小学校一年生の子どもが「学校に行きたくない!」と泣くと、どうしたらよいのか悩みますよね。何か理由があるの?まだ慣れていないだけ?休ませる方がいい?ポイントは子どもの実態を把握すること!すぐにできるママの対応について紹介します。
【目次】
1.対応に悩む小学校一年生の行きしぶり
朝、「学校に行きたくない!」と泣くわが子を前に、どうしたらいいのかわからず戸惑っていませんか?私もそのひとりでした。
私は元小学校教員で、2人の小学生を育てる母です。
長男には注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性があります。
「行ってしまえば楽しいみたいだし、ただの甘え?」
「毎朝泣く姿を見るとしんどそうで辛い…。」
「休ませてもいいの?」
親としてはとても悩みますよね。

教員時代にも、朝は「学校に行きたくない!」と泣くものの、登校してしまえば元気に過ごし、環境に慣れていくとともに行きしぶりがなくなるパターンもあれば、行きしぶりが長引く子など、さまざまなケースを見てきました。
大切なのは、「この子は今、何に困っているんだろう?」という視点をもって、先生と連携しながらサポートしていくことです。
次の章では、小学校一年生の子どもが「学校に行きたくない!」と泣く理由を紹介します。
2.小学校一年生の子が「学校に行きたくない!」と泣く理由
◆環境の変化に対する不安
入学したばかりの一年生にとって、小学校はまったく新しい世界です。
時間割に沿って行動し、席に座って話を聞き、チャイムで動く…。
今までの「遊び中心」の生活から一気に「学び中心」に変わることで、心も体もついていかず、不安を感じる子も多いです。
ルールも増え、精神的に負担を感じやすくなります。
◆友達や先生との関係
小学校は保育園・幼稚園とは大きく違い、クラスの人数も多く、先生との関係も変わります。
うまく話せない、友達ができない、トラブルがあったなど人間関係がうまくいかないと、学校は子どもにとって「行きたくない場所」になってしまいます。
また、「先生が怖い」「怒られそうで心配」など、先生との関係に不安を感じていることもあります。
たとえ自分が怒られていなくても、大きな声や厳しい口調に敏感に反応する子もいます。

◆授業の不安
小学校ではほとんどの時間が学習の時間です。
・ひらがなや数字が苦手
・先生の話がわからない
・何をすればいいかわからない
「できない体験」が積み重なると、自信をなくし、「学校=辛い場所」になってしまいます。
◆発達の特性が関係していることも
・落ち着きがない
・じっとしているのがしんどい
・コミュニケーションが苦手
・聞いたことをすぐ忘れてしまう
などの困りごとが見られる場合、発達の特性が背景にある可能性もあります。
これまでは困りごととして見えていなかったことも、集団行動が本格化する就学のタイミングで気づくことも多いです。
診断がつく・つかないにかかわらず、脳の発達のスピードは個人差があります。気合いや根性では乗り越えられません。
「困っていることは何か?」「伸ばして上げられる力は何か?」を知り、サポートしていく姿勢が大切です。
3.休ませる?休ませない?ママにしてほしい対応はコレ!
◆先生と情報共有
子どもの困り感を把握するには、先生との連携が欠かせません。
「家では朝泣くけど、学校ではどんな様子ですか?」と聞いてみたり、逆に「最近こんなことで不安があるみたいです。」と家の様子を伝えてみてください。
先生に相談することで、お子さんの行動の背景が見えやすくなります。
否定的な情報だけでなく、「学校で朝顔の種を撒いた話をしてくれました!」「給食当番が楽しみなようです!」と良い面も共有し合えると、先生もより具体的にサポートしやすくなります。
◆家では10割肯定でパワーチャージ!
学校でのストレスを貯めこまないよう、ママの声かけでお家はパワーチャージの場所にしてあげましょう!
「学校に来てしまえば全然平気ですよ!」と言われることもあるかもしれませんが、全力で頑張っている疲れが登校しぶりや泣くなどの姿となって現れている可能性もあります。
ポイントは「できていないことはスルー、できていることをそのまま伝える」ことです。
人間の脳は、肯定の注目は目減りして、否定の注目は割り増しで伝わると言われています。
思い切ってできていないことをスルーして、「朝ごはん食べたね!」「着替え完了だね!」「手洗いバッチリ!」と、当たり前にできていることを言葉にしてあげてください。
宿題もできたところまでで大丈夫。「がんばったね!」と笑顔で終えましょう!
学習の遅れなどの心配もあるかもしれませんが、嫌々やって宿題や勉強に対してネガティブなイメージをもってしまう方が後々の対応がより大変です。
◆休ませるのもひとつの手
疲れがたまっているようなら、休ませて回復させることも必要なサポートです。
重要なのは「休ませ方」です。
「元気なら家で勉強してね!」「ゲームは禁止!」と言いたくなる気持ちはとってもよくわかりますが、せっかく休んだのならば、エネルギーチャージできる過ごし方を考えてみてください。
気が引けるかもしれませんが、思い切って外出でリフレッシュするのもおすすめです!

学校での困りごとは脳を発達させることで解消していきます。
発達科学コミュニケーション(発コミュ)は、親子の会話で子どもの脳を発達させるコミュニケーション術です。
休ませるときも脳が発達するコミュニケーションを取ることができれば、子どもは前を向いて動き出します。
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執筆者:若月綾
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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