4歳の癇癪に疲れた!癇癪を癖にしない脳科学的に正しい対応

 

4歳児に見られる癇癪は「4歳の壁」とも言われます。疲れた時こそ、対応を見直すチャンス!脳の発達を理解して、お母さんが「対応の軸」を持つことで、癇癪を長引かせず、癇癪が起こりにくい脳を育てることもできるんです。
 

【目次】

1.4歳の癇癪は癇癪が起こりにくい脳を育てて乗り切ろう
2.4歳の息子の癇癪に疲れ切ったあの頃
3.4歳の子どもの脳で起きていること
4.癇癪を起こしにくい子どもの脳を育てる対応の軸
①癇癪が起きていない時の対応こそが重要!
②癇癪が起きてしまった時には

 
 

1.4歳の癇癪は癇癪が起こりにくい脳を育てて乗り切ろう

 
 
4歳児の癇癪ー大声で泣き叫び、床をふみならし、ひっくり返って暴れる。
 
 
そんな子どもの姿に、心身ともに疲れ果ててしまう日々を送っていませんか?
 
4歳児の癇癪を乗り切るポイントは、「脳の発達を正しく理解し、それに合わせた「対応の軸」を持つことです。
 
 
 
 
「わがままを直したい」という焦りや、「寄り添うべきか」という迷いを超えて、科学的な視点から子どもの行動を捉えなおしていきましょう。
 
 
正しい知識があれば、4歳児の癇癪を悪化させず、癇癪が起こりにくい脳を育てることができるんです。
 
 

2.4歳の息子の癇癪に戸惑い、疲れ切ったあの頃

 
 
私にも4歳児の癇癪に疲れ果てた過去があります。長男が4歳になった頃に、下の子が生まれました。
 
 
環境の変化も相まって、息子はイライラしがちになり、思い通りにならないことがあると、すぐに怒り出すようになりました。
 
 
夕食時、「このお皿ではない」と怒り出し、「お茶を自分で入れたかったのに!」、「このお味噌汁は熱すぎるから扇風機で冷やす!」と激しい主張と癇癪が続きました。
 
 
3歳まではあんなに可愛い笑顔でニコニコしていたのに…と戸惑い、息子の心の中が分からなくなってしまったようで、不安になったことを覚えています。
 
 
癇癪への対応に自信がなく、いつも「どうすればよいか」と悩んでいました。
 
 
今は、発達科学コミュニケーションを学び、子どもの脳の発達を理解することで、正しい対応が分かります。
 
 
あの頃の私に届けたかった「対応の軸」をお話しますね。
 
 
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3.4歳の子どもの脳で起きていること

 
 
4歳頃の子どもの脳では、「考えたりがまんしたりする部分」(前頭前野)が、まだしっかり育っていません。
 
 
一方で、「感情を強く感じる部分」(扁桃体)はとても活発です。
 
つまり、
 
・イヤな気持ちは強く感じるけれど、
・それを自分でコントロールする力はまだ弱い
 
 
こんなアンバランスな状態なのです。
 
だから、思い通りにならないときに、感情が爆発してしまうのは、自然なことなのです。
 
 
 
 
 
 
脳科学のポイント】
 
脳は、くり返し使われたパターンが強くなっていきます。
 
 
だから、かんしゃくをなん度も繰り返すと、それがクセになってしまうこともあります。
 
 
でも、子どもの脳はまだ成長途中なので、正しいかかわりをすれば、良いパターンを育てることもできます。
 
 
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4.癇癪を起こしにくい子どもの脳を育てる対応の軸

 
 
癇癪対応は、「癇癪を起した時」への関わり方に目が行きがちです。
 
 
でも、もっと大切なことは、「癇癪が起きていない時」にいかに子どもの自信を育み、心を安定させるかにあります。
 
 
それぞれに対応方法をお伝えしますね。
 
 

◆①癇癪が起きていない時の対応こそが重要!

