中学校行きたくない…行き渋る子を支える親の関わり方

 

「中学校行きたくない」と行き渋りが起きると、不安になりますよね。行く・行かないより、まず子どもの不安に気づくことが大切です。親の関わり方を少し変えるだけで、子どもが自分で判断し始める関わり方をお伝えします。
 

【目次】

1.中学校行きたくない…行き渋る子どもの対応これで大丈夫?
2.行き渋りが起きるのは親や子どもの性格のせい?本当の原因とは?
3.私が関わり方を変えようと気づいた瞬間
4.行き渋りの不安を支える親の関わり方

 
 

1.中学校行きたくない…行き渋る子どもの対応これで大丈夫?

 
 
「中学校行きたくない」と言われたり、行き渋りが続いたりすると、親はどうしていいかわからなくなりますよね。
 
 
こんなとき、親はつい行く・行かないの判断や、理由に目が向きがちになります。
 
 
しかし実は、判断や理由そのものよりも、子どもの不安を支える関わり方こそが、子どもが自分で判断し始めるきっかけになることがあります。
 
 
行き渋りは、登校前だけでなく、前日の夜や学校の話題が出たときなど、さまざまな場面で起こります。
 
 
理由を聞いてもはっきりせず、昨日までは普通だったように見えることも少なくありませんよね。
 
 
我が家の息子も、行き渋りを起こして学校を休むことが度々ありました。
 
 
そのたびに私は、
 
 
「行くの?行かないの?」
 
「何がイヤなの?」
 
 
と、答えを急がせるような声かけをしていました。
 
 
 
 
すると息子は、イライラしたまま無理に行くか、休むと決めて気まずい空気になるかのどちらか。
 
 
「このまま様子を見ていていいのかな」
 
「何か声をかけたほうがいいのかな」
 
 
そんなふうに正解を探しながら、答えが見つからず親子でぶつかる日々に疲れ切っていました。
 
 

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2.行き渋りが起きるのは親や子どもの性格のせい?本当の原因とは?

 
 
「中学校行きたくない」と言われたり、行き渋りが続いたりすると、
 
 
・もしかして親の関わり方が悪かったのかな
 
・それとも子どもの性格の問題なのかな
 
 
そんなふうに不安になりますよね。
 
 
 
 
しかし先に伝えたいのは、行き渋りの原因は、親のせいでも子どもの性格の弱さでもないということ。
 
 
中学生は、子どもから大人へ向かう途中の時期。
 
 
身体や考え方は成長しているのに、気持ちの整理が追いつかず、些細なことに不安を感じやすくなります。
 
 
環境の変化に敏感になり、その不安が「行き渋り」として表に出ることも少なくありません。
 
 
特に発達グレーの子どもは、
 
 
・人より不安を感じやすい
 
・変化に強く反応してしまう
 
 
といった特性があり、その揺れが強く出やすい傾向があります。
 
 
だから行き渋りが起きたとき、
 
 
「行かせたほうがいいのかな」
 
「理由をちゃんと聞かないといけないのかな」
 
 
と、親が判断や原因を探してしまうのは自然なこと。
 
 
私も同じで、理由がわかれば安心できる気がして、何度も聞いてしまったことがありました。
 
 
だけど聞けば聞くほど、本人も「よくわからない」様子で、余計にモヤモヤしてしまったんです。
 
 
行き渋りは、失敗でも後退でもありません。
 
 
子どもが不安との付き合い方を学んでいる途中で起きている反応。
 
 
だからこそ、親が「行く・行かない」を急いで決めたり、無理に子どもに判断させたりする必要はないんです。
 
 
まず大切なのは、子どもが今どんな不安を抱えているのかに気づくことなんです。
 
 

3.私が関わり方を変えようと気づいた瞬間

 
 
「中学校行きたくない」と行き渋りが続いていた頃、私はずっと判断することに必死でした。
 
 
行くのか、休むのか。
 
 
理由は何なのか。
 
 
今どうするのが正解なのか。
 
 
 
 
だけどある日、子どもと向き合っていて、私が答えを出そうとすればするほど、息子はしんどくなっていると気づいたんです。
 
 
先日、息子が「今日は体育があるから、学校休みたい」と話してきたことがありました。
 
 
以前の私なら、
 
 
「それくらいで休むの?」
 
「行ったほうがあとでラクじゃない?」
 
 
と、すぐに行く・行かないの判断に入っていました。
 
 
そして結局、息子はイライラしたまま無理に行くか、休むと決めて親子関係がギクシャクするか。
 
 
何度繰り返しても、行き渋りはなくならなかったんです。
 
 
それなら、少しだけ関わり方を変えてみようと思いました。
 
 
私は、「そっか。体育がイヤなんだね」と、理由を深掘りせず、気持ちだけを受け取りました。
 
 
行くか休むかはその場で決めず、「今は体育がしんどいんだね。わかったよ」と伝えました。
 
 
正直、内心は不安でした。
 
 
これで本当に大丈夫なのかなって。
 
 
だけど、判断を急がず気持ちを受け止めることに徹したことで、私も息子もイライラすることが減りました。
 
 
そして無理に学校へ行ったあと荒れていた息子も、少しずつ落ち着いていったんです。
 
 

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4.行き渋りの不安を支える親の関わり方

 
 
行き渋りが起きると、つい何かしなきゃと思ってしまいますよね。
 
 
しかし無理に背中を押したり、正解を決めようとしなくても大丈夫です。
 
 
必要なのは、子どもの不安に気づき一緒に考えるという関わり方です。
 
 
私が実際に試してみて、子どもの不安が和らいだ具体的な親の関わり方を3つご紹介します。
 
 
 
 

◆①子どもの気持ちに共感する

 
 
行き渋りが出たときは、
 
 
「学校行きたくないんだね」
 
「今はしんどいんだね」
 
 
と、まず気持ちをそのまま受け取ります。
 
 
正しいかどうかは考えず、そう感じている事実を認めることを大切にすることが大事です。
 
 

◆②親が不安な気持ちを言葉にする

 
 
中学生は、「イヤ」「無理」という言葉の裏にある不安を、うまく言葉にできないことがあります。
 
 
「体育がイヤだったんだね」
 
「長距離走るのが、イヤなんだね」
 
 
と、子どもの気持ちをそのまま言葉にする。
 
 
不安が言葉になることで、子どもは少し落ち着いて考えられる状態に戻っていきます。
 
 

◆③行く・行かないの判断を急がせない

 
 
気持ちが受け止められ、不安が整理されたあとで、ようやく「どうするか」を考える余白が生まれます。
 
 
だから私は、
 
 
「今すぐ決めなくていいよ」
 
「少し考えてからで大丈夫」
 
 
と、判断を急がせないようにしました。
 
 
親が急がなくなると、子どものほうから「今日はこうしようかな」と、自分で考えて話してくれることが増えていきます。
 
 
行き渋りの場面で、親が答えを出す必要はありません。
 
 
子どもの気持ちを受け止め、不安を一緒に言葉にし、考えられる状態を支える。
 
 
関わり方を少し変えるだけで、行き渋りは子どもが自分で判断する力を育てる時間に変わっていくと感じています。
 
 
まずは子どもの言葉を聞くところから始めてみませんか?
 
 
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執筆者:平野可奈子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

         
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