発達障害・グレーゾーンの幼児・小学生の祖父母宅への帰省。年末年始にぜひ開催してほしいアレ!をお伝えします!
発達科学コミュニケーショントレーナーの岩下まいです。
発達障害・グレーゾーンの子どもと過ごす年末年始こそ、じぃじ・ばぁばとの〇〇会で自己肯定感をUPしちゃいましょう!
レッスンスクリプト
本日は、年末年始、帰省先でオススメなおじいちゃん、おばあちゃんとの過ごし方についてお話します。
今回の帰省ではどれくらいぶりにおじいちゃん、おばあちゃんに会いますか?数ヶ月、半年ぶり、1年ぶり、数年ぶりでしょうか?
可愛い孫の成長を何よりも喜ぶのがおじいちゃんおばあちゃん!帰省こそおじいちゃん、おばあちゃんをミカタにつけて子どもの発達を促しましょう♪
そこで帰省先でぜひやっていただきたいのが、お子さんのイベントのビデオ鑑賞会です!
実は、ビデオ鑑賞でご両親やおじいちゃんおばあちゃんが本人の頑張りを認める機会は脳の発達、自己肯定感を上げるのにものすごく効果的でオススメなんです!
今年も園や小学校でのイベントはたくさんあったのではないかなと思います。子どもが悪目立ち全開だからビデオはあまり見せたくない〜…というお母さんもいらっしゃるかもしれませんね。
集団行動から外れている記録ってお母さんにとってはすごくショッキングですし、あまり見返したいものではないですよね。もしかすると、おじいちゃん、おばあちゃんにとってもショッキングかもしれません。
そして映像を観て「言ってきかせなければ!」と゛しつけたい気持ち”に拍車がかかるかもしれません。もちろん、ものすごく抵抗のある方は予め選別したものを観せてもいいと思います。
たくさんの大人が集まるときこそ、子どもをたくさん褒めてあげられる絶好の機会ですので、ぜひ積極的にビデオ鑑賞会を実施してほしいと思います。
そして悪目立ちを含む映像の鑑賞が可能であれば、 ご家庭の環境にもよりますが、できればビデオ鑑賞会を行う前に
・集団生活で悪目立ちをしてしまう子どものことが心配であること
・専門家がすすめていた対策法で、ビデオ鑑賞会を通してたくさんの大人に褒められる経験を与えてあげたいこと
・悪目立ちをしていることを咎めたりすると更に自己肯定感を失ってしまうので、そんな場面が出てきたら目を瞑ってほしいこと
これらをご両親が協力して事前におじいちゃんおばあちゃんに伝えてあげてください。
そうすることで、お子さんの発達をご両親が気にしていることも伝わりますし、おじいちゃん、おばあちゃんも可愛い孫の成長のために一役買いたい気持ちも生まれるでしょう。
鑑賞会はできるだけ同じ空間で行いますが、横に座らせて直接子どもを褒める必要はありません。そして、鑑賞会を本気で嫌がったり苦痛に感じている様子なら無理やり開催する必要もありません。
お子さんの様子を見ながら開催してくださいね。鑑賞会を始めると照れて動き回るお子さんや、隠れてしまうお子さんもいるかもしれませんね。
全然OKです!ただ、大人の話が聞ける距離にいることがとても重要です。
その鑑賞会でやっていただきたいのが、゛間接褒め“です。 ”間接褒め”は直接的な褒めよりも何倍も子どもの自己肯定感UPにつながるという話もあるくらいオススメなんですよ。
独り言のように
『わー!こんなにしっかり手を伸ばせるようになったんだ〜』 や
『見て見て!このあとすっごい上手に踊るんだよー!』
など、できていることを具体的にあげてつぶやいたり、おじいちゃんおばあちゃんや大人同士の中でこんなにできているようになったことがあるということを声に出して、大人が自分のことを褒めているんだということを耳に入れてあげてください。
映像を観ながら肯定的な実況中継でもいいです。 子どもに興味を示して喜んでいる様子を見せてあげてください。もちろん、本人が褒められたがっているアピールがあれば、どんどん皆で直接褒めてあげてくださいね。
おじいちゃんおばあちゃんがめいっぱい褒めていても、お母さんは謙遜する必要は全くありません。ぜひ笑顔でそうなんです〜!と受け入れてその様子もお子さんに見せてあげてください。
ビデオ鑑賞会はただのお子さんの成長の報告会で終わらせるのはもったいないです。
日常生活で自己肯定感が低くなりがちな発達障害・グレーゾーンの子どもにとって、身近なたくさんの大人に褒めてもらう貴重な機会ですので、積極的に開催してもらえたらと思います。
この鑑賞会をきっかけに、以後の活動がスムーズに動いてくれることもありますので、ぜひ試してみてください♪ 楽しい年末年始になることをお祈りしています!
講師:岩下まい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)