3.癇癪で泣き叫ぶ子どもが落ち着く対応2つ
子どもが泣き続けたり暴れたりしていると、親はその感情に振り回されて心が折れそうになり、本当に大変ですよね。
そんな癇癪で泣き叫ぶ子どもに対応するには親の心構えと伝え方が大切になってきます。
2つの対応の仕方をお伝えしますね。
◆①余計な働きかけはしない
「子どもの癇癪=アツアツの揚げ油」のようなものと思い、癇癪を起こしている時は、子どもの身の安全を確保しつつ、余計な働きかけはしないようにしましょう。
油の温度を下げようとして水をかけると、油が激しく跳ねて危険なように、親が「子どもを落ち着かせたい」と思ってかけた言葉が、子どもの刺激になり、逆効果になってしまいます。
また、「わがまま言わないの!」「静かにしなさい!」などと叱ってしまうと、落ち着くどころかさらに癇癪をヒートアップさせてしまうのです。
揚げ油が冷めるまでそのままにしておくのと同じように、子どもの感情が完全に落ち着くまでは時間がかかると考え、家事などをして見守ってください。
そして、子どもが落ち着いたら、
「落ち着けたね!」
「もっと遊びたかったんだね」
「もっとおやつ食べたかったね」
など声をかけてあげましょう。
できたことを褒めたり、子どもの気持ちを代弁してあげたりすることで、子どもは「分かってくれた」と感じ、安心することができます。
もし、なぜ癇癪をおこしてしまったのか分からない時も、「嫌だったんだね」と気持ちに焦点をあてて声をかけてあげましょう。
◆②絵で気持ちを伝える
癇癪が落ち着いた時に簡単な絵をスケッチブックにかいて、子どもと一緒にお話してみましょう。
子どもが怒っていることを「見える化」することがポイントです。
たとえば、おやつのドーナツをあげた時に「いやだー!」と癇癪になってしまった場合は、ドーナツの絵を描き、切りわけた部分に線を引きます。
「ドーナツを4つに分けたけど、どうして嫌だったの?」と絵を見せながら聞いてみます。
子どもの視覚にダイレクトに伝わることで、うまく伝えられなかった気持ちを「そのまま食べたかった」など、言葉にすることができます。
言葉で何か伝えられたら、「そうだったんだね」と子どもの気持ちを肯定してあげましょう。
思い通りに伝えられず癇癪になっている子どものことを理解しようとする親の姿を見て、子どもは「自分の気持ちを受け入れてもらえた!」と感じ、この安心が成長へと繋がっていきます。
このように、癇癪にはスルーして落ち着いたときに言葉をかけることで、子どもは少しずつ言葉を使って自分の気持ちを伝えられるようになり、癇癪が減っていきます。
もちろん、最初はうまくいかず、ママもつらく感じるかもしれません。
毎日、子どもの癇癪に付き合うのは、本当に大変です。
でも、「癇癪=しつけが足りない」ということではありません。
成長の過程として現れる子もいれば、発達障害の特性から癇癪が強くなる子もいます。
どちらにしろ、癇癪を起こしている子どもにどう関わるかがとても大切になってきます。
焦らず、今できる範囲で子どもと向き合おうとしている自分自身にもハナマルをあげながら試してみてくださいね。
癇癪の対応がうまくできないとお悩みのママへ▼▼
4歳の癇癪についてのよくある質問(FAQ)
Q1. 4歳の子どもが泣き叫んでいるときは止めた方がいいですか?
A1. 無理に止めようとするよりも、安全を確保して見守ることが大切です。
泣き叫んでいるときは、子ども自身も感情をコントロールできていません。 その状態で叱ったり止めさせたりすると、さらにヒートアップすることがあります。 落ち着いてから気持ちを受け止める関わりが効果的です。
Q2. 4歳の癇癪がひどいのはわがままなのでしょうか?
A2. 多くの場合、わがままではなく感情のコントロールが未熟なことが原因です。
子どもは自分の気持ちを整理する方法をまだ学んでいる途中です。 そのため思い通りにならないときに、癇癪という形で表現してしまうことがあります。 大人が関わり方を工夫することで、少しずつ落ち着いていきます。
Q3. 4歳で癇癪がひどいと発達障害の可能性がありますか?
A3. 癇癪だけで発達障害と判断することはできません。
4歳頃は感情の起伏が大きく、癇癪が見られることは珍しくありません。 ただし日常生活に大きな困りごとが続く場合は、専門機関に相談することで安心できることもあります。 子どもの様子を総合的に見ることが大切です。
癇癪が落ち着く方法をお伝えしています!
執筆者:倉本 紗衣
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)