中学で不登校、この先どうなる?オーストラリア留学へ挑戦した親子の記録

 
 
こんにちは!
 
 
Nicotto Projectでは、
私たち大人が脳科学や発達科学、
心理学の観点から発達を継続的に学び、
 
わが子の脳を育てる
コミュニケーションを実践し
人財育成を軸に活動しています。
 
 
子どもの可能性を拡げる未来を築くため、
大人も成長し続けることに挑戦しています!
 
 
今回は、Nicotto Projectの学びの場のひとつ
<スタディコンサル>をご紹介します!
 

監修者:吉野加容子

発達科学コミュニケーション創始者/パステル総研主宰/発達科学ラボ代表

 

脳科学をベースに、発達障害・発達グレーゾーンの子どもの発達支援を専門とする。広島大学教育学部卒業後、東京学芸大学大学院修士課程、慶應義塾大学大学院博士課程で学び、民間企業での脳科学研究、医療機関での発達支援、大学での教育に従事。

 

15年以上にわたり発達に悩む親子と向き合う中で、「子どもの発達を本当に伸ばすのは、家庭での365日の関わりである」という結論にたどり着く。

 

病院や学校だけでは支援が届きにくい発達グレーゾーンの子どもたちに対して、家庭で再現できる支援を確立するため、脳科学・教育学・心理学を融合した独自メソッド「発達科学コミュニケーション」を開発。

 

これまでに数多くの親子の変化を生み出し、“ママが変われば子どもが変わる”という発達支援の新しい当たり前を広げている。

著書に『発達障害とグレーゾーン 子どもの未来を変えるお母さんの教室』『脳を育てる親の話し方』『脳が喜ぶ子育て』など。

不登校になったとき、見つめ直したい子どもの未来

 
 
このまま学校に行けなかったら、将来はどうなるのだろう。
 
 
そんな不安の中で、親はどうしても 「どうしたら学校に戻れるか」 を考えたくなります。
 
 
けれど、不登校の今こそ必要なのは、学校に戻すことだけをゴールにするのではなく、「この子がどんな人生を生きていくのか」という視点で見つめ直すことなのかもしれません。
 
 
今回ご紹介するのは、Nicotto Projectメンバー 市野巴菜さんの親子のストーリー。
 
 
市野さんの息子さんは、中学1年生の冬に不登校になりました。
 
 
そこから少しずつ自分の力を取り戻し、春にはオーストラリア留学へ挑戦するまでになりました!
 
 
勇気づけられるレポートを発表してくれた市野さん
 
 

順調だと思っていたのに…中1で不登校

 
 
市野さんの息子さんがオーストラリアに興味を持ったきっかけは、小学6年生の授業参観。
 
 
オーストラリアについて発表したことをきっかけに、息子さんは少しずつ「行ってみたい」と話すようになったそうです。
 
 
Nicotto Projectの仲間との対話の中で、市野さんも「海外という選択肢もあるのかもしれない」という新しい視点に出会います。
 
 
そこで、「春休みにオーストラリア留学に行ってみない?」と提案すると、「行ってみる!」との返事が。
 
 
こうして、オーストラリア留学への挑戦が動き出しました。
 
 
ところが、そのわずか2週間後。息子さんは不登校になりました。
 
 
勉強もやらない。大好きだった将棋もやらない。今までできていたことが止まっていく。
 
 
市野さんは、「この子はこの先どう生きていけばいいのだろう」と、未来が見えなくなったといいます。
 
 
それでも、なんとか学校につなげたい。そんな思いから、「試験だけでも受けてみない?」と声をかけてみても… その言葉は逆効果。
 
 
学校や学習の話題を出すたびに、息子さんは荒れてしまったのです。
 
 
そこで市野さんは、「今は、学校の話をするタイミングではない」と気づいたそうです。
 

「学校に戻す」ではなく「人生を見る」へ

 
 
市野さんにとって大きな転機になったのが、Nicotto Projectで出会った「人を感動させる人になろう」という言葉でした。
 
 
息子さんと一緒にNicottoProjectイベントの動画を観ると、「僕は今、そんなすごい時代に生きているの?」と不登校になってから一度も見せなかったようなキラキラした目で話したそうです。
 
 
学校に行けなかった経験があっても、その後どう生きたかを語れる人は、人に勇気を与えられる。
 
 
そう考えたとき、「学校に戻すこと」ではなく、「この子がどんな人生を生きるか」に目が向くようになりました。
 
 

挑戦の土台を作る3つの関わり

 
 