 
 
癇癪が起こりにくい脳をつくるためにまず実践していただきたいことは、癇癪を起こしていない時に、子どものできていること(行動)に注目し、たくさん肯定することです。
 
 
「たくさん」ってどれくらい?と思われると思いますが、少なくとも、肯定の言葉と 否定の言葉(注意、指示出し)の割合を8:2にすることを目指して下さい。
 
 
まずは、「〇〇したんだね。偉いね!」「このうさぎさんの目、上手に書けたね」など普段使っている誉めの言葉を増やしてみてください。
 
 
「〇〇してくれて、ありがとう。嬉しいな」と感謝を示したり、「えっ、もうお着替えしたの?」と驚くことも肯定のテクニックです。
 
 
そして、肯定の注目をいっきに増やす2つおすすめの方法をご紹介しますね。
 
 
一つは、「実況中継」というテクニックです。
 
 
「一人で起きて来たんだね」「ご飯しっかりと食べているね」と子どもがしている行動をひとつひとつ認めてあげてください。
 
 
お母さんが言葉にして認めてあげることで、ひとつひとつの行動が成功体験として子どもの記憶に刻まれていきます。
 
 
 
 
もう一つは、「興味・関心を示す」テクニックです。
 
 
子どもが夢中で見ているアニメを見ている時に、「面白そうなお話だね。ねえねえ、このキャラクターの名前教えて?」などと、尋ねてみてください。
 
 
または、子どもが大好きな遊びを一緒に楽しむことも良い方法です。
 
 
たった5分でも、子どもの心を落ち着かせる効果が十分にあると研究でも分かっています。
 
 
たくさん肯定の注目のシャワーを浴びると、「自分は受け入れられている」「自分にはできる」という思いが芽生え、自信が育まれていきます。
 
 
そして、もっと好ましい行動をとろうとするので、脳の中にぐんぐん良い回路が育っていくのです。
 
 
「肯定の注目」は子どもの脳を伸ばすために一番大切で、基礎となるコミュニケーションになります。
 
 

◆②癇癪が起きてしまった時には

 
 
では、癇癪が起きてしまった時にはどうすれば良いのでしょうか?
 
 
まずはじめに、お母さんが感情的に巻き込まれないことです。
 
 
子どもが怒ったり、泣いたりしているときは、脳の「考える力」がうまく働かなくなっています。
 
 
だから、そのタイミングで注意したり、説教したりしても、子どもの心には届きません。
 
 
 
 
「どうしてそんなことで怒るの?」「また、ワガママ言って!」と感情的に接してしまうと、子どもの脳の感情を司る場所が大暴れして、癇癪がヒートアップすること間違いなしです。
 
 
お母さんの脳についても同じことが言えます。お母さんが感情的になってしまうと、思考ができなくなります。
 
 
私が試した方法は、意図的に思考する脳の部位を使うこと。
 
 
「この癇癪のきっかけは何だろう?」と観察し分析することに意識を向けると、私が感情的になってしまうことはほぼ無くなりました。
 
 
観察したことに基づき、「もう少し、遊んでいたい気持ちなんだね」「自分でトイレを流したかったんだね」など、子どもの気持ちを言葉にしてあげましょう。
 
 
癇癪の裏側にある子どもの本当の気持ちを認めて、受け止めてあげると子どもの気持ちが落ち着いていきます。
 
 
そして、言葉にしてあることで、子ども自身が自分の気持ちを理解する手助けにもなるんです。
 
 
ここで、大切なポイントは、子どもが癇癪によって起こしている好ましくない行動には注目しないということです。
 
 
子どもの安全は確保した上で、大きな叫び声に応じたり、床に転がって怒っている行動には取り合わないということです。
 
 
決して無視するという冷たい対応ではなく、お母さんはまるで気づかないようなフリをして、温かい思いで良い行動が出るのを待ちます。
 
 
すると子どもは、「いつもたくさん肯定してくれるお母さんが、この方法では、何にもしてくれないな。」と次第に学習していくのです。
 
 
そして、とっても大切なことは、気持ちを切り替えられた時、「自分で落ち着けたね!」「ちゃんと言葉で言えたね」と褒めてあげてくださいね。
 
 
癇癪が起きていない時は、肯定の注目をたくさんして、子どもの心を落ち着かせ、自信を育み、良い行動をどんどん引き出す声掛けをすること。
 
 
癇癪が起きてしまった時は、子どもの本当の気持ちを受け止めてあげること。ただし、子どもがとっている好ましくない行動には注目しない対応を取る。
 
 
この記事を読んで下さった方が、脳科学に基づいた対応の軸を持つことで、4歳の癇癪をずっと楽に乗り越えられますようにと願っています。
 
 
 
 
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執筆者:春風なおみ
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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