小学生忘れ物の多さにイライラ!朝のガミガミが消える3つステップ

 

「また忘れ物?昨日も言ったよね?」朝からそんなふうに叱ってしまい自己嫌悪になることありませんか?小学生の忘れ物が多い原因は“脳の特性”かも。忘れ物対策には、脳の特性を和らげる声かけと遊びが効く!忘れ物が多い小学生が変わる驚きの対策をご紹介します!
 

【目次】

 
 

1.小学生の忘れ物…私の声かけは逆効果だった

 
 
「また忘れ物?ちゃんと準備しなさい!」
 
 
毎朝のようにガミガミ叱っていませんか?
 
 
小学生の忘れ物の多さは、脳の特性を和らげる声かけと遊びで解決できます!
 
 
我が家の小学4年生の息子も、連絡帳を書いてこない、持ち物を忘れる、プリントを出し忘れる…という状況でした。
 
 
息子の通う学校では「忘れ物カード」というのがあり、1学期で20個以上忘れ物をすると“忘れ物が多い”と判断されます。
 
 
もちろん息子も20個以上の忘れ物がありました。
 
 
「〇〇は持った?」「連絡帳見せて!」と、忘れ物対策のつもりで声をかけていましたが、状況はまったく変わらず。
 
 
イライラが爆発して、「何度言わせるの!」と朝からガミガミ叱る日々でした。
 
 
 
 
そしてついに息子は毎日、全教科の教科書をランドセルにパンパンに詰めて登校するようになってしまいました。
 
 
実は、忘れ物が多い小学生には、注意欠陥多動性障害(ADHD)やその傾向が関係している場合があります。
 
 
ADHD傾向の子には、その子の脳のクセに合った方法でサポートすることが大切です。
 
 
次項では、なぜ子どもが忘れ物をしてしまうのかをわかりやすくご紹介します。
 
 
 
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2.忘れ物が多い理由は「脳のクセ」にあった

 
 
小学生の忘れ物がなかなか減らないのは、子どもの性格や怠けではなく、脳の特性が関係しているかもしれません。
 
 
とくに、発達障害やグレーゾーンの小学生に多いのが「ワーキングメモリ(作業記憶)」の弱さです。
 
 
「ワーキングメモリ」は、見たり聞いたりしたことを少しの間覚えておく力です。
 
 
たとえば、「明日の持ち物」や「時間割」などを覚えて、すぐに行動にうつすときに使います。
 
 
このワーキングメモリが弱い子どもは、頭の中で一度に複数のことを覚えておくのが苦手。
 
 
そのため、時間割を見て帰ってきても持ち物を揃えられなかったり、連絡帳を書き忘れたりという「忘れ物が多い子」になりやすいのです。
 
 
「ちゃんと見てるはずなのに、なんで覚えてないの?」
 
「何度言ってもできないのは、やる気がないから?」
 
 
そう思ってしまうのも無理はありませんが、これは”脳のクセによる”ものです。
 
 
だからこそ、叱って直そうとするだけでは、効果が出にくいのです。
 
 
さらに、子どもは怒られると「自分はダメなんだ」と思い込み、脳の活動そのものが鈍くなってしまいます。
 
 
脳は、「楽しい」「嬉しい」と感じたときに活発に働きます。
 
 
逆に、「イヤだ」「つらい」と感じると、ワーキングメモリも育ちにくくなるのです。
 
 
せっかく脳が育つチャンスなのに、親の声かけしだいで、子どもが「やってみよう」と思えなくなってしまうことがあるんです。
 
 
 
 
でも大丈夫。
 
 
ワーキングメモリは“脳の筋トレ”のようなもので、その子に合った方法で働きかけることで、少しずつ強くしていくことができます。
 
 
だからこそ、低学年〜中学年のうちに、脳の特性を理解し、その子に合った楽しくて嬉しいアプローチを取り入れることが大切です。
 
 
それが、結果的にADHD小学生の忘れ物対策となり、自己肯定感を育てる近道にもなるのです。
 
 
次の章では、ADHD小学生の忘れ物対策としても活用できる、わが家で実際に効果のあった「声かけ&遊び」3つをご紹介します。
 
 
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3.ADHD忘れ物対策に!今すぐ試したい声かけ3ステップ&遊び

 
 
「じゃあ、どうすれば小学生の忘れ物を減らせるの?」と思いますよね。
 
 
ポイントは、怒らず・褒めて・一緒に考える、3つのステップ。
 
 
これは忘れ物対策であり、同時にワーキングメモリを鍛える方法でもあるんです。
 
 
 
 

◆ステップ① 怒らない

 
 
忘れ物が多い子どもは学校でも注意され、家でも叱られると「どうせできない」と思い込みます。
 
 
だからこそ、忘れ物をしたことを怒らずお家を「叱られない場所」にすることがとても大切。
 
 
安心できる場でこそ、「次はこうしよう」と脳が前向きに働きます。
 
 

◆ステップ② 褒める

 
 
「体操服出してくれて助かったよ」など、当たり前にできたことを言葉にして褒めるだけでOK。
 
 
子どもは「自分ってできてる」と感じて自信を持ち、次の行動を起こそうとする力が湧いてきます。
 
 

◆ステップ③ 一緒に作戦会議

 
 
忘れ物が多い子には、一方的な指示より「一緒に考える」スタイルが有効です。
 
 
我が家では、時間割を忘れやすい息子と相談し、「筆箱に“時間割を書いて帰る”メモを貼る」作戦を決行。
 
 
プリントをまとめるファイルも準備して、息子が自分で工夫しました。
 
 
この親子の作戦会議がADHD小学生の忘れ物対策にもつながる“考える力”を育てるきっかけになります。
 
 

◆遊びで鍛える!

 
 
声かけだけでなく、「ハイパーしりとり」や「たぬき遊び」などの遊びもワーキングメモリを鍛えるのに効果的。
 
 
「ハイパーしりとり」は、普通のしりとりに「前に言った言葉を覚えておくルール」をプラスするだけ!
 
 
例えば、「りんご → ごりら → らっぱ」ではなく、「りんご → りんご・ごりら → りんご・ごりら・らっぱ」と、全部覚えながら続けていくしりとりです。
 
 
「たぬき遊び」は、「た」の音を聞いたら抜くだけのシンプルな遊び。
 
 
例えば、「たこやき」と言われたら、正解は「こやき」!
 
 
どちらも楽しみながら記憶と集中力と注意力をフル活用するので、知らないうちにワーキングメモリも鍛えられますよ。
 
 
小学生の忘れ物にイライラせず「偶然でも忘れ物をしなかった日」には、大げさなくらいに褒めてあげてください。
 
 
子どもが「やってみたい」と思える関わり方こそ、最高の忘れ物対策になります。
 
 
 
 
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執筆者:平野 可奈子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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