帰りたくない!気持ちの切り替えが苦手な繊細な子が納得する声かけ

 

「まだ帰りたくない!」と動かないわが子に、つい困ってしまうことはありませんか?実は繊細な子のその気持ちには、ちゃんと理由があるんです。少しの工夫で、笑顔で帰れるようになる声かけのヒントをお届けします。
 

【目次】

1.「ママはもう帰る!」と繊細な子をおどしていた過去
2.頭ではわかっていても切り替えられない繊細な子の心
3.繊細な子の気持ちの切り替えを助ける声かけの工夫
①事前の約束をする
②こまめな予告をする
③他の子どもをさりげなく褒める

 
 

1.「ママはもう帰る!」と繊細な子をおどしていた過去

 
 
「まだ帰りたくない!」
 
 
公園で遊びたがる気持ちはわかるけど、早く帰ってごはんの支度もしなきゃ・・・
 
 
そんなふうに、心がちょっと疲れてしまう夕方もありますよね。
 
 
わが家の繊細な息子は、保育園の帰りに公園に立ち寄って遊ぶのが大好きでした。
 
 
「ちょっとだけだよ」と声をかけて遊ばせるものの、いざ帰ろうとすると「もうちょっと」「まだ帰りたくない」とぐずぐずし始める。
 
 
他にも遊んでいるお友だちがいると、帰るのがますます難しくなります。
 
 
最初は優しく声をかけていた私も、何度も聞き入れてもらえないとイライラして、最終的には「もうママ帰るね!」と置いていくフリをして泣かせてしまう。
 
 
それでも動かない息子を抱き抱えて帰る・・・そんな日々が続いていました。
 
 
 
 
家に帰ってからも、「もっと遊びたかった」「帰りたくなかった」と気持ちの切り替えができない息子の姿に、ついイライラしてしまっていました。
 
 
でもあるとき、繊細な子が帰りたくない理由を知り、すぐに帰れないのはわがままではない」と気づいたのです。
 
 
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2.頭ではわかっていても切り替えられない繊細な子の心

 
 
「帰る時間だよ」と伝えても、すぐに動けない繊細な子
 
 
実は、繊細な子の「まだ帰りたくない!」という気持ちには、いくつかの特性が関係しています。
 
 
・見通しを持つのが苦手
 
・時間の感覚が育ちにくい
 
・気持ちの切り替えが苦手
 
・納得しないと動けない
 
 
たとえば、見通しを持つのが苦手だと、「あと10分で終わりだよ」と聞いていても、繊細な子にとっては「まだ遊びが終わっていない」という実感のほうが強くなってしまいます。
 
 
時間の感覚が育ちにくいと、「あと少し」「あと5分」と言われても、それがどれくらいなのかをイメージしにくく、終わりのタイミングがつかめません
 
 
また、気持ちの切り替えが苦手だと、次の行動にスムーズに移ることができません。特に「終わり」が関わる場面では、感情が強くあふれやすくなります。
 
 
そして何より、「納得しないと動けない」――これは繊細な子の大きな特徴です。
 
 
納得できないままでは不安が強くなり、行動に移ることがむずかしくなってしまうのです。
 
 
つまり、「意味や理由を理解してから安心して動きたい」という気持ちが、繊細な子の行動のベースにあるのです。
 
 
「帰りたくない!」という言葉の裏側には、ただ遊びたいというだけでなく、
 
 
「納得してから行動したい」
 
「自分で理解して気持ちを整理したい」
 
 
そんな繊細な子ならではの想いが隠れていることもあるのです。
 
 
大人だって、理由がわからないまま「はい、やって」と言われたら戸惑いますよね。
 
 
繊細な子はその戸惑いをもっと強く感じて、拒否反応として表れるのです。
 
 
 
 
私もかつて、「置いていくよ」「知らないよ」と、ついおどすような声かけをしてしまっていました。
 
 
でもそれは、息子の不安や不信感を強め、ますます気持ちの切り替えを難しくしていたのです。
 
 
厳しくしつけようとしても逆効果だったことに、ようやく気づいたのです。
 
 
 
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3.繊細な子の気持ちの切り替えを助ける声かけの工夫

 
 
それから私は、息子が納得しやすく、気持ちを切り替えられる声かけを少しずつ工夫するようになりました。
 
 
ここでは、実際に効果があった3つの方法をご紹介します。
 
 

◆①事前の約束をする

 
 
公園で遊ぶ前に、「今日は15分だけ遊ぼうね」とあらかじめ伝えておきます。
 
 
そして、「タイマーが鳴ったら帰ろうね」と時間の区切りを具体的に示すようにしました。
 
 
息子は納得できていないと動けないので、先に時間も交渉しておきます。
 
 
そして、自分で「じゃあ15分ならいいよ」と合意しておくことで、帰るときもスムーズに気持ちを切り替えられるようになりました。
 
 

◆②こまめな予告をする

 
 
急に「さあ帰るよ」と言われると、まだ遊びたい気持ちが一気にあふれ出してしまいます。
 
 
そこで、「あと5分で帰るよ」と時間で示すときは、タイマーを見せて残り時間がわかりやすいように伝えます。
 
 
「あと3回滑ったら終わりね」と回数の場合は、指を使って回数を見えるようにするなど、目に見える工夫しました。
 
 
「あと3分」「あと2分」と、こまめにカウントダウンする声かけに変えることで、気持ちの準備がしやすくなりました。
 
 
また、ママ自身が時間や回数に余裕を持っておくことも、イライラしないための大切なポイントです。
 
 
「約束は15分だけど、25分までは大丈夫」
 
「2回の約束だけど、もうちょっとと言われたら、あと2回はOKにしよう」
 
 
と、あらかじめ延長も想定しておくと、気持ちにゆとりが持てます。
 
 

◆③他の子どもをさりげなく褒める

 
 
お友だちが先に帰ろうとしたとき、「○○くん、約束守れてるね」「○○くん、帰る準備早いね!」とできている子にさりげなく声に出すようにしてみました。
 
 
息子に向かって言うのではなく、お友達を褒めるのがポイントです。
 
 
すると、息子も「もう帰る時間なんだ」と意識しはじめ、次第に「自分も帰ろう」という気持ちに切り替えることができるようになりました。
 
 
ただし、注意したいのは、この方法は子どもの性格によっては合わないこともあるという点です。
 
 
繊細な子の中には、他の子と比べられることに敏感だったり、「やらされてる」と感じると反発する場合もあります。
 
 
そのため、子どもの反応を見ながら取り入れてみてくださいね。
 
 
 
 
今では、公園から帰ってきたあとに「今日も楽しかったね」と笑顔で言えるようになりました。
 
 
繊細な子は、決してわがままで帰りたくないと駄々をこねているわけではありません。
 
 
気持ちの切り替えが難しい子だからこそ、丁寧な声かけと工夫でサポートしていくことが大切なのだと、私自身も息子から教わりました。
 
 
時間がないママこそ、繊細な子が納得できる声かけの工夫で、繊細な子の気持ちを切り替えてあげてくださいね。
 
 
遊んだあと、無理なくサッと帰れるようになりますよ!
 
 
 
 
 
 
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執筆者:くぼ あかり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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