小学生の子どもが親の言うことを聞かずに困っていませんか?反抗的な態度をとるのには脳の働きが関係しています。子どもがスッと素直に行動できる対応の仕方をお伝えします。
【目次】
1.親の言うことを聞かない小学生の子どもにイライラ
2.反抗?小学生の子どもが素直に聞けないのはなぜ?
3.親の言うことを聞かない!反発が多い小学生が素直になる対応
①反抗的なときは視点を変える
②質問形式で聞く
1.親の言うことを聞かない小学生の子どもにイライラ
小学生の子どもが人の話を素直に聞けない!言われたことに反発が多い!と悩んでいませんか?
実は、声かけを変えるだけで、子どもがママの言葉をスッと受け入れて素直に行動できるんです!
「学校の準備してね!」
「宿題してね!」
「ランドセル片付けようね!」
など何度言ってもやらない…
しかも、「分かってる!」「後でやる!」 など憎たらしいことを言われて、こっちまでイライラすることありませんか?

子どもがスッと言うことを聞いて、素直に行動してくれたら…と思いますよね。
小学生の子どもが親の言うことを素直に聞けない理由とスッと動ける対応策をお伝えしますね。
2.反抗?小学生の子どもが素直に聞けないのはなぜ?
子どもが親の言うことを素直に聞けないのはなぜでしょう?
小学生の子どもが素直に親の言うことを聞けないのは、受けた指示をどうしようか自分なりに思考を巡らせているからなんです。
つまり、「考える脳がすごく働いてる」ということ!
小学生になって会話もできるようになると、親としては「言えばすぐに動いてくれるはず」と思ってしまいますよね。
でも、実は“考える力”を担当している「前頭前野(ぜんとうぜんや)」という脳の部分は、まだ発達の途中。小学校低学年から高学年にかけて、ゆっくりと育っていくんです。
だから、情報を整理したり、自分で判断したりするのに時間がかかってしまうのは自然なことなんですね。
また、自分の思うように行動したいという自立心も芽生えてくるため、親の言うことを聞かないといった反抗的な態度を見せることにも繋がります。

そのため、憎たらしいことを言われて真に受けると逆効果になってしまいます。
せっかく働いていた考える脳の発達がストップして、感情を刺激して 余計にイライラさせてしまうのです。
考える脳をストップさせずに、子どもが自分でスッと動けるようになる対応方法について次でお伝えしますね。
3.親の言うことを聞かない!反発が多い小学生が素直になる対応
親の言うことを聞かない子どもにどうやって対応したらいいのでしょうか?
それは、別の視点に目を向けて、落ち着いたら質問形式の指示をすることです。
◆①反抗的なときは視点を変える
小学生の子どもが言うことを聞かず反抗的な態度の時は、「これ見てごらん!」と違うものに注目を引いてみましょう。
何度言っても子どもがやるべき事をやらないと、ついカッとなって感情的に叱りたくなりますが、叱ると子どもはさらに反発するだけです。
そのため、穏やかな表情で目を合わせながら小さな声でささやきながら別の視点に目を向けさせましょう!
ささやき声は子どもの脳に届きやすい効果があり、イライラしてる脳が見る・聞くにシフトされて反抗的な態度が落ち着く効果があります。
◆②質問形式で聞く
反抗的な態度が落ち着いたら、「学校の準備、一人でする?それともママと一緒にする?」という質問形式の声かけをしてみてください。
一人ではできないけど、ママとならできる!とグッとハードルが低くなるので、お子さんも素直に動きやすくなります。
もし「ママとやる!」と言ってできたら、
「自分で決められたね!」
「準備できたじゃん!」
と褒めて、成功体験につなげていきます。

いかがでしたか?
小学生の子どもが、親の言うことを聞かないことで悩んでいるお母さんに必要なのは、
・反抗的なときは視点を変えること
・質問形式で聞いて行動のハードルを下げること
の2つです。
できた!という成功体験を一つずつ積み重ねていくことで、子どもの反抗的な態度がだんだん落ち着き、素直に言うことを聞けることが増えていきます。
脳を発達させる声かけで子どもを落ち着かせ、行動力を伸ばしていきましょうね!
子育てのイライラが解消する秘策を多数お伝えしています!
執筆者:北華 ゆか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)