中学生「学校行きたくない」理由がわからないのは思春期脳がカギ!原因と対策

 

中学生の「学校に行きたくない」という気持ちには、はっきりとした理由が本人にもわからないことがあります。しかし、それは不登校の初期サインである可能性もあります。ここでは、その背景と家庭でのサポートをお伝えします。
 

【目次】

 
 

1.中学生の「学校に行きたくない」は不登校の前兆?

 
 
中学生が「学校に行きたくない」理由を聞いてもわからないとき、甘えのように見えるかもしれません。
 
 

ですが実は、思春期特有の脳ストレス限界のサインであることも多いのです。

 
 

とくに思春期は不調をうまく説明できず、次のような“前兆”として表れます。

 
 

・情緒が不安定(怒りっぽい/泣きやすい)

・休み明けに行き渋りが強まる

・登校時間が近づくと体調不良を訴える

・朝起きられない

・宿題や提出物への手が止まる

・家ではゲームやスマホに逃避して、学校の話を避ける

 
 

こうしたサインは、まだ学校に行けている段階だからこそ見逃しやすいのです。

 
 
 
 

私自身も「学校に行ってほしい」という思いを優先させてしまい、娘が発していたSOSに気づけませんでした。

 
 

限界まで頑張らせてしまった結果、回復には長い時間が必要になりました。

 
 

次の章では、理由のわからない行き渋りがなぜ起こるのか、思春期脳の仕組みからお伝えします。

 
 
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2.思春期は脳の大転換期!

 
 
中学生が「理由はわからないけど学校に行きたくない」と感じやすい背景には、思春期ならではの脳の大きな変化があります。
 
 
思春期は、脳細胞同士が一気につながり合い、大人の脳へと作り替えられる“脳の大転換期”
 
 
 
 
このとき、感情のアクセルである扁桃体だけが先に急成長し、ブレーキ役の前頭前野の発達が追いつかないため、気持ちが不安定になりやすくなります。
 
 
さらに〈第二次性徴〉による身体の変化、〈不安・自己否定〉といった心の揺れ…。
 
 
まさに思春期は“生きているだけで大変”な時期なのです。
 
 
通常は、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが不安やストレスを整えてくれますが、思春期はこの働きが弱まりやすく、
 
 
・イライラ
・不安
・気分の落ち込み
・やる気の低下
 
 
などの不調が起きやすくなります。
 
 
こうした“思春期脳の不安定さ”が、子ども自身にも説明できない「理由がわからない行き渋り」につながってしまうのです。
 
 

3.「理由はわからないけど行きたくない」を複雑にする発達特性

 
 
とはいえ、思春期脳のイライラや不安がすぐに“行き渋り”につながるわけではありません。
 
 
そこに発達特性が重なると、理由がわからない行き渋りが“複雑化”することがあります。
 
 

①繊細な子

 
 
学校は繊細な子にとって、心にかかるストレスの高い環境です。
 
 
・周囲の空気を読みすぎる
 
・人間関係に気を配りすぎる
 
・小さなトラブルでも心に残りやすい
 
 
こうした特性を持つ子は、毎日少しずつ疲れが蓄積し、限界が突然訪れることがあります。
 
 

②感覚過敏のある子

 
 
小さい頃から服のタグが気になったり、音や匂いに敏感ではありませんでしたか?
 
 
光・音・人の気配…学校は過敏な子にとって、ストレスを浴び続ける環境。
 
 
ただ、本人にとってはそれが普通だったため「過敏性=学校が嫌な理由」と結びつけられません。
 
 
理由はわからないけど学校に行きたくない」という形で疲れが表面化することがあります。
 
 

③理想が高く頑張りすぎる子

 
 
「完璧にやりたい」「ちゃんとしなきゃ」が強く、限界をギリギリまで感じないタイプ。
 
 
ある日突然、気持ちが折れたように動けなくなるケースも珍しくありません。
 
 
 
 
これらの特性を持つ子は、大人から見ると“理由が見えない”ため理解されにくいのが特徴。
 
 
しかし実際には、見えないストレスが限界まで積み上がっている状態。
 
 
だからこそ家庭では、脳と心を整え、安心して元気をチャージできる場所にしてほしいのです。
 
 
次章では、おうちでできる具体的な対応策をご紹介します。
 
 

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4.毎朝「学校行きたくない!」と感じる中学生への4つの対応法

 
 
思春期の「学校へ行きたくない」は、怠けではなく“脳のストレスオーバーのサイン”です。
 
 
だからこそ、家庭では“頑張らせる”よりも脳と心を回復させる関わりが効果的です。
 
 
ここでは、中学生の行きしぶりに悩むご家庭が今日からできる4つの対応法をご紹介します。
 
 

①安心できる「逃げ場」をつくる

 
 
思春期の子どもは、学校での人間関係・刺激・課題など、毎日少しずつストレスが積み重なりやすい状態にあります。
 
 
だからまずは、家を“ホッと安心できる場所”にすることが大切。
 
 
・何も言われずに落ち着ける雰囲気
 
・好きなものに没頭できる時間
 
・否定されないコミュニケーション
 
 
これだけで、脳のストレスは大きく軽減されます。
 
 
 
 

②理由を聞き出そうとしない

 
 
「学校に行きたくない」と言われると「どうして?」と理由を聞きたくなりますよね。
 
 
そこをぐっとこらえて、まずは「そっか、行きたくないんだね」と気持ちを受け止めるだけでOK。
 
 
思春期脳の感情を刺激して、子どもの心を閉ざしてしまわないようにしましょう。
 
 

③生活リズムを整え、セロトニンを回復させる

 
 
セロトニンは、不安・イライラ・やる気の低下を整える“脳の安定ホルモン”。
 
 
思春期はこの働きが弱まりやすいので、家庭で意識して回復させることが重要です。
 
 
朝の光・朝食・ウォーキングなどのリズム運動で分泌が促されます。
 
 
おすすめは「嚙む」こと。ガムやグミで手軽にセロトニンアップ!
 
 
一定のリズムで噛む刺激が、脳の覚醒と落ち着きの両方に効果があります。
 
 

④休みを上手に取り入れる

 
 
“毎日行く”ことを前提にすると、心がどんどん消耗します。
 
 
休ませる決断は不安になるかもしれませんが、思春期は回復にも時間が必要。
 
 
心と体の疲れをリセットできれば、自分から頑張れるようになります。
 
 
最後に、思春期の行き渋りは、脳の変化×見えないストレス×子どもの特性が重なって起こるもの。
 
 
特に思春期の脳は劇的な変化を遂げます。
 
 
娘の不登校をどうにかしたくて学び始めた発達科学コミュニケーションでしたが、不登校かどうかは実はささいなことだと、今では心から思います。
 
 
物事をどう捉え、どう理解し、どんな行動につなげていくか。子どもたちの脳は今その土台を作っている最中。教科書に載っている勉強はいつでも取り戻せます。
 
 
学校に行っているかどうかに捉われず、脳を伸ばすコミュニケーションをしていきましょう!
 
 
 
 
 

 
 

中学生の不登校・行き渋りでよくある質問(FAQ)

 
 

Q1:中学生が原因もないのに学校に行きたくない理由は?

A1:中学生の不登校原因の1位は「無気力・不安」です。なんとなく「学校に行きたくない」と感じる背景には、思春期特有の“脳の大きな変化”があります。

 
 

Q2:不登校になる前の前兆サインは?

A2:特に次の行動が続くときは、脳と心の疲れが限界に近づいているサインです。
  ・情緒が不安定になり、イライラ・涙が増える
  ・朝になると頭痛・腹痛などの体調不良を訴える
  ・家ではゲームやスマホに逃避し、学校や友達の話を避ける
 
 

Q3:親はどう対応すればいい?無理に学校へ行かせるべき?

A3:無理に行かせると、「学校=つらい場所」という感覚が強まり、かえって長期の行き渋りや不登校につながることがあります。登校にこだわらず、脳と心が発達する関わりが、この時期は何より大切です。
 
 
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執筆者:本田ひかり
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)




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