不登校の小学生が回復する家での過ごし方は?お家でできる2ステップ

 

不登校小学生の家での過ごし方で必要なことは、段階に合わせて「安心」と「自信」を育てる2ステップです。不登校初期に親ができる関わり方と、回復期に必要なサポートをわかりやすく解説します。
 

【目次】

1.不登校の小学生の家での過ごし方:守ってほしい順番とその理由は?
①不登校初期の小学生にまず「安心」が必要な理由
②回復期に「自信」が大切な理由
2.登校しぶりから不登校にさせてしまった失敗談
3.不登校の小学生が回復する家での過ごし方2ステップ
①不登校初期の「安心」の手渡し方
②回復期の「自信」の育て方
4.不登校支援で1番にしてほしいこと

 
 

1.不登校の小学生の家での過ごし方:守ってほしい順番とその理由は?

 
 
不登校の小学生の家での過ごし方は、まず「安心」を取り戻すこと。そして少しずつ「自信」を育てていくことが大切です。
 
 
なぜなら、安心がないうちに何かをさせようとすると、心にさらなるストレスがかかってしまうからです。
 
 

◆①不登校初期の小学生にまず「安心」が必要な理由

 
 
不登校になった初期の段階では、脳がストレスでいっぱい。これ以上頑張れない状態です。
 
 
この状態ではどんなに「いい活動」でもストレスにしかなりません。
 
 
脳は強いストレスを受けると、無意識に「逃避」または「戦闘」モードになります。
 
 
不登校初期によく見られる「何もしたくない」「すぐ泣く・怒る」といった反応は、心の弱さではなく、脳が自分を守るための自然な反応です。
 
 
これまで当たり前にできていたことができなくなったときは、ストレスが多すぎるサインと考えましょう。
 
 
ちょうどよいストレスは集中力を高めますが、過剰なストレスは前頭葉(考える脳)を停止させ、判断力ややる気を下げてしまうのです。
 
 
 
 

◆②回復期に「自信」が大切な理由

 
 
心と体を休めて“安心”が満たされてくると、少しずつ「やってみようかな」という気持ちが芽生えます。
 
 
このときこそ“自信”を育てるチャンスです。
 
 
なぜなら「自分の行動には効果がある」と感じられることが、次の挑戦への原動力になるからです。
 
 
脳は筋肉と同じで、使えば使うほど育ちます。
 
 
好きなことや楽しいことに夢中になる体験を通して「できた!」「楽しい!」という成功体験を積み重ねることが、自信の土台になります。
 
 
一方で、勉強などの負荷のかかる課題は、「自分でやってみよう」と思えないうちは進みません。
 
 
義務教育9年間の学習は、本気になれば1年で取り戻せるとも言われています。
 
 
「勉強したい」という心を育てることこそ、親にできる最大のサポートです。
 
 
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2.登校しぶりから不登校にさせてしまった失敗談

 
 
娘が登校しぶりを始めたきっかけは「登校班」でした。
 
 
その後、「学童がイヤ」「教室に入りたくない」とできないことが増えていきました。
 
 
私は“不登校にだけはさせまい”と、どんな形でも登校を続けさせました。
 
 
授業を受けずに図書室で過ごし、午前中に帰る日々。
 
 
それでも学校を泣いて嫌がる娘の気持ちが、当時の私には理解できませんでした。
 
 
今思えば、私は娘の「安心」を取り戻すよりも、「挑戦させること」を優先していたのです。
 
 
 
 
学校に行けるようにと焦る気持ちが、逆に娘の心を追い詰めていました。
 
 
不登校になり、朝も起きられなくなったとき、ようやく「朝起きてご飯を食べられるだけでいい」と思えるようになりました。
 
 
発達科学コミュニケーションに出会い、娘に今必要なのは“学校”ではなく“安心”だと気づくことができたのです。
 
 

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3.不登校の小学生が回復する家での過ごし方2ステップ

 
 
