3歳の子の癇癪を事前に防ぐ!子育てに疲れたママを助ける脳に届く声かけのコツ

 

「3歳児の毎日の癇癪に疲れた…」「泣き叫ぶわが子を叱ってばかり」毎日癇癪を起こされると、ママもストレスがたまってしまいますよね。3歳の癇癪は、ちょっとした工夫で予防することができます。3歳児が癇癪を起こす理由と対応策をお伝えします。
 

【目次】

1.泣き叫ぶ!物を投げる!3歳の子の癇癪の理由
2.泣きたいのはこっち!娘のひどい癇癪に疲れ果てていた過去の私
3.癇癪に疲れたママ必見!予防するコツは視覚サポート

 
 

1.泣き叫ぶ!物を投げる!3歳の子の癇癪の理由

 
 
「どうしてこんなに泣き叫ぶの?」
 
「さっきまで笑ってたのに…」
 
 
そんな疑問を持ったことはありませんか?
 
 
3歳の子どもの癇癪には、脳の発達段階と感情コントロールの未熟さが関係しています。
 
 
そして、その癇癪を予防するのが「見通しを持たせること」です。
 
 
3歳は「自分の意思」が急激に育っていく時期。
 
 
「○○したい」「今はイヤ」という自己主張が強くなりますが、その反面、まだ感情をうまくコントロールする力や、言葉で自分の気持ちを整理する力は発達途中です。
 
 
感情や行動を落ち着かせたりする「脳の司令塔」である「前頭前野」がまだ未発達なため、感情のスイッチが入るとブレーキがきかず、大声で泣き叫ぶ、物を投げる、などの行動に至ってしまうのです。
 
 
 
 
また、「順番」や「予定」の変更に対応するのもまだ難しい年齢です。
 
 
大人にとっては些細なことでも、子どもにとっては「想像していたことと違う!」という強いストレスになります。
 
 
保育園に通っている子であれば、園でたくさん頑張ったあとの夕方はエネルギー切れや空腹、疲れが重なりやすい時間帯。
 
 
ママの帰宅と同時に「甘えたい」「わがままを言いたい」という気持ちも爆発しやすくなります。
 
 
この時期の癇癪は、「わがまま」ではなく「未熟さ」からきているということを、まずはママが知っておくことが大切です。
 
 
そしてこのような癇癪は、「これから何をするか」を子どもの脳に届く方法で上手に「予告」しておけば、子どもはぐっと落ち着きやすくなります!
 
 
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2.泣きたいのはこっち!娘のひどい癇癪に疲れ果てていた過去の私

 
 
実は私も娘が3歳の頃、癇癪に悩み、疲れ果てていました。
 
 
特に保育園からの帰宅後の癇癪がひどく、エネルギーを吸い取られるような思いでいました。
 
 
わが家では保育園から帰宅後のルーティンは「おやつ→お風呂→夕飯」でした。
 
 
最初は笑顔で「わかった!」と言うのですが…いざお風呂の時間になると毎回「ごはんがいい!」と泣き叫ぶ娘。
 
 
取り合わずに先にお風呂に入ろうとすると、「全部着てやり直して!」とさらに悪化し、 私も疲れ果ててて怒りが爆発する日々でした。
 
 
娘も保育園で1日頑張ってきて疲れているとわかっていても、夕飯にお風呂、その後の家事のことも考えるとどうしてもイライラしてしまい、優しくできない自分にも自己嫌悪。
 
 
 
 
これからやることの「予告」を「目で見てわかる」ように伝えたことで、ピタッと癇癪をなくすことに成功!
 
ニコニコしながらお風呂に入り、スムーズに夕飯まで過ごせるようになりました。
 
 
次の章では、癇癪を予防する目で見てわかるサポートの方法を解説します!
 
 
 
 

3.癇癪に疲れたママ必見!予防するコツは視覚サポート

 
 
そんな毎日から抜け出せたきっかけは、「やってほしいことを目で見てわかるように伝えた」ことでした。
 
 
3歳の子どもには、言葉だけでなく「視覚」に訴えることでママの言葉が脳に伝わりやすくなり、癇癪を予防できます!
 
 
当時、私は小学校の教員をしており、特別支援学級に配属されたばかりでした。
 
 
特別支援学級では、「視覚支援」と言って、先生の話や次にやることなどが「目で見てわかる」ように絵カードなどを活用して理解をサポートします。
 
 
言葉だけでは伝わりにくいことも、目からの情報ならすっと理解し、行動に移せる子がたくさんいることを目の当たりにしていました。
 
 
発達障害の有無にかかわらず、3歳の子どもは「聞く力」がまだ十分に育っていません。
 
 
言葉は耳から一瞬で流れてしまい、記憶として残りにくい特徴があり、絵や文字など目で見る情報の方が理解しやすいのです。
 
 
経験から得たアイディアを活かし、わが家の場合は
 
 
●おやつ
●お風呂
●夕飯
 
 
この絵カードを作成し、順番にホワイトボードに貼って娘に見せるようにしました。
 
 
終わったらカードをはがし、これからやることだけが残るようにしていきます。
 
 
イラストはフリー素材のものをスマホから印刷すると、簡単に作ることができます!
 
 
 
 
この対応は「朝の支度」「おでかけの流れ」など、他のシーンでも大活躍します。
 
 
● 朝:着替え→ごはん→歯みがき→登園
● 買い物:カートに乗る→野菜・肉→お菓子→レジ→帰宅
 
 
このように、行動の流れを見える化することで、「次はなに?」「まだ終わらないの?」といった不安や混乱が減り、癇癪を防ぐことができます。
 
 
「わかった!」「できた!」という経験は、脳を育て、自信を育ててくれます。
 
 
3歳のこの時期は、「わかる」「できた」を増やす絶好のタイミングです。
 
 
子どもが理解しやすい形で伝えて、癇癪を予防し、「できた!」の経験を親子で増やしていってくださいね!
 
 
 
 
「わかった!」「できた!」が増えるヒントをお届けします!

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執筆者:若月綾
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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