「学校に行きたいのに行けない」教室や玄関の前で立ち止まり泣き続けるお子さんの対応にお困りではありませんか?心と脳に隠れた本当の理由と対策を、8か月続いた登校しぶりがたった3ヶ月で完全解消したわが家の経験を踏まえてお伝えします!
【目次】
1.学校に入れない繊細な子への声かけ間違っていました
2.繊細な子が学校に行きたいのに行けなくなるサイクル
3.繊細な子の行動力を加速するココロファインダー
4.ママの関わりで、繊細な子の登校しぶりは完全卒業できる!
①安心と自信が貯金できる肯定9:否定1の関わり
②学校に行く行かないにママがとらわれない
1.学校に入れない繊細な子への声かけ間違っていました
学校に行きたいのに行けない、繊細な子の対応に困っていませんか?
繊細な子が元気に学校に行けるようになるためには、本人の心と脳を強くするママの関わりがとても大切です。
心と脳の状態が整わないまま、励ましたり行きたくない理由を聞き出して解消しようとしても、繊細な子の足は動きません。
これは私も身をもって経験したことがあります。
現在小学3年生の繊細な娘(通称繊細ちゃん)は、小1の夏休み明けに突然学校を行きしぶるようになりました。
毎朝校門や玄関の前で、「ママがいい」と動かなくなる繊細ちゃんに、
「ほら先生待ってるよ!」
「〇〇ちゃんも来てるよ!」
「何が嫌なの?」
「どうしたいの?」
と声をかけ続けました。
とにかく学校に行ってほしい一心であの手この手で声をかけ続けたのですが、繊細ちゃんの登校しぶりは良くなるどころか悪化していってしまいました。
2. 繊細な子が学校に行きたいのに行けなくなるサイクル
繊細な子が学校に行けなくなってしまう過程には、本人の心と脳の特性が大きく関与しています。
皆さんは「学校に行きたいのに行けない」に隠れた繊細な子の意外な本音に気づいているでしょうか?
実は本音では、「行きたくないけど行かなきゃ」であることがほとんどです。
繊細な子の脳は、人の感情に敏感で、本音を見抜くのが大得意です。
ママはどうしてほしいのか?先生はどう思ってるのか?
空気を読み、些細な表情の変化もキャッチし、
学校行ってほしいんだ…
頑張ってほしいんだ…
みんなと同じように出来なきゃダメなんだ…
と、無意識のうちに「学校に行かなくてはいけない」というプレッシャーを感じています。
しかし、心と脳は正直です。
行かなきゃと思ってはいても、学校への不安を脳がキャッチすると、「危険だ!」と体中にSOSを出します。
そして、足が進まなくなったり、悲しくて涙が出たり、ドキドキしたり、全力で行動を拒否してきます。

結果的に、ママがいくら寄り添っても励ましても、動けない自分に対し「なんで行けないんだろう」「みんなできてるのに」とできないレッテルを貼り続け…
ついに自信をなくし、登校しぶりが悪化する悪循環が生まれるのです。
このように不安が強く、プレッシャーに弱い繊細な子の心と脳を強くするにはどのようにしたら良いでしょうか。
3. 繊細な子の行動力を加速するココロファインダー
繊細な子の心と脳を強くするといっても、寄り添いや励ましが通じないとなると何をして良いかわかりませんよね。
そこで、目に見えないはずの心と脳の状態を見える化してくれる「ココロファインダー」という分析ツールをご紹介します。
繊細な子の心のコンディションと脳の育て方がわかります。

ココロファインダーでは、下の表の5つの力の状態をグラフ化して分析します。
繊細な子が集団生活をラクに過ごすためには、この5つの力が必要なんです。
まず大事なのは、心の土台を強くすること。
ママとの関係に安心や信頼を感じられる心のつながりが安定することで育ちます。
心の土台が整うと、外からのストレスや刺激に強くなると言われています。
「大丈夫かも」「やれるかも?」と思える心の力と、「意外と大丈夫だった!」「もっとやってみたい!」と思える行動力を育てることで、 集団生活にも自分らしく適応する力が身につくのです。
上の図が、私が発達科学コミュニケーションを学び始めた当時の娘のココロファインダーです。
本来左から伸びてほしい5つの力がアンバランスで、「親子の愛着」「心のアクセル」「適応」の3つが特に不安定でした。
まずは、心の土台を整えることが最優先。
そこで実際に行った対応を2つ、次項でお伝えしますね。
4. ママの関わりで、繊細な子の登校しぶりは完全卒業できる!
◆①安心と自信が貯金できる肯定9:否定1の関わり
1つめは、繊細な子の自信をママが外からインプットしてあげる関わり方です。
まずは脳のストレスをリセットすることで、行動へのエンジンがかかりやすくなります。
「大丈夫!やれる!」という自信を、心に貯金する方法です。
やり方はとても簡単!
できないことはスルーして、できていることを肯定するということです。
たとえば、
●パジャマを上だけ脱いだ状態で、ぼーっとテレビを見ているのなら、
→「お!着替えてるんだね!もう上の服脱げたんだね!」
●朝なかなか起きずに寝坊したのなら、
→「たくさん寝れたね!しっかり充電できたね!」
●姿勢は悪いけど椅子に座って食事しているのなら、
→「ちゃんと椅子に座って食べてるね!」
できないことがあっても、できている部分を切り取り、徹底して肯定することで、娘の自信の貯金をしていきました。
この対応を始め、些細なミスさえ許せず癇癪をおこしていた娘の口から「まいっか」という言葉が聞かれるようになったり、「ここまでできた!」「失敗しても大丈夫!」と前向きな発言が出てくるようになりました。
できないことをスルーすることに抵抗があった私でしたが、徹底的に肯定することで今まで脱ぎ捨てていた靴を並べるようになったり、何度も言わないと動けなかったお風呂や食事もスッと行動できるようになり、驚きでした!
◆②学校に行く行かないにママがとらわれない
2つめは、「学校は行くもの」という常識を手放すことです。
心と脳が強くなることで、自分から行動する力が身に付き、学校だってどこにだって自分の意志で動き出せるようになります。
これを知り、私は「学校に行かせなきゃ!」という常識を捨てる決断をし、わが子の言動に左右されず、ココロファインダーで分かった娘の心と脳の現在地に合わせて、5つの力を育ててあげることを徹底しました。
人の感情に敏感な繊細な子にとって、一番の影響力は、世界で一番大好きなママです。
ママが笑って、ありのままの自分を受け止めてくれていることが、学校に踏み出すための心の土台になるのです。
発達科学コミュニケーションでの学びを、娘の現在地に合わせて実践し続けた結果、上の図の通り 5つの力は大きく伸び、たった3ヶ月で登校しぶりは完全卒業できました。
さらには、心と脳を育てる親子の関わりを究めて続けた結果、今では「地獄」というほど嫌がっていた学校を「楽しい!」と言いながら、帰宅後のお土産話がとまらない日々を送っています^^
ただ寄り添っても、無理に背中を押しても、「学校に行きたいのに行けない」繊細な子の登校しぶりは解決しません。
しかし、ママがおうちで、繊細な子の心と脳をつよくする関わりを続けることで、自分で行動する土台が安定し、外のストレスに負けずに立ち向かえるつよさを持てるようになれば、必ず、登校しぶりを完全卒業できます。
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執筆者:ふじいあきな
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)