うちの子発達障害!?しつけが効かない!こんな風に毎日悩んでいるお母さんおられませんか?しつけが効かないことには理由があります。子育てが辛いママだからこそ気づけるその勘、アタリです。発達障害について、子育てについて一緒に考えていきましょう! |
【目次】
1.発達障害あるある「しつけが効かない」
子育てが辛い…しつけが効かない…こんな風に毎日悩んでいるお母さんおられませんか?これ実は、発達障害の子どもあるあるなんです。
発達障害ってどんなイメージでしょうか?
・空気が読めない
・集団が苦手
・忘れ物やミスが多い
・こだわりが強い
・むやみにウロウロ
・落ち着きがない
・集中力が続かないが、好きなことには集中しすぎる
・集団が苦手
・忘れ物やミスが多い
・こだわりが強い
・むやみにウロウロ
・落ち着きがない
・集中力が続かないが、好きなことには集中しすぎる
などでしょうか?
発達障害というのは、生まれつきの脳機能の発達のかたよりによっておこっている障害です。決してお母さんのしつけのせいではありません。
簡単に言うと、脳はいろいろな働きをしています。場所によって働きも違います。その脳の働きの成長ぐあいが早かったり遅かったりすることで、得意なところもあるけれど、苦手なところが目立ってしまい、毎日の生活で困ってしまっていることを言います。
得意なことと苦手なこととの差(凸凹)は、誰にでもあるものですよね。ですが、その差がものすごく大きくアンバランスなのです。
通常の育児ではうまくいかないことが多くあるかもしれません。なので、どうしてもお母さんからみると「しつけが効かない」状態に陥りがちです。
例えば、
「言うこと聞いてくれない!」
「なんど注意しても、同じことを繰り返す」
「注意しても伝わっているのだか…」
「じっとして!といっても、じっとしない…」
「なんど注意しても、同じことを繰り返す」
「注意しても伝わっているのだか…」
「じっとして!といっても、じっとしない…」
など。
自分の中では普通のしつけをしているはずなのに、なんでこの子は言うことを聞かないのだろう?と不安になってしまうのです。子育てが楽しいとも思えず、イライラ、ガミガミ…。
私にも小学生の息子がいますが、そんな風に思って不安になったり育児が辛いと悩んでいたひとりです。
「しつけが悪かったかな?」
「甘やかしすぎたかな?」
「育て方まちがっちゃったかな?」
「甘やかしすぎたかな?」
「育て方まちがっちゃったかな?」
子どもは可愛いとは思っていたけれど、本当に、育児が辛かった。ストレスでした。
実の親にも
「あんたが、甘やかしたせいちゃうの?」
「3歳までが肝心なんやからね」
「こんな大変な子、見たことないわ」
「3歳までが肝心なんやからね」
「こんな大変な子、見たことないわ」
などと言われていました。
息子のことを「もしかして?」とは思っていました。でも、ネットや本に載っている発達障害の特徴すべてが一致していなかったので、違うかなと思っていました。
色々な本を読み、ネットで検索し、よいという育児方法を試してきました。でも困った行動が減ることはありませんでした。そんなとき、発達科学コミュニケーションと出会い衝撃の事実を知らされました。
親である私は、しつけが効かないことに、悩んだり困ったりしていたのですが、本当に困っているのは子どものほうだったのです。困った行動にも理由があり簡単に言えば、脳の発達が未熟だからということだったのです。
そして、発達障害・グレーゾーンの子には特に、できないことや困った行動などに注目するしつけはNGだったんです。
2.発達障害の子どもの困った行動について考える
発達障害とはどういうものなのか、理解しておくことはもちろん大切です。でも、大切なことは、日常生活の中で何に子どもが困っているかということです。
「なんでこの子こんな事するの?」という困った行動の裏には
「できない」
「わからない」
「どうしたらいい?」
「助けて!」
「わからない」
「どうしたらいい?」
「助けて!」
など、サインが隠されていることが多いのです。
同じ診断名であったとしても、発達障害の特徴はさまざま。困りごともさまざまです。
自閉症スペクトラム障害(ASD)だとか、
注意欠陥多動性障害(ADHD)だとか、
学習障害(LD)だとか…
それがどうしたの?そうだからなんなの?そんなの関係ない!