小学生の子どもが不登校になったとき、家での過ごし方はとても悩ましいですよね。
 
 
安心と自信を育てる方法を2ステップで解説します。
 
 

◆①不登校初期の「安心」の手渡し方

 
 
学校をしばらく休むと決めたあと、一日家でどう過ごせばいいのか、親にとっては手探りの日々です。
 
 
この時期の考え方の基本は「チャレンジさせないこと」
 
 
頑張らなくてもできることで“安心”を与えましょう。いわば「ストレスゼロ期間」です。
 
 
朝から夜までゲームでもOK。
 
 
大切なのは、親が肯定的に関わることです。
 
 
「ゲームしてるんだね」と穏やかに声をかけ、子どもが安心して過ごせる環境をつくりましょう。
 
 
何をしていても、親が笑顔でいてくれることが、子どもにとって何よりの安心になります。
 
 
 
 

◆②回復期の「自信」の育て方

 
 
心が落ち着き、少しずつ「やってみようかな」という気持ちが出てきたら“自信”を育てる段階です。
 
 
「どうしたらこの子に自信をつけられるか」という軸で関わります。
 
 
一日の中で小さな成功体験をいくつも積み上げていきましょう。
 
 
わが家では、こんな工夫をしました。
 
 
・今日のおやつを選んでもらう
 
・動画を見ながら折り紙を折る
 
・テーブルを拭いてもらう
 
・お風呂が沸いたら教えてもらう
 
 
どんなに小さなことでも「助かる!」「いいね!」と肯定の関わりで、自信貯金を重ねました。
 
 
その積み重ねで小5になった娘は、自分から勉強を再開しました。
 
 
九九に再挑戦し、ローマ字を覚えキーボードに向かい、妹と一緒に漢字問題に取り組んでいます。
 
 
不登校支援に“正解”はありません。
 
 
もし方程式のような答えがあれば、親としてはどんなに楽かと思います。
 
 
けれども、だからこそ解決に導けるのは、子どもの一番近くにいて、一番よく知っている親なのです。
 
 

4.不登校支援で1番にしてほしいこと

 
 
小学生の子どもが不登校になると、親の負担は想像以上に大きくなります。
 
 
子どもの気持ちを受け止めようと頑張るあまり、気づけば自分のメンタルが崩壊しそうになっていることもありますよね。
 
 
うまくいったと思ったら逆戻り。
 
 
親の心はジェットコースターのように上がったり下がったりして、常に不安と隣り合わせです。
 
 
だからこそ、お母さん自身のメンタルケアを忘れないでください!
 
 
 
 
自分がホッとできる時間や、心から楽しいと思える時間を意識して確保しましょう。
 
 
お母さんの心が整うと、家庭全体の空気が少しずつ柔らかくなります。
 
 
そして何より、人生を楽しむお母さんの姿は、子どもにとって最高の希望になります。一緒に進んでいきましょうね。
 
 
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不登校小学生の子どもの親によくある質問(FAQ)

 
 

Q1:ずっとゲームやYouTubeばかり見ています。制限すべきですか?

 
 
A1:不登校初期の子どもにとって、ゲームや動画は「安心できる世界」でもあります。
「ずっとやっていて大丈夫?」と不安になりますが、まずは安心を取り戻す期間と考えて肯定的に関わりましょう。
 
 

Q2:勉強の遅れが心配です。家で勉強させた方がいいですか?

 
 
A2:焦らず「勉強したい」と思える心を育てることが、最短の回復ルートです。
子どもの気持ちが育ったタイミングで手渡せるよう、学習方法の下調べをして待ちましょう。
 
 

Q3:いつまで休ませていいのか、判断が難しいです。目安はありますか?

 
 
A3:数週間で回復する子、数年かけて回復する子、一人ひとり違います。子どもの心の準備が整えば、自然と次の一歩を踏み出せるようになります。
 
 
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執筆者:本田ひかり
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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