前回は発達障害・グレーゾーンのお子さんが片づけを一人でできるようになる方法をご紹介しました。今日は、もうワンステップ進んで♪おもちゃを分類して箱に戻すことができるようになる声かけをお伝えします! |
【目次】
1.発達障害・グレーゾーンの子どもが片付けが苦手な理由
発達障害・グレーゾーンのお子さんがお片づけが苦手な理由のひとつに、「何をどこから片づけたらいいのかわかならい」ということがあります。
前回もお話したように、大人からすると、「できるでしょ」と思っていることも、頭の中が混乱してしまってわからなくなることがあるのです。
前回の記事はこちらです!
ママがこれを知っているのと知らないのでは、お子さんへの対応に大きな差が出ます。お子さんの「困った!」をやさしく手助けしてあげましょう。
2.片づける前の準備のポイントは3つ!
◆ポイント1 お子さんがいつも使っているおもちゃを厳選する
おもちゃを分類するのに、あまりにも物が多いと大変です!たくさんあるおもちゃの中で、使っているものは一部ではありませんか?
子ども自身も、使っていないおもちゃの存在を忘れている可能性があります。そうであれば、いつも使っているおもちゃ以外は見えないところにしまってください。
シンプルにすると、お片づけが格段に楽になります!
◆ポイント2 透明な入れ物を選ぶ
おもちゃを入れる箱は、中が透けている物がベストです。一目で中が分かるようにしておくと、おもちゃがどこに入っているかすぐわかりますよね。
ブロックや積み木など、あらかじめオリジナルの箱に収納されているものは、お子さんが中を把握していればそのままでOKです!
◆ポイント3 それぞれの箱にラベルを貼る
「にんぎょう」「くるまのおもちゃ」など種類別に箱にラベルを貼ります。まだ文字が読めない場合は、イラストや写真でもOKです。
おもちゃをどこに戻せばいいのか、お子さんがしっかり把握できるようにしてください。
ちなみに、これは我が家のおもちゃコーナーです。きょうだい2人のおもちゃをまとめています。
準備ができたら、あとは声かけをしていきます!
「すごくお片づけ上手になったから、さらにすごいことに挑戦してもらうよ~!」
「これができたら、本当にすごいよ♪」
と、お子さんのやる気をぐんぐん引き出してください。
はじめはお母さんと一緒に一つひとつ確認しながら進めます。
「これは、人形だから、この箱ね」
「これは、車だから、ここ」
お子さんにもやらせてみて、できたら褒めます。
「これは、どこかな?」
「そうそう!すごい!!わかるね♪」
この繰り返しが大事!マメに声かけをしてくださいね♪
最後は
「すごくきれいになったね!さすがお片づけ名人!!」
と言って締めくくります。
これが定着すると、「お片づけ名人!出動~!」といった感じで、楽しくお片づけをはじめてくれますよ♪ぜひ、お試しください♪
執筆者:須藤ゆかり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)