「毎日の生活の中で困っていることをどうにかしてほしい!」
「自分の気持ちをわかってほしい!」
「自分のことを褒めてほしい、認めてほしい!」
「自分の気持ちをわかってほしい!」
「自分のことを褒めてほしい、認めてほしい!」
というのがお子さんの思いだと思います。
学校など周りの子どもたちも
「○○ちゃんは、勉強は苦手みたいだけど、一緒に遊ぶとすごく楽しい!」
「○○くんは、虫のことについては、ものすごくよく知っているんだよ!」
「○○ちゃんは、大きな音が苦手なんだって!」
「○○くんは、急にうしろから声かけられたり、触られたらびっくりしちゃうんだって。だから気を付けよう!」
「○○くんは、虫のことについては、ものすごくよく知っているんだよ!」
「○○ちゃんは、大きな音が苦手なんだって!」
「○○くんは、急にうしろから声かけられたり、触られたらびっくりしちゃうんだって。だから気を付けよう!」
そういうことがわかっていればいいんだと思います。
困っている子がいたとしたら、周りにいる人たちが、その子に「寄り添える」「気を配ることができる」。そして、お子さんも「わからないよ。教えて!」、「どうしたらいいの?助けて!」と言える環境。こんな風になればいいと思っています。
子どもたちは、みんながみんな「頑張ればできる」わけではありません。「頑張っていてもできない」、「頑張っているのに、頑張っているようにみえない」そんな子もいます。
子育てする中で「あれ?」、「おかしいな?」と思うことがあったかもしれません。今もあるかもしれません。そして色々と調べ、このサイトにたどり着き、読んでくださっているのかもしれません。
なにかしら、発達障害の特徴にあるような困りごとがある。でも全て当てはまるわけではない、診断がつくほどでもない。いわゆるグレーゾーンですね。
診断名がつかないとサービスは受けにくいのが現状です。でもあきらめないでください!診断がつかなくたって、毎日の生活でお子さんやお母さんが困っていることがあったら、それをどうにかするべきです。
市の相談にいっても、幼稚園の先生に相談しても
「大丈夫よ」
「みんなあることだから」
「○○ちゃんが、発達障害だったら、みんなそうなっちゃう」
「みんなあることだから」
「○○ちゃんが、発達障害だったら、みんなそうなっちゃう」
わたしもかつては、そう言われてきました。相談しても「大丈夫」と言われる。
「お母さんの育児で大丈夫です!この調子で頑張ってください」
「よく頑張ってますね!」
「子どもも成長しますから…」
「よく頑張ってますね!」
「子どもも成長しますから…」
ねぎらいの言葉はかけてもらいました。でも具体的な解決策は、誰も言ってはくれません。本にも書いてありません。「自分の育児は、間違ってない」、「頑張ってるんだ!」とそのときは思えます。でも、子どもは変わらない。そして、また不安になる…。堂々めぐりでした。
お母さんが「あれ?」と思えば、それはやっぱり「育てにくい子ども」なんだと思います。毎日24時間365日みているお母さんなんですから。そして、子どもも困っているのです。では、親である私たちは一体どうしたらいいのでしょうか?
3. 子育てが辛いお母さんだからできる!家庭で子どもを発達させる一番の近道
先ほど、困った行動の理由は、脳の発達が未熟だからとお伝えしました。つまり、脳を発達させると子どもの発達が進んでいくのです。そして子どもの困った行動も減っていきます。
発達障害のあるなし、グレーゾーンかどうかに関わらず、まずは、試してほしいことがあります。それは、「今できていることに注目する」ということです。
自分の育児を振り返ってみてください。できないことに注目して「将来できなければ、困るから…」とか、「あの子はできているから、うちの子もできないと…」など、親心でしつけしてしまっていませんか?
できていることが当たり前
遊んだら片づけるのが当たり前
ごはんをたべたら歯磨きが当たり前
学校から帰ったら宿題するのが当たり前
遊んだら片づけるのが当たり前
ごはんをたべたら歯磨きが当たり前
学校から帰ったら宿題するのが当たり前
私はそんな風に思って、できないことを叱ってしつけしていました。でも子どもは、なかなかできないですよね。
お母さんはイライラ、ガミガミ…子どもは自信をなくす。子どもは自信をなくすと、余計にできることもできなくなってしまいます。逆に自信があるときは、わりとできたりするものです。
できていることを「できているね!」と、優しく笑顔で声をかけてあげてください。
「朝、ちゃんと起きれたね!」
「歯磨きしてるんだ!」
「着替えはじめたね!」
「お風呂入る準備してるんだね!」
「歯磨きしてるんだ!」
「着替えはじめたね!」
「お風呂入る準備してるんだね!」
たったこれだけの、声かけです。
今、できていることに注目してできていることを「できているね!」と声かけする。これが、褒めていることになるのです。これを続けることにより、子どもは「これでいいんだ」とだんだんと自信がついてきます。
自信がついてくると自ら行動するようになってくるんです。うちは、この声かけで毎日の生活が親子ともに楽になりました。
はじめは、できないかもしれません。子どもも「え?」「急にどうしたの?」という反応をするかもしれません。
でもぜひ、続けてみてください。お母さんだからこそ、子どもの困っていることに気づくことができる!そして、できていることに注目できると思います。ぜひ、試してくださいね!
褒めることでこんな効果もあります!興味のある方はこちらの記事も是非ご覧くださいね。
執筆者:愛川まいこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)