5歳の子どもの会話が続かないのは、親子の間で話題のズレが原因かも?会話レベルを高めるコツや、吃音・発達特性のある子どもとの楽しい会話術を紹介します。
【目次】
1. 子どもとの会話が続かない理由は「ズレ」だった⁉
2.脳の発達に効く!5歳児との会話が宝物になる理由
3.おしゃべりが苦手な親子の会話をレベルアップするテクニック
1.子どもとの会話が続かない理由は「ズレ」だった⁉
5歳にもなるとおしゃべりが上達して「あのね、ママ今日はね!」なんて、子どもとの会話を毎日楽しんでいるはずだったのに…。
話しかけても会話が即終了、おしゃべりが続かないお悩みありませんか?
実は、お母さんが会話の話題を工夫すると、子どもから進んでおしゃべりしてくれるようになりますよ!
吃音や発達に特性があって、しゃべり方や言葉の発達に問題を抱えていればなおさら、おしゃべりの楽しさを分かって欲しくて、一生懸命話しかけても沈黙が続くのって悲しいですよね。
話しかけても会話が続かないのは、ママの聞きたいことと、子どもの話したいことにズレがあるからかもしれません。
ママは子どものことが心配で学校での出来事やお友達のことが聞きたいし、困らないようにアドバイスがしたい。
けれども、子どもはゲームでどうやって勝とうか、こんなもの作ってみたけどどうやって作ろうか、「今」心が動いていることを話したい。
特に吃音や繊細さ、発達に特性のある子は敏感にこのズレを感じ取るので、ミスコミュニケーションに繋がって会話のハードルが上がってしまいます。

実は以前の私は、吃音を発症した5歳の娘と会話をしても、即終了してしまうコミュ障ママでした。
当時の会話と言えば
ママ:保育園どうだった?
子ども:忘れた
ママ:今日鉄棒したの?
子ども:うん
ママ:どうだった?
子ども:楽しかった
終了(ちーん)
こんな調子で、全く会話が広がらないし、弾まない…。
私の聞き方も悪いんだろうなとは思っていましたが、私自身、話し下手なため、どうすればもっと子どもが楽しそうに話してくれるのか分からず困っていました。
けれども、会話と脳の発達の仕組みを知って、会話の仕方を工夫することで、子どもの方から「ママあのね」と会話が弾むようになったんです!
話下手だと悩んでいるママも大丈夫です。今回はコミュ障だった私が、子どもとの会話レベルをあげたテクニックをご紹介します。
2.脳の発達に効く!5歳児との会話が宝物になる理由
吃音や繊細さ、発達に特性のある子は、ママとの会話を多くして脳を発達させることが大切です。
なぜなら、こんなことを話したいと思っても、それを表現するスキルがないと脳に余計な負荷がかかり、どもりやすくなったり、話すことを諦めてしまうからです。
話しかけたり読み聞かせでたくさんの言葉をインプットするより、ママと会話をしてたくさん言葉をアウトプットすることが、おしゃべりレベルアップの近道です。

会話1つでも、実は脳ではたくさんの情報を処理しています。
例えば、相手の言葉を聞いて理解し、相手の想いに共感し、自分の感情や意見を明確にし、適切な表現でアウトプットしていきます。
会話の内容によっては、もっと多くの処理をすることもあり、子どもの発達段階の脳では負荷が強くなります。
だからこそ、ママとのコミュニケーション量を多くして、脳の発達を加速させていきましょう!
脳のネットワークがぐーんと伸びるのは、「何それ!おもしろい!」と思う時と、「そっか〜!なるほどね!」と理解する時。
幼児期の脳はネットワークがどんどん作られています。(もちろん幼児期以外でも脳のネットワークは作られます)
そんな時期だからこそ、スラスラ話せなくても、ママとのお喋りをもっと楽しくして、コミュニケーションを司る脳のネットワークを発達させて、どもりにくくしていきましょう。
3.おしゃべりが苦手な親子の会話をレベルアップするテクニック
「会話が続かないな」と思う時は、ママが話す話題に子どもの興味がない証拠です。
お子さんの好きなものを話題にして会話をすれば話下手なママでも心配いりませんよ。
子どもから進んでおしゃべりしてくれるコツを2つ伝授します。
◆肯定の言葉から会話をスタートする
子どもにたくさん説明して欲しい時に使えるテクニックです。
子どもが興味を持っているものに対して「それどうしたの?」「どうやって作ったの?」といきなり質問していませんか?
未熟な子どもの脳では「どう」という言葉に反応しずらく、言葉で返すことに時間が掛かったり、返事ができないことがあります。
「〇〇可愛いね、それどうしたの?」「これ上手にできたね!どうやって作ったの?」と会話の始まりに肯定の言葉を付けて質問してみましょう。
すると、子どもの耳が開き、上機嫌で会話してくれます!
◆「何したい?」と子どもの要求を聞いてみる
今日あったことを話してくれない無口な子に使えるテクニックです。
お子さんの頭のなかは、園での出来事よりも家に帰ってからのことで頭がいっぱいかもしれません。
「保育園どうだった?」と聞くよりも「何のテレビ見たい?」「帰って何して遊びたい?」「何食べたい?」など要求をとっかかりにすると会話が広がりやすいのでおすすめです!
それでも、返事がなかったり決められないという場合は、「AかBどっちがいい?」と選択形式にするとお返事がしやすくなります。

どちらもポイントは、会話の合間に肯定の声かけをたくさんすることです!
すると、会話のキャッチボールが増えるだけでなく、会話の成功体験になり、ママと話すのは楽しい!もっと話したい!と話す意欲が出て、どもることよりも話したいと思うようになります。
いかがでしたか?
今回のテクニックを使って、親子の会話を増やし、吃音をよくしていきましょう!
ことばに不安を抱えやすい子どもたちの「おしゃべり楽しい」が叶う方法お伝えしています
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執筆者:藤野ゆっこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)