新学期、お子さんの「学校いや」に悩むママへ。娘の登校しぶりを経験した元教師の立場から、学校の実情とストレスを溜めずに学校生活を送るために必要なスキルを解説。家庭で簡単にできる「聞く力」を育む練習法を紹介します。
【目次】
1. お子さんの「学校いや」に悩むママへ
2.新学期の教室の緊張感と子どもへの影響
3.元教師だから知っている!学校で求められるスキル
1. お子さんの「学校いや」に悩むママへ
新学期が始まり間もなく一カ月。新しい環境で頑張っている子どもたちに、そろそろ疲れがたまってくるころです。
・「学校いや」って突然言い出した
・朝起きられなくなった
・YouTubeやゲームがなかなかやめられなくなった
そんなお子さんに悩んでいませんか?
「学校いや」を防ぐ、学校で求められているスキルを私は知っています!

私は、元小学校の先生をしていました。
そんな私も、1年生の6月頃から始まった娘の激しい行きしぶりに悩まされた一人です。
生徒に学校を好きになってもらいたいなと頑張っていた学校という場所を、娘が「嫌い!」と言っていることがとても辛かったです。
「学校に行けなくてごめんね」という娘と一緒に泣くこともありました。

今回は、娘の行きしぶりを解決し元教師の立場から、実際の教育現場の実情を交えて、ストレスを溜めないために今すぐ身に着けたい学校で必要なスキルについて解説していきます。
2.新学期の教室の緊張感と子どもへの影響
◆緊張感がいっぱいの新学期の教室
先生も子ども手探り状態で緊張状態ですごすため、4月はとってもストレスを溜めやすい時期です。
そんな張り詰めた教室では、去年までばらばらのルールの中でやってきた子どもたちに、新しい担任のルールを徹底していきます。
ルールは、朝教室にはってから、「さようなら」と教室を出るまで、先生毎に決めていることが多いです。
例えば、ある先生は、「朝教室に入る時に必ず『おはようございます』と言いましょう」というルールがあったり。
ある先生は、「『さようなら』の後に、じゃんけんぽん!をしようね」と言うように、細かい細かいルールがたくさんあります。

◆新学期の緊張感が子どもに与える影響
4月から頑張らなきゃ!と、頑張りすぎてしまうお子さんは、こんなふうに、細かいルールの徹底や、先生の気合いに、ストレスを溜めてしまいます。
ストレスが溜まってしまうと子ども達にはどんな影響があるのでしょうか?
低学年のお子さんは、腹痛や頭痛が起こったり、疲れやすくなったり、体のサインとなって現れます。
高学年のお子さは、暴力的になったり、不登校になったり、問題行動に発展する場合もあります。
そして、低学年、高学年で共通してゴールデンウィーク明けに疲れが溜まって突然行けなくなる子どもが出てきます。
3.元教師だから知っている!学校で求められるスキル
学校ではさまざまなルールに沿って行動すること、先生の指示に従って行動します。
そのため、ルールが違ったり、指示が変わったとしても、先生の話を聞いてそれを行動にすることができでば良いんです。
そのため学校では、実際に話をする前の準備を整えるルールを作っていることが多いです。
私も実際に、「先生が机の前に立ったら、静かにしようね」と生徒たちに伝えていました。
これと同じような練習をお家で楽しくできる方法をこれからお伝えしていきます。

◆お家でできる話を聞くための練習
お子さんが何かしている時、まずは笑顔で、「楽しそうだね」とか「何やってるの?」と話しかけます。
「お母さん、お話ししてもいい?」と視線を合わせて、話をする準備を整えます。
お子さんが手を止め、視線があったら、指示を出したり、伝えたいことをお話します。
なかなか手を止めて貰えい時は、ちょっと楽しくこっちを向いてもらう工夫をしてもいいと思います。
小さいお子さんだったら、お子さんが好きなぬいぐるみとかを持って、「ねえねえ」とやってみたり、大きくなったお子さんだったら、推しの写真を見せたりして、ねぇねぇ、これめっちゃかっこいいの見つけたんだけどと言いながら、注意を惹くのがお勧めです。
練習のポイントは、実践と褒めるをセットで行うことです。
しっかり聞いてくれたら、
「今遊びに夢中だったのに、お母さんの話しっかり聞いてくれてありがとう」
「話の聞き方、すごくカッコよかったよ」
と話を聞けたという成功体験を、しっかり脳の中に記憶させてあげましょう。

まずは「楽しくやる」こと、「話を聞いて動けた」という自信を持たせてあげること目標です。
お母さんもお子さんにもプレッシャーにならないように気楽に取り組んでみてくださいね。
元教師の視点から登校しぶりの解決法をお伝えします!
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♡小冊子のご感想
癇癪や暴力を起こす息子に、「なんでそんなことするの」と思っていましたが、原因がわかったことで、子どもを見る目が変わりました。これからは冷静に対応できそうです。
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執筆者:はぎはらさゆり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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