発達障害の子どもに育てにくさを感じる場面では、「できない」のではなく「学び方が合っていない」ことが原因です。この記事では、動物に優しく触れない行動を例に、言葉ではなく体験で理解する関わり方を解説します。
【目次】
1.発達障害で育てにくいと感じる「できない行動」の正体とは?
2.「優しくして」と言っても伝わらない理由|学び方のズレ
3.言葉ではなく体験で理解する!行動が変わる関わり方の型
4.育てにくさを変えるポイント|学び方を合わせる関わり
1.発達障害で育てにくいと感じる「できない行動」の正体とは?
発達障害の子の育てにくさの正体は、「できない」ではなく「学び方のズレ」にあります。
学び方を合わせることで、これまで伝わらなかった行動も変わっていきます。
・おもちゃは優しく遊んでね
・本はなげると危ないよ
そう言っても、伝わらない。これが日常で続くと、育てにくいなと感じますよね。
この時子どもは、ママのお話を聞いていないのではありません。
理解できないから行動に移すことができない状態なのです。

つまり、その子が理解できる形で伝えることができれば、行動にうつすことができます。
この記事では、言葉では伝わらない子が、その子が理解できる形で伝えることで、「育てにくい」を変えるポイントをご紹介します。
2.「優しくして」と言っても伝わらない理由|学び方のズレ
言葉で伝えても行動が変わらない子は、子ども自身が体験することで理解できる子です。
ママは普段、どんな風に子どもに声掛けをしていますか?
・コップはゆっくり持ってね
・小さい子には優しくしてね
など、言葉で伝えていませんか?
優しくかみ砕いても、何度説明しても、伝わらない。
その原因は「言葉だけで説明している」からです。

わが家の息子も、動物が大好きなのに、強くたたいたり、砂をかけたり、困った行動がありました。
しかしこれは、優しくできないのではなく、「どう関わればいいか」を学ぶ機会がなかっただけでした。
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3.言葉ではなく体験で理解する!行動が変わる関わり方の型
行動を変えるためには、教え方ではなく「学び方」を変えることが必要です。
具体的には、言葉で教えず、体験させ、感覚を一致させることです。
わが家の動物のふれあい体験に行く前の体験を例に説明します。
まず、ママを動物に見立てて触ってもらいます。(体験)
強いときは「これは痛い」、ちょうどいい力加減の時に「これが優しい、気持ちいいよ」と伝えます。(感覚の一致)
さらに、子ども自身が「触られる側」を体験することで、「この強さは痛い」「この強さは気持ちいい」と、相手の感じ方も理解しやすくなります。

このように、自分の行動と相手の反応をセットで体験することで、「痛い」「優しい」という基準を理解していきます。
4.育てにくさを変えるポイント|学び方を合わせる関わり
この関わりは、叩く・押す・乱暴など、日常のさまざまな困りごとにも応用できます。
例えば、お友達のことを叩いてしまう子であれば、
その行動をママが受けて、強くたたいたら「これは強い、痛いよ」、弱くたたいたら「これなら大丈夫」と、その場で伝えていきます。
このように、自分の行動と相手の反応をセットで体験することで、子どもは「どのくらいが適切か」という力の基準を理解していきます。
優しくなどのあいまいな表現は、言葉で教えるのではなく、子どもに分かる形で体験すると身に付くのです。
学び方が合えば、理解が進み、理解ができれば、行動がかわっていきます。

「伝わらない」のではなく「伝え方が合っていない」という視点を持つことで、子どもの行動は少しずつ変わっていきます。
そして学び方が合えば、子どもは自分で考えて行動できるようになっていきます。
親子でたくさんの体験をして、笑顔の時間を今よりもっと増やしていきましょう。
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執筆者:栗原かおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)



