のイライラはMAXでした。
 
 
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2.受験生がスマホをやめられない理由

 
 
受験生がスマホ、ゲームをやめられない理由は、スマホやゲームが自分の好きがたくさん詰まった宝箱だからです。
 
 
好きなことがいっぱい詰まった宝箱を目の前にして、もともと勉強が好きでない子どもが好きでもない勉強にやる気が出ないのは理解できますよね。
 
 
中学生になると勉強の内容はグッと難しくなってきますし、もともと勉強が好きでない子どもはどんどんやる気を失いますよね。
 
 
自分の興味のないことや自分の苦手なことはすぐ飽きてやめてしまうけど、好きなことになら何時間でも没頭する子どもたち。
 
 
「好きなことはどうしてそんなに何時間でも没頭できるの?」と思ってました。
 
 
これだけの集中力を勉強に生かしてくれたら、テストで良い点もとれるし良い高校にも行けるのに…
 
 
もっと苦手なことにも積極的に取り組んでくれる方法はないか悩んでいた時に、発達科学コミュニケーション(発コミュ)に出会いました。
 
 
発コミュに出会ったことで、苦手なことを無理矢理やらせても脳は発達しない、脳は楽しいと思う時にこそ発達することを知りました。
 
 
どうして楽しいと思う時に脳は成長するのでしょうか?
 
 
脳は筋トレと同じように、使えば使うほど成長します。
 
 
好きなこと、楽しいことをしている時は脳は活発に動き成長をするのです。
 
 
 
 
嫌がる子どもに家庭教師を付けたり、毎日の宿題にノルマを課したりして苦手なことを克服させようとしても脳は成長しません。
 
 
何時間でも没頭できるゲームを味方にして、そこから興味の幅を増やす。
 
 
やるべきは勉強をさせることではなく、好きなゲームを探求させること。
 
 
ここから子どものやる気は引き出せます!
 
 

3.「やる気」を引き出すために親ができること

 
 
子どもの「やる気」を引き出すためには、子どものできていることを「褒める」ことが大切です。
 
 
毎日の生活の中で親は子どもに対して、できていないことばかりを指摘してガミガミ怒ってしまいますよね。
 
 
学校から帰ってきても水筒はカバンに入れっぱなし、服も脱ぎっぱなし、お菓子も食べっぱなし。
 
 
それを目にしたら家に帰るなり「ちゃんと片付けて!」とガミガミ言いたくもなります。
 
 
しかし、ここで子どもの立場になって考えてみてください。
 
 
学校に行ってなくても毎日起きて服を着替えて、ご飯を食べて「いただきます。ごちそうさま」と言ってくれます。
 
 
これをそんなのできて当たり前、できていないことばかり指摘されたら…「やる気」も失せちゃいますよね。
 
 
 
 
私たち大人だって、できていないことばかり指摘されたらいい気はしません。
 
 
「そんなにアレコレ文句ばかり言うならもうやらない!」と思ってしまいますよね。
 
 
子どもも同じです。
 
 
ガミガミ怒れば怒るほど「やる気」を失ってしまいます
 
 
だからこそ、子どもの「やる気」を引き出したいなら、ガミガミ怒るのではなくできていることを褒めることが必要です!
 
 
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4.好きなことを生かして「やる気」にさせる親のサポート術

 
 
受験生勉強をしない中学生をやる気にさせるためには、子どもの好きを観察し「なりたい自分」になるために必要なことを引き出す会話をすることが必要です。
 
 
息子は家で学校のことはあまり話さないですが、ゲームの話はよくしていました。
 
 
一方で、「ゲームは悪!」だと思っていた私は、「またゲームの話?」とゲームの話をしてくる息子にうんざりした表情をしていました。
 
 
ですが、子どもの脳を成長させて「やる気」を引き出すには子どもの好きを探求していくしかありません。
 
 
そこでゲームの話にも、「へぇ~!そうなんだぁ。難しそうだけど、どうやってできるようになったの?」と興味をもって話を聞いたり、質問したりするように意識しました。
 
 
最初はゲームの話しかしなかった息子ですが、私が興味を持って話を聞く時間を取っていると、話題も広がっていきました。
 
 
勉強のこと、将来のこと、苦手なことなど、思春期を迎えた子が話しづらいことも話してくれるようになったんです!
 
 
ゲーム以外にも興味を持って取り組むようになってきて、受験に対して少しずつ自分の目標が見えてくるようになってきました。
 
 
子どもは自分の事を理解してくれる人がいると思えることで安心できるし、新しいことにチャレンジしてみようという意欲が湧いてきます。
 
 
 
 
普段の生活で息子が当たり前のようにしていることを褒め、好きなゲームについて将来の自分が思い描く未来についての会話を続けていきました。
 
そうすることで子ども自身が行きたい思う高校を選択することができました。
 
 
息子の行きたいと思う高校は周りの友達とは少し違うけれど、好きを追及することで子どもの高校受験への「やる気」を引き出すことが出来ました。
 
 
子どもの好きなことから会話を増やすことで子どもは「やる気」を取り戻し、親は子どもへの理解が深まり自然とイライラを手放すことができますよ!
 
 
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執筆者:平野可奈子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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