「何度言っても宿題をやらない…」と悩んでいませんか?早産児が宿題に苦手意識を持つのは、早脳の特性が原因かもしれません。やらせるのではなく、ママの魔法の声かけで「嫌だなー」を「やるぞ!」に変える方法をお伝えします。
【目次】
1.「宿題の時間=親子ゲンカ」になっていませんか?
2.「できない」が「やらない」に繋がる、早産児の脳の特性
3.うちの息子も宿題が嫌いでした
4.ママの魔法の声かけ3つのコツ
1.「宿題の時間=親子ゲンカ」になっていませんか?
毎日、宿題の時間になると親子ゲンカが勃発…
「早くやりなさい!」と怒鳴る毎日…
あなたは、そんな経験はありませんか?

宿題が嫌いな子に、「なんでやらないの?」と聞いても、「だって、つまらないんだもん」と返ってくるだけ。
そんな、子どもの「嫌だなー」という気持ちを、「やるぞ!」に変える魔法の声かけがあるとしたら、知りたいと思いませんか?
2. 「できない」が「やらない」に繋がる、早産児の脳の特性
子どもの脳は、「行動すること」で発達します。
しかし、早産児のお子さんは、予定より早く生まれるため、発達がゆっくりな場合があります。
そのため、同じ年齢の子と比べて、「できない」と感じる経験が増えてしまうことも少なくありません。

「できない」という経験が増えると、子どもは「どうせ自分には無理だ…」と諦めてしまい、行動しなくなります。
この「できない」→「やらない」→「脳が発達しない」という悪循環に陥ってしまうと、どんどん自信を失ってしまいます。
この悪循環を断ち切るカギを握るのが、『自信』なんです。
3. うちの息子も宿題が嫌いでした
我が家の2か月早産の長男も、漢字の書き取りが大の苦手でした。
毎日、ササッと雑に書いては終わり…
私はつい、「雑に書かないで!」「もっと丁寧に!」と叱る毎日でした。

しかし、私の声かけを変えたことで、息子は「自分から宿題に取り組む」ようになったんです!
「この子には無理だ」と諦めかけていた私が、子どもの成長を心から喜べるようになった、魔法の声かけをご紹介します。
4. ママの魔法の声かけ3つのコツ
成功体験は、子どもにとって『すごい結果』じゃなくても作れます。
ママの捉え方次第で「できた体験」に変わります。
◆①興味を持つ「実況中継」の声かけ
子どもが宿題を始めたら、こんな声かけをしてみてください。
「今、鉛筆持ったね」
「もう名前を書き始めたんだね!」
目に入ってきた『今、子どもがしている事』を言うだけ!
自分では気づかない『できた』をママが言葉にすることで、子どもは「自分はちゃんとできているんだ」と実感し、自信をためていくことができます。
◆②小さな成功を伝える「肯定の声かけ」
宿題が全部完璧にできなくても大丈夫。
「できてるところ」に注目して、その小さな成功を言葉にして伝えてあげましょう。
「何の字書いてるの?この字、すごくよく書けてるね!」
全部が上手じゃなくても、一つでも「よく書けてる」ところを見つけてあげればOK。
子どもの脳は、肯定的な言葉を浴びることで、やる気スイッチが入ります。
◆③良い記憶にする「感情のインプット」
子どもにとって宿題が「イヤな記憶」だと、「もう、やりたくない…」と次の行動につながりません。
逆に、宿題が「ママに褒められて嬉しかった!」という「良い記憶」になると、宿題へのハードルが下がり、取り組みやすくなります。
苦手なことこそ、できた点に注目して「できたね!」で終わらせましょう。
子どもに、宿題を「良い記憶」としてインプットしてあげるのです。

この3つの声かけを実践すれば、成功体験は作れるんです。
それが、子どもの脳を伸ばす第一歩。
ぜひ、今日から試してみてください。
パステルキッズの学校生活をより良くするためのヒントが多数あります!
執筆者:大島さくの
(発達科学コミュニケーション トレーナー)
(発達科学コミュニケーション トレーナー)