何度も書かなくてOK!発達障害ADHDタイプの子の漢字の覚え方

 

注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの子どもたちの中には、集中力が途切れやすい子が多く、特に、やりたくない事は【遅い・雑な仕上がり・ケアレスミス連発】と散々な結果。こんなタイプの子にぜひ試していただきたい漢字の覚え方をご紹介します。
 

【目次】

1.漢字の宿題で困っていませんか?
2.発達障害の特性に合った得意な覚え方を見つけよう
3.漢字も楽しく覚えよう!

 
 

1.漢字の宿題で困っていませんか?

 
 
私の長男は2か月早く(31週)生まれて、今は小学3年生です。
 
 
発達障害の注意欠陥多動性障害(ADHD)の傾向があります。
 
 
長男は同じことを何回もする勉強、特に漢字の書き取りや計算問題がとても苦手です。
 
 
すぐに飽きてしまって、ゆっくり書いたり、雑に書いたり、うっかりミスをたくさんしたりします。
 
 
宿題をやらせると、なかなか進まず苦労することも多いです。
 
 
 
 
 
発達障害ADHD傾向のあるお子さんは、気が散りやすくて、細かいところまでよく見ないで書いてしまうことが多いです。
 
 
そのため、お手本とまったく違う書き方になってしまうこともよくあります。
 
 
こういうお子さんに「きれいに書けていないからやり直し」とか「もっと丁寧に書きなさい」と言い続けると、どんやる気がなくなってしまいます。
 
 
「自分はダメな子だ」と思うようになるので、こういう伝え方はおすすめしません。
 
 
実は、こういうお子さんには、得意なやり方があるんです!
 
 
普通の方法ではなく、その子にぴったりの覚え方を見つけることが大切なのです。
 
 
\50個→100個にパワーアップ/
育てにくい子が3ヶ月で変わる!

「発達科学コミュニケーション」
肯定の声かけ集 プレゼント中♪
↓↓↓

 

 

 
 

2. 発達障害の特性に合った得意な覚え方を見つけよう

 
 
人間の脳は、大事だと思ったことを優先的に覚える仕組みになっています。
 
 
どんなことが大事だと脳が判断するかというと
 
 
・楽しいこと、面白いこと
 
・感動したこと、感情が動いたこと
 
・自分で考えて「なるほど!」と理解したこと
 
・何回も繰り返して練習したこと
 
 
繰り返しが苦手なお子さんなら、楽しさや「なるほど!」という理解の部分を使って覚えるのがおすすめです。
 
 
 
 
例えば、うちの長男はポケモンをほとんど知らなかったのに、お父さんとポケモンカードゲームをするようになってから、驚くほど詳しくなりました。
 
 
進化の順番や攻撃の速さだけでなく、身長や体重までも‼
 
 
なぜこんなに覚えられたかというと
 
 
・お父さんに教えてもらう楽しい時間
 
・ゲームに勝った時の大きな喜び
 
・自分で作戦を考える面白さ
 
・アニメを見て「へえ~そうだったのか!」と思う発見の喜び
 
・カードの組み合わせを考えて「こうすればいいんだ!」と理解する体験
 
 
こういう様々な感情や理解の体験を通して、たくさんの情報を自然に覚えられたんです。
 
 
普通の勉強方法では集中できないお子さんでも、こういう方法なら楽しく学べるのです。
 
 
 
繊細ちゃんに折れない心が育つ!
正しい甘やかし方がわかります

↓↓↓
 
 

3.漢字も楽しく覚えよう!

 
 
この方法を漢字学習に応用するとどうなるか?
 
 
長男と実践しているやり方をご紹介します。
 
 
1、漢字の形や部分に注目する→「これは何に見える?どうしてそういう形なのかな?」
 
 
2、そこから思いつく話や物語をどんどん作る
 
 
3、同じ読み方の別の漢字を探して、つながりを見つける
 
 
4、最後に、習字を書くようにゆっくり、じっくり、1回だけ書く
 
 
例えば「国」という漢字を覚える時。
 
 
母:「四角の中に玉があるね。どうしてかな?」
 
長男:「玉って言ったら、玉将だ!」※玉将とは将棋用語で王様の事です
 
母:「なるほど、王様ってことね。よく気づいたね」
 
長男:「王様が四角に囲まれてる。国の真ん中にいるんだよ」
 
母:「ほんとだ!すごい発見じゃん!国の中心に王様がいるんだね」「絵にかくとこんな感じかな」(変な顔の王様が口(くち)から出てくる絵を描く)
 
長男:「あはは。変な顔!でも本当だ、口(くち)みたいな形だ!」
 
母:「この漢字は『くに』のほかにも『こく』と読むんだね。『国語』とか『国際』とか」
 
長男:「『黒』も『こく』と読むよ!見つけた!」
 
母:「よく見つけたね!すごいじゃん!」
 
 
こんな風に、思いつくことをどんどん話して、漢字の形や意味を楽しく深めていきます。
 
 
漢字の成り立ちを想像したり、似ている漢字を探したり、何かに例えたりすると、とても記憶に残りやすくなります。
 
 
最後に、習字を書くみたいにゆっくり、お手本を見ながら1回だけ書きます。大きさも自由です!
 
 
何回も繰り返すのではなく、集中して1回だけ書くことで、漢字の形を体で覚えます。
 
 
 
 
大切なのは、できているところをたくさん褒めることです。
 
 
「この部分はお手本そっくりだね」「この線はとてもきれいだね」など、小さな成功を認めてあげましょう。
 
 
「国」という漢字を、楽しい思い出、好きな記憶として脳に記憶させることが、長続きするコツなのです。
 
 
このような方法で、単純作業が苦手なお子さんでも、漢字学習が楽しく、苦痛ではなくなっていきます。
 
 
お子さんの得意なやり方を見つけて、笑顔で漢字を覚えていきましょう!
 
 
 
 
パステルキッズの学校生活をより良くするためのヒントが多数あります!

▼ご登録はこちらから

メールアドレス ※必須
名前(姓) ※必須

 
▼無料小冊子プレゼント▼

思春期の子どもが
本音を語る!
正しい接し方が分かります

↓↓↓

 
 
執筆者:大島さくの
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
発達グレーゾーンの困りごとを大人に持ち越さない 世界一シンプルなおうち発達支援
小冊子無料プレゼント
発達グレーゾーンの困りごとを大人に持ち越さない 世界一シンプルなおうち発達支援
小冊子無料プレゼント
タイトルとURLをコピーしました