ADHDの子が時間を守れないのはなぜ?時間管理ができる子になる親の対応

 

ADHDキッズが時間を守れないのはなぜだと思いますか?やる気のなさや性格が原因ではないのです。朝型脳に変えることで時間管理に必要な6つの力が育ち、時間を守れる子になります。声かけで安心スイッチを入れ、脳を夜型から朝型に変えていきましょう!
 

【目次】

1.ADHDの子どもが時間を守れないのはなぜ?
2.ADHDキッズを変える!朝型脳への切り替えが重要な理由
◆脳が日中にしっかり働く
◆時間管理に必要な6つの力が育つ
3.自分で時間が守れる子になるママの声かけ

 
 

1.ADHDの子どもが時間を守れないのはなぜ?

 
 
ADHDの子どもが「どうして時間を守れないのだろう…」
そう悩んでいるママは少なくありません。でも、それは性格ややる気の問題ではありません。
 
 
ADHDの子どもたちの脳は、「判断」「切り替え」「実行」などの機能ががスムーズに働きにくい特性があります。
 
 
特に、生活リズムが夜型にかたよっていると、脳がうまく働かず、朝の支度や行動の切り替えがさらに難しくなります。
 
 
だからこそ、生活リズムを“朝型”に整えていくことが、自分で時間を管理できる脳を育てる大一歩になるです。
 
 
 
 
 
ADHDの子どもは時間を守れないことが多く、つい叱ってしまいませんか?
 
 
実は、子どもが“時間を守れる子”になるために必要なのは、親が「早くしなさい!」と叱ることではありません。
 
 
子どもの脳を朝型脳に切り替え、朝のひと言で安心スイッチを入れてあげることなのです!
 
 
「何時になったらゲームやめなさい!」
「決めた時間には起きなさい!」
 
 
そう言っても子どもが時間を守れないと、「なぜ時間が守れないの?」「意志が弱いの?」と不安になりますよね。
 
 
でも、“時間が守れる”というのは、ママが言った時間に従うことではありません。
 
 
自分で考えて、「何時に起きよう」「何時までにやめよう」と決めて、その通りに動ける状態になることなのです。
 
 
この違いを理解すると、子どもへの関わり方がグッと変わってきます。
 
 

「癇癪が起きてから対応」するのは逆効果!
”予防”で癇癪ゼロを叶える本

↓↓↓

 

 
 
 

2.ADHDキッズを変える!朝型脳への切り替えが重要な理由

 
 

◆脳が日中にしっかり働く

 
 
生活リズムを朝型に整えていくことで、脳のスイッチが朝に入り、“時間を意識して動ける状態”が整いやすくなります。
 
 
逆に、夜型脳のままでは…
 
 
・朝起きても頭がぼんやりして支度が進まない
 
・言われても反応が遅い
 
・やらなきゃいけないことを後回しにする
 
 
こんな状態では「時間を守る」どころか、何をすべきかすらわからないのです。
 
 
 
 
 

◆時間管理に必要な6つの力が育つ

 
 
生活リズムを朝型に整えていくことで、次のような力が少しずつ育っていきます。
 
 
時間感覚 … 時計を見て「あと何分」がイメージできる
 
見通す力 … 今の行動が次にどうつながるか理解できる
       (例:ゲームを5分延ばすと時間に余裕がなくなり、朝食がバタバタになる)
 
優先順位をつける力 … 「やりたいこと」より「やるべきこと」を選べる
 
切り替える力 … 遊びから準備へ気持ちを変えられる
 
スタートの力(実行機能) … 「わかってるけど動けない」を乗り越え行動できる
 
疲れすぎない脳と身体 … 睡眠と生活リズムが整い、余裕を持って判断・行動できる
 
 
これらが揃うことで、
 
 
「◯時に起きたほうが間に合うから起きよう」
 
「夜ふかししたら朝つらいから今日はやめとこう」
 
このように子ども自身で考え、時間を守れるようになっていくのです。
 
 
では、生活リズムを朝型に切り替えるには具体的にどうしたらいいか?ご説明していきますね。 
 
 
 
打たれ弱く傷つきやすい子
“チャレンジできる子”に変わる
正しい甘やかし方、大公開!
↓↓↓
 
 
 
 

3.自分で時間管理ができる子になるママの声かけ

 
 
私がやってきたことは特別な方法はではありません。
 
 
大事なのは、朝の時間に、安心とやる気のスイッチを入れる言葉を届けることなんです。
 
 
たとえば…
 
 
・「もう起きたんだね!いい時間に起きたんじゃない?」
 
・「おはよう!」と笑顔で伝える
 
・「今日はどんなゲームするの?」
 
 
ポイントは、「できてないこと」じゃなく、“できたことや子どもの好きなこと”に目を向けて言葉にすること。
 
 
それだけで子どもの脳は、「今は安心できる時間、動いても大丈夫!」と感じることができ、お母さんの言葉が入りやすくなるのです。
 
 
 
 
 
子どもにとって、ママの声は“外からの刺激”の中でもっとも影響力が強いもの。
 
 
朝に「今日もダメかも…」と不安を感じさせてしまうと、子どもの脳は“防御モード”になります。
 
 
ですが逆に、たったひとことでも「肯定の言葉」があると、安心を司る脳のスイッチが入ります!
 
 
特に、ADHDだけじゃなく繊細な気質も持っている子どもは、脳が安心してからじゃないと動けないタイプが多いです。
 
 
だからこそ、行動より先に“安心スイッチ”を入れる声かけがカギなんです。
 
 
そのため、生活リズムを戻すより、まず脳のスイッチを入れること。
 
 
朝の「肯定の声かけ」で、子どもを“動ける状態”にしていくことが、何より大事な初期対応になってきます。
 
 
「子どもが時間を守れない」と悩むとき、必要なのは「もっと早く寝かせよう」「もっと強く言おう」ではありません。
 
 
朝型脳を育てて、朝のひと言で脳のスイッチを入れること!
 
 
・朝型で脳が働く環境をつくる
 
・6つの力を自然に育てる
 
・肯定の声かけで安心スイッチを入れる
 
 
この3つが揃えば、子どもはママに言われたからやるのではなく、自分で時間を決めて守れる子どもに育っていきます。
 
 
今日から朝のひと言を変えて、子どもの未来を支える第一歩を始めてみませんか?
 
 
 
 
ADHDキッズを朝型脳に変えて生活リズムを整え、時間管理ができる子へ!
▼無料で毎日情報をお届けしています

 
 
執筆者:ありむらけいこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
発達グレーゾーンの困りごとを大人に持ち越さない 世界一シンプルなおうち発達支援
小冊子無料プレゼント
発達グレーゾーンの困りごとを大人に持ち越さない 世界一シンプルなおうち発達支援
小冊子無料プレゼント
タイトルとURLをコピーしました