市野さんがまず大切にしたのは、息子さんを動かすことではなく、安心をつくることでした。
 
 
✓1つ目は、学校や学習の話をいったんやめること。
 
 
つい学校の話をしたくなる自分を止めるために、毎朝ノートアプリに「絶対に言わない」と宣言していたそうです。
 
 
✓2つ目は、本人のタイミングを待つこと。
 
 
親のタイミングで動かそうとするのではなく、息子さんから話題が出てくるのを待つようにしました。
 
 
✓3つ目は、好きなことから回復する時間を大切にすること。
 
 
将棋や料理など、息子さんが安心して取り組めることを優先しました。すると、何もやらなくなっていたように見えた息子さんに、少しずつ変化が表れ始めました。
 
 
・夕飯づくりを続ける
・オンライン英会話を自分で予約する
・好きな教科から勉強を進める
・将棋を再開する
・英検3級に合格する
 
 
市野さんが実感したのは、「やらせる」から「安心する」へ変えたことで、子どもが自分で動き出したということでした。
 
 
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オーストラリアで見えた、息子さんの“生きる力”

 
 
春、息子さんはオーストラリアへ向かいました。
 
 
不安で涙を流す場面もありましたが、自分から英語で伝えたり、人に聞いたりしながら、一つひとつ乗り越えていき、語学学校の修了式では、優秀な生徒として表彰される経験もしたそうです!
 
 
市野さんは「学校に行けるかどうかだけでは見えなかった力が、新しい環境の中で表れ始めていた」と感じたと教えてくれました。
 
 
 
スタディコンサルの中で市野さんは、オーストラリアから帰国した日の夜、息子さんから送られてきた言葉を、息子さんの同意を得て共有してくださいました。
 
 
世界は繋がっている。サッカー、放送委員長、大好きなオーストラリア、頑張って勉強してきた英語、全てが留学につながった。
 
12月には学校に行けなくなってしまった。でもこれが僕の選択した道。その枝の一つに英語を頑張り海外で生きるという葉っぱがあることを教えてくれた。そんな旅だった。
 
波の速さはそれぞれ異なっていた。だから別に人よりゆっくりでいい。波の速さは違うけれど同じ方向を向いている。人と協調することでいいものが作れる。
 
繊細さは人の心を揺さぶる。僕も繊細さを磨いていきたい。
 
学校に行っていない。体が小さい。人よりも様々なハンデを抱えている。でも英語など人よりもできることがある。
 
大事なのは、それを毎日コツコツ頑張り、自分の武器にして、それを職業に結びつけること。
 
 
 
 
市野さんはこの手紙を読んで、息子さんの繊細さや感じ取る力、そしてそれを言葉にする力に改めて感動したそうです。
 
 
発表を聞いたメンバーたちも心を動かされ、「私たちのことも感動させてくれたよ、とぜひ息子さんに伝えてほしい」と涙を流す場面も。
 
 
 
 
学校に行けるかどうかだけでは見えない力がある。
 
 
市野さん親子の発表は、不登校に悩むママたちへ希望を届けてくれる時間となりました。  
 
 

不登校は「終わり」ではなく、人生を見直す始まりになる

 
 
いかがでしたか^^?
 
 
子どもが不登校になると、
 
 
「私の関わり方が悪かったのかな」
「この先どうなってしまうのだろう」
 
 
と、答えの出ない不安を一人で抱え込みやすくなります。
 
 
けれど、市野さんのストーリーが教えてくれるのは、子どもの未来は「今、学校に行けているかどうか」だけでは決まらないということです。
 
 
親の見方が変わると、関わりが変わる。関わりが変わると、子どもが安心を取り戻していく。その先に、思いがけない挑戦が生まれることがあります。
 
 
Nicotto Projectでは、同じように子育てに悩み、学び、実践してきたママたちが、それぞれの親子の変化を分かち合っています。
 
 
次回もお楽しみに!
 
 
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執筆者:ひきのなつき
発達科学コミュニケーションアンバサダー

 

息子の登園しぶりや癇癪にうまく関われず疲弊する中で、「私がお母さんでいいのかな」と自己嫌悪を繰り返す子育てを経験。

 

発達科学コミュニケーションを学び、NicottoProjectで同じように悩んできた親子の事例に触れる中で、「誰にも分かってもらえない」と思っていた日々から、「一人じゃない」と感じられるように。

 

現在もNicottoProjectで学びを深めながら、自身の経験をもとに、同じように悩むママへ子育てのヒントを届けている。

 
 

よくある質問(FAQ)

 

Q1. 不登校の子に学校の話をすると荒れるのはなぜですか?

学校や勉強の話が、子どもにとって不安やプレッシャーにつながっている場合があります。やる気がないのではなく、脳が安心できない状態になっていることもあるため、まずは「今は学校の話をするタイミングか」を見直すことが大切です。
 

Q2. 不登校の子に「学校に戻す」ことを優先しなくても大丈夫ですか?

学校に戻ることだけをゴールにすると、親子ともに苦しくなることがあります。大切なのは、子どもがどんな人生を生きていくのかという視点で、今必要な関わりを見立てることです。安心を土台にすることで、学校以外の場でも挑戦する力が育つことがあります。
 

Q3. スタディコンサルではどんなことをしていますか?

スタディコンサルでは、Nicotto Projectメンバーが自分の子育て実践や変化を言葉にして共有します。実例をもとに、子どもの見方や関わり方を一緒に考え、実践につなげていく学びの場です。

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