「うちの子だけできない!」と叱ってしまう前に。失敗は成功のチャンス!親の関わり方次第であきらめ癖のある子も前向きに取り組む力を育てることができます。この記事では、前向きな力を育むための親の関わり方をご紹介します。
【目次】
1.どうしてうちの子にはあきらめ癖がついてしまうの?
2.成功体験がないと、子どもは前へ進めなくなる理由
①成功体験が少ない
②失敗が怖いと感じている
③できなかったときのサポートがない
3.失敗が怖い子どもに、自信を育てる親の関わり方
1.どうしてうちの子にはあきらめ癖がついてしまうの?
「どうせできない」「無理・・・」と何事もすぐにあきらめてしまう姿を見ると心配になりますよね。
だけどこんなあきらめ癖のある子でも親の関わり方をほんの少し変えるだけで前向きに取り組む力がつくようになります!
何事もすぐにあきらめてしまう我が子をみると、「本当はもっとできる力があるのにどうしてすぐに諦めてしまうんだろう?」とイライラしてしまいますよね。
だけど子どもも本当はあきらめたくてあきらめているわけではないんです。
何度も失敗を経験したり、うまくいかなかった記憶が強く残っていたりすると、心の中に「どうせ無理だ」という気持ちが知らず知らずのうちに育ってしまいます。

そして、挑戦する前から「また失敗したらイヤだな」「怒られるかもしれない」という不安が先に立ってしまい、チャレンジする意欲がわかなくなるのです。
親としては、「できるようになってほしい」「頑張る力を育てたい」と願うからこそ、できない現実にイライラしたり、焦ったりしてしまいますよね。
しかし、子どもにとってはそのイライラや焦りが「失敗=怒られる」というイメージを強くしてしまい、さらに挑戦することを怖がるようになってしまうこともあるのです。
まず大切なのは、 「うちの子には“あきらめ癖”がある」 とただ決めつけるのではなく、「失敗することが怖いだけなんだ」と子どもの気持ちを受け止めること。
そして、「すぐあきらめる=意志が弱い」わけではないことを理解する必要があります。
子どもは本来、成長しようとする力を持っています。
その成長の芽を育てるために、次項では子どもにあきらめ癖がつく理由を詳しく説明していきますね。
2.成功体験がないと、子どもは前へ進めなくなる理由
子どもに「あきらめ癖」がついてしまう理由は、主に次の3つです。
・成功体験が少ない
・失敗が怖いと感じている
・できなかったときのサポートがない
では、この3つそれぞれ詳しく説明していきますね。
◆①成功体験が少ない
子どもは「できた!」という小さな成功の積み重ねで、自信を育てていきます。
たとえば、宿題にとりかかろうとした、算数のプリント1問解けた、漢字を1文字かけた、朝「いってきます」、帰ってきたら「ただいま」と言えた。
親からしてみれば当たり前のことかも知れませんが、子どもにとってはそんなささいな「できた!」が成功体験となります。
だけどもし、うまくいかない経験ばかりをしていたら、「どうせやっても無理」と思う気持ちが強くなり、チャレンジする前から諦めるようになってしまいます。
◆②失敗が怖いと感じている
失敗したときに強く叱られたり、周りの子と比べられたりすると、子どもは「失敗は悪いことなんだ」と思い込んでしまいます。
そうすると、「また怒られるかも」「またダメって言われるかも」と感じて、失敗するくらいなら最初からやめておこう、となってしまうのです。
失敗に対する怖さが心にあると、挑戦すること自体を避けるようになり、自然とあきらめ癖がついていきます。
◆③できなかったときのサポートがない
子どもが失敗したときに、「大丈夫だよ」「ここまで頑張ったね」と声をかけてもらえると、安心してまたチャレンジしようという気持ちが育ちます。
けれど、失敗したときにサポートや励ましがないと、子どもは「自分はダメだ」と思い込み、立ち直る力も育たないままになってしまいます。
失敗したときこそ、寄り添ってもらう経験が、子どもにとってはとても大切なのです。
つまり、
・ 小さな成功を積み重ねられない
・ 失敗が怖い
・ 失敗したときに安心できない
この3つが重なると、子どもは自然とあきらめるクセを身につけてしまうのです。
でも安心してくださいね。
あきらめ癖は、親の関わり方次第で変えていくことができます。
では、子どもの心を前向きに育てるために、親はどんなサポートをすればいいか、具体的な方法をお伝えしていきますね。

3.失敗が怖い子どもに、自信を育てる親の関わり方
失敗を怖がる子どもに前向きに取り組む力を育てるためには、「安心できる環境」と「こまめな声かけ」の2つが大切です。
まずひとつめは、「安心できる環境をつくる」こと。
失敗しても責めず、チャレンジを温かく見守る関わり方です。
「宿題をやろうと思ったんだね」と、できている部分に注目して声をかけると、 子どもは「ここまではできてる!」と自信を持てるようになります。
ふたつめは、「こまめに褒める」こと。
小さな挑戦や努力を見逃さず、すぐに声をかける「褒め逃しゼロ」を意識することが大切です。
ポイントは結果ではなく過程に目を向けること。
たとえば「宿題にとりかかってるね」「もう1問できたね」と声をかけるだけで、子どもの心に自信の種が育ちます。

また、励まされるのが嬉しい子もいれば、そっと見守られる方が安心する子もいます。
子どものタイプに合わせて、関わり方を優しく変えていくことも大切です。
失敗を責めず、挑戦できたことを認める。
その積み重ねが、あきらめ癖を減らし、「やってみよう」という前向きな力を育てます。
環境を整え、頑張りをしっかり認め、子どもの特性に寄り添うことで、失敗を恐れず挑戦できる心が育ちます。
あなたの小さな声かけが、子どもの前向きに取り組む力を育てていきますよ。
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執筆者:山本みつき
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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