新学期、母子分離不安の子どもの不安が強くて悩んでいませんか?今までできていたことができなくなっていたら、要注意です!ママの声かけで小学生の不安を解消し、新学期を乗り切れる対応の仕方をお伝えします!
【目次】
1.母子分離不安の小学生の本当の勝負は4月じゃない⁉
2.不安が強すぎる子どもの変化に要注意!
3.小学生の不安が強くなるNG対応
4.母子分離不安のネガティブ思考を解消する対応
1.母子分離不安の小学生の本当の勝負は4月じゃない⁉
入学・進学を乗り越えようと頑張ってきたママは、4月が始まって、ほっとしていませんか?
実は本当の勝負は4月の山を乗り越えた後に来るんです!
新しい環境に変わる4月、母子分離不安で不安が強い小学生のお子さんは
『何とか頑張っていこう』
『最初は乗り遅れたくない』
とママの期待にも周りの期待にも応えたい思いがあります。
そのため、新学期スタートの4月は何とか乗り越えられることが多いのです。
しかし、4月ものすごく頑張った結果、5月6月につまづきとして現れてきます。

つまり、5月6月が本当の勝負になってきます!
この時期に「準備してなかった!」「策がない。どうしよう…」とママが慌てると子どもの不安が強くなってしまうため、4月の対応がとても大切になります!
2.不安が強すぎる子どもの変化に要注意!
4月に注意したいのが、母子分離不安の小学生が『予期不安』も強くなっていないかということです。
『予期不安』とは起きていない事を心配して自分で不安を大きくしていくことです。
実は母子分離不安が強い子どもは『予期不安』という特性も持ち合わせているのです。
特に新学期が始まると、
「◯年生なんだから!」
「学校はひとりで行くんだよ」
など学校に行くことがゴールになる声かけになってしまいがちです。
そうすると、
「行かないといけない」
「行けなかったらどうしよう」
と子どもはプレッシャーを感じてしまいます。
・先月まで、できていたことができなくなった
・前向きに行動できていない
・ゲームやYouTubeの時間が長引いてくる
特にそんなお子さんは『予期不安』が強くなっているので要注意です!

『予期不安』が強くなりすぎると、脳が情報をネガティブに捉えてしまいます。
本当は楽しみな感情があるのに…
本当はやりたい気持ちがあるのに…
子ども自身が自分の脳の特性により行動を止めて、動けなくなってしまうのです。
では、子どもの脳のネガティブ思考を解消するにはどうしたらいいのでしょうか?
次で不安が悪化するNG対応とネガティブ思考を解消する対応の仕方を詳しくお伝えしますね。
3.小学生の不安が強くなるNG対応
予期不安が強い子どもに褒めることは逆効果になります。
褒めると自信がつくのではと思い、「すごいね!」と言ったり、安心させようと思って「大丈夫!」と言ってしまいがちです。
しかし、不安が強い子どもは 「すごくないし」「大丈夫じゃないし」と脳がネガティブに捉えてしまいます。

これを続けてしまうと、親子関係まで悪化し、母子分離不安に加えて『予期不安』がより強くなっていきます。
4.母子分離不安のネガティブ思考を解消する対応
褒めても効かないネガティブ思考を解消するにはどうしたらいいのでしょうか?
それはお家で「できた」の経験をたくさんさせておくことです。
「できた」は完璧にできたのではなく『当たり前のことができた』経験で大丈夫です。
「朝起きたんだね」
「お着替えしてるね」
など今できていることをそのまま伝えてあげることです。
「できない」という記憶を蓄積させないことが大事になります。
当たり前のことができているからこそ次の日につながっていきます。
この「できた」の経験を積み重ねることがお子さんの自信になって、不安がやわらいでいきます。

ママとの日々のコミュニケーションでコツコツ「できた」の経験を積み上げていくと、不安が強い小学生も新学期を楽しく過ごすことができますよ。
母子分離不安キッズママの「いってらっしゃい」が叶う子育ての情報をお届けしています!
執筆者:北華 ゆか